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■帰り道で恋は始まる/帰り道で恋に惑う/それから■
佐久間(園児の父)×白木 紀行(保父)
保育士の白木は園児の父・佐久間に片想いをしている。
バツイチで子育てをしている佐久間を煩わせるつもりはなく、いつも遅い時間にお迎えにくる佐久間と一緒に帰るわずかな時間が唯一の楽しみ。
ところがある日、佐久間と声が似ているという理由で、体の関係を持っていた男との揉め事を佐久間本人に見られてしまい…。
パッと見おとなしくて優しそうでな白木先生が意外にもセフレをお持ちで吃驚した。
というかセフレには結構素っ気ないんですが、佐久間さんに対してはもう…ほんと可愛くて何このギャップ。
佐久間さんに掛けてもらったマフラーで自慰しているのにも吃驚したけどw
ってか佐久間さんの息子の雄大くん可愛いー!!!
■カラダは嘘を知らない/カラダは愛を欲する■
春日井(MR)×湯本(薬剤師)
調剤薬局勤務の湯本のもとに注文した薬を届けに来る春日井はいつも構い倒してくる。
そんなある日、強引な誘いに負けて春日井の部屋に行った湯本を…。
この2人好きだー!
ってか2話目が堪らんです!
春日井さんのお仕事が忙しくて少し会う期間があいちゃうんですよね。
その間に我慢できなくなっちゃった湯本さんが1人でイタすんですけど、お尻もいじらないとイケなくなっちゃっててw
翌日、時間に余裕のできた春日井さんと久しぶりにコトに及んだ時に「俺のこと考えて1人エッチしてくれた?」って聞かれて恥ずかしくて「し…してないっ!」って言っちゃうんです。
そしたら「じゃあなんでここ…こんなに柔らかいんだ?」「俺以外のやつと寝たの?」って怒りながらも(´・ω・`)ショボ-ンってなるんですよ!!!
ヤバイ、私こういう展開大好きみたいですっ!!!
■やさしくしたい■
文博(農家の息子)×根津(農協職員)
お互いがゲイだと感じ取り、勢いで身体を繋げてそのまま付き合い始めた文博と根津。
過去のトラウマから絶対に他人にバレたくなかった根津だが、文博が近所の農家の坂井のおじさんにカミングアウトしていたのを知り…。
この土地に来る前にゲイだとバレて周りから嫌な目を向けられた根津さん。
…そりゃバレないように気をつかってるのに迂闊な行動されたら「(゚Д゚)ハァ?」ってなるし、勝手にカミングアウトなんて…過去に嫌な状況を経験してたら精神的にいっぱいいっぱいになって