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ヤクザとカタギの同級生シリーズ・3冊目です。
紆余曲折をくぐりぬけた極道堅気カップルも、
ついにひとつの結末をむかえましたねぇ。
あぁ、こうきましたか! …というような、
納まるものが納まるべきところへ落ち着いたような、
心の片隅で見守っていた子供が、やっと独立したような(?)
読者としては、そういう気分になりますねぇ…実に!
仕事を辞めて、極道と人生を共にする決意をした男は、
今度は弁護士として、極道の恋人を支えて生きていく決心をするまでに成長。
(↑ここが受様・純耶の、しなやかな根性の結末なのよね。)
そして…変わらず、堅気上がりの恋人を守って生きてゆく極道☆
(↑いろいろ抱えた攻様・卯月の、盤石な男前ぶりは、やっぱりいい!)
ちょっとした浪花節を語ってもらった、そんなお話です。
それにしても…シリーズ1冊目から今まで、いろいろありましたねぇ。
恋の始まり時は高校生で、ナイーヴな心がうるうる状態☆
…が、あっけなく壁の前に撃沈。
そして大人になって再会して、本気で本格的な恋人になって、
極道部下の横槍とか、堅気上司の白い目とか…障害物をその度に乗り越えて、
ついには組長親爺殿まで黙らせる(←というより唸らせる)ほどの、
泣かせるばかりの覚悟のほどは、やっぱり文句無しにカッコいいのです。
人生はジェットコースター…というよりも、極道に関わればジェットコースター(!)
こんな恋を、ほとんどブレずにやってのけるのは、やっぱり覚悟がキーワードです。
純耶って男は、シリーズ通して…ここぞっていう時に、良い覚悟見せてくれるんです。
それも絶体絶命のピンチの時に限って、妙に折り目正しく筋を通して!
(↑この心理って…女が別れ話する寸前の、妙に覚悟を決めた時とか、
病み上がりの人間が、ハラを据えて回復に励む時とか…
そういう極限状態でしか現れない類の、独特の状態なのよねぇ。)
物語本編は、とりあえずこれでケリはついたようです。めでたし、めでたし☆
さて…お楽しみのベッドシーンですけどね~こちらのほうは、すっかり安定したもの。
文章よりも、絵のほうが数段…エロいのです。