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表題作恋人がなぜか多すぎる

(ネタバレ防止)
バス事故に遭遇した5人の中の1人
神崎瑛
大学1年生

あらすじ

旅先でバス事故に巻き込まれた従兄が、意識不明の重体!! しかも目覚めたときには記憶を失い、別人に意識を奪われていた!? 美貌だけれど、意地悪な俺サマだった聖人の様子に、弟分の瑛は呆然!! でも、不遜な物言いや態度は似ているけど、優しい眼差しは確かに別人――。「俺は聖人じゃない」と主張する彼を信じた瑛は、聖人と一緒にいまだ意識不明の本体候補の四人の青年を調べ始めて…!?

作品情報

作品名
恋人がなぜか多すぎる
著者
神奈木智 
イラスト
高星麻子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199006296
2.9

(15)

(0)

萌々

(3)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
40
評価数
15
平均
2.9 / 5
神率
0%

レビュー投稿数9

いいね

記憶喪失というか人格が入れ替わってしまうというおはなしです。
最初、私はこの作品のタイトルの意味がつかめずに結局誰と誰がどうなんだー
としびれをきらし最後のほうを見てしまった大ばか者です(笑)

簡単に言うと攻め様は志木君で受け様は瑛君
志木君めっちゃかっこよくてめっちゃ萌えたんですけど、彼のイラストが出てくるのは、ななななんと扉絵だけ。
いったいどーなってんの~~~と叫びたいとこですがその扉絵がめちゃくちゃ良い!
萌えました
なのでそこは許しちゃおうかなーって思うほど良い!

2

おもしろい(^-^)/

私のBLデビューした作品です。
他の作品を読んでから読み直してみると少し物足りない気もしましたが…
何と言っても、志木くんがかっこいい(*^^*)ので《萌×2》にしました。
神奈木先生のお話はスト重視なので最後まで楽しめたし、推理しながら読み進められるところがいいですね。
でも、最後のイチャイチャシーンはいらなかったかな。。
BLならそのシーンが重要なんだろうけど、最後で急いじゃった感じがしました…
ちなみに私はキスシーンが好きなので、そのシーンだけあれば文句なし♪なんですがね(^-^)v

1

瑛の恋する相手は誰?

夏休みのゼミに参加した従兄の聖人がバス事故に巻き込まれて意識不明の重体。
他の4人の重体者よりもいち早く意識を取り戻したはいいが、目覚めた彼は記憶喪失の状態で他の誰かと中身が入れ替わってしまっていた!!
唯一事情を察した瑛は、中身の入れ替わった従兄と共に本当の彼が誰かを探し出さなくてはいけなくなった。

作中の皆の人物像が、直接じゃなく第三者の目を通して浮き出てくるって形が面白いなと感じた。
特に聖人は、日頃の性格の悪さ?に隠されていた素直じゃないツンデレぶりや、子供の頃より瑛をいじめていたのは弟のように可愛がっていた証拠だったとブラコン気味な様子が浮き上がった形になった。

聖人の中の彼が誰なのか追ううちに、自然とその彼×瑛というカップルに納得できているのに、肝心の誰がその彼なのかは分からないように引っ張っているので、そこがこの話の面白いところだと思う。
この話が最後まで楽しめるかどうかは人それぞれだと思うが、私自身は簡単に途中のミスリードに引っかかったクチなので、そういった演出を楽しんで読む事ができた。

その後はハッピーエンドに上手くまとまっていて、他に誰と誰がくっついたかは読んでみてのお楽しみ。
話のメインが入れ替わった中身の人物探し故に仕方がないのだが、個人的に気に入った瑛達の最後のラブシーンが駆け足気味になったのが惜しい。

0

推理モノみたいですごく楽しかった。

推理モノみたいで面白かった♪
一体誰だろうといっきに読了したのですが、誰だか分かるまではすごく面白くてワクワクして、読めたのに、ラストがページ足らずなのか、ものすごく急ぎ足というか、やっと恋人同士になれたのに!って言うのに残り数ページだし!読了感がすっきりしない思いでした。最後はカップル?が3組も出来上がるのに、すべて駆け足で終わってしまった。

設定も内容も良かっただけに、もう少しラブな所が欲しかったです。だからすごく勿体無い!!ラノベだったら文句なく楽しく読めたのにな~♪でもラブの為にページを端折ってしまったら、面白くなくなるしと・・・。

神奈木さんもあとがきで書かれていましたけれど、入れ替わりものなので、この人だったらと色んなパターンで想像できる所はいいですね~♪

冒頭は告白シーンから始まります。瑛は夜中に無性に期間限定発売のミルクコーヒーのアイスが食べたくなってコンビニに行く途中で従兄弟の聖人が友達の菊池に告白されている場面に遭遇します。
この二人は親友同士なんですが、この聖人はかなりの毒舌というかツンツンです。キツイ言い方で返していましたけど・・・。そんな場面を見てしまった瑛なんですが、しっかり意地悪な聖人にも覗き見していたことがバレてました。
次の日からゼミの旅行に出かける聖人なんですが、菊池には行かない!!とか言ってましたけれど、瑛が起きた時には出かけた後でした。その時菊池から連絡があって、瑛にしたら長い間、聖人に片思いしていた菊池を応援してますので、一緒にバス乗り場まで行きます。

