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不運な僕が、不運な君と出会った。それは、運に引き寄せられた運命――最上の幸運。祐也が贈る感動作!
1冊丸々、一つのストーリーです。事故のせいで3日しか記憶を保てない攻めの倖一と、そんな倖一を健気に愛する受けの知永の、切なくてキュンとなる純愛モノです。
いつもは出会った人のことは覚えていられないのに、知永のことだけは忘れられなかった倖一。一生懸命に、知永のことを覚えていようとする姿に胸が痛くなります。
一方の知永も、最初は倖一のおかしな態度に不安になっていたけど、病気のことを知ってからは倖一の分も覚えているから大丈夫と、本当は自分のことを忘れてしまうのが悲しいくせに平気な振りをするのが切なかったです。会えずにいたせいで忘れられてしまった時に、嘘をついて初めてのエッチをしようとする姿にもキュンとなりました。
ちょっと倖一の弟の意地悪度が酷いと思ったけど、一応のハッピーエンドで良かったです。
記憶喪失だけでなくて脳に血腫ができていたり、知永の兄が反対してきたりと、最後までハラハラしました。ご都合主義でもいいから、手術で記憶喪失が治ってほしかった…、とそれだけが心残りです。