そこで出会うのが上の攻候補なんです。高林というのはそこで切符を無くしてので行かない!といった聖人へ切符があまっていると話しかけてきた、可愛らしい彼です。
そして菊池と聖人の後輩の志木。彼とは何処かで会ったような気がした瑛なんですが、あまりに見すぎて睨まれてしまいます。そして、バスが発車する寸前にやってきた芥川という彼。見た目は恐そうなんだけど、ちゃんと謝罪できる彼に好感をもった瑛でした。

そのバスが事故にあいます。そして、聖人・菊池・高林・芥川・志木が意識不明の重体に・・・。

一番に目を覚ましたのは聖人なのですが、中身が!!別人だったのです。でも自分が誰かは分からない!
瑛へと助けを求めてきた聖人。そして彼が誰なのかを二人で探して元に戻る方法を考えます。

彼が誰なのか?の捜索ヒントは
・コーヒーが好きか嫌いか。(聖人はコーヒーが嫌い!)
・炭酸ジュースが好きか嫌いか。(聖人は炭酸が大好き!)
・料理が上手い。(作ってくれた料理が美味しいし、手際もよい。)
・バスケが上手い。(瑛の友達の誘いで一緒にバスケをしたときにとても上手かった)
って言うことで色々考えていくのですが、瑛は菊池ではない!って最初に言います。だって菊池はこんな偉そうなしゃべり方ではなく優しいからと・・・。ちょっとムッとしてる聖人でしたけれど・・・。

・高林というのは祖父母と暮らしていて、写真が好きなS大の生徒です。
・芥川は事故の事は連絡が行っているものの誰も見舞いに来ない、謎が多いです。
・菊池は料理も出来るし、高校時代はバスケをしていた。・
・聖人は料理もしない、とにかくコーヒーが嫌いで炭酸ジュースは大好き。
・志木は炭酸もコーヒーも好き。
ということで、色々出てくるのですが、それと同時に二人の気持ちも近づいてきます。

そんな時に次々に目覚めていきます・・・。

ちょっとこの人だと切ないな~って展開になっていくのですが、本人はバスケをして倒れたときに実は自分が誰七日と言うことを思い出していたんです。でも告げてしまえば一緒にいる時間が・・・。もう少し傍にいたいと思ってしまい、言えない状態になってしまったのですが・・・。

誰だろ?誰だろ?と思いながら読み進めていくのは面白かったです。
この人だとあ~だとか色んなハパターンを想像するところがきっと今回の神奈木さんの狙いなんだろうな~って思いました。でもその分、全員が意識を取り戻した後っていうのがすごく駆け足で、どのカップル?も出来立てホヤホヤなのでもうちょっとその後というのも楽しみたかったです。

肝心のこのカップルについてもかなりの駆け足でした。
目が覚めてもとの状態に戻れば全て上手くいくと思っていた二人なんですが、なんかギクシャクとしてしまって・・・、って感じでしたね。ラストHhaあるもののなにか恋愛小説としては物足りないというか甘さが足りない感じでした。

1

単純に楽しめる

神奈木さん、ストーリーは悪くないんだけど今一つ追いこみが、、みたいな部分が気になって最近ご無沙汰してたんですが、何やらあらすじを見たら面白そうだしw
事故にあって記憶の戻った一人の中身がまだ意識不明の4人のうちの誰か都入れ替わっていて、その人間を探しだす。
なんて設定、とってもおもしろそう!
主人公達と一緒に気分は犯人探しでとっても楽しめました。

主人公・瑛の同居している従兄弟・聖人は、いつも瑛を下僕の様に扱って傲慢な性格なんだけどある日、聖人の友人・菊池が聖人に告白している場面を見てしまう。
その翌日ゼミの旅行に出かけた彼等はバス事故にあって意識不明となってしまう。
一番最初に目を醒ましたのは聖人だが、何と中身は別人だという。
瑛はそのニセ聖人と一緒に、本物は誰だ?を探ることになります。

聖人と違う部分を見つけて、その特徴から探っていくという消去法でだんだんと当りをつけていくんですが、、それが意外な展開を呼んで面白みを増します。
いつも冷たい態度の聖人は実は瑛を可愛がっていたツンデレだったというのが解った時、
ほのかに菊池に恋心を抱いた瑛が、聖人の中身が菊池かもしれないと思った時の落胆とか。
中身が誰なのかわからないだけに、そのこんがらがりそうな予測に一体どうなっちゃうの~!って主人公と一緒にハラハラできます。
ただ、全部読み終わると、一番最初のアタリが甘かったな、フフフ、、、とま、それは後になって思うことでww
そんなで、恋の気持ちのドキドキもあってよかったです。

ただですね、、、聖人ただのツンデレだったのがーーー
ラストエッチいらなかったなーーー
その二点だけがちょっと残念。
でも、それにこだわらなければ愉快なお話でしたよ♪

1

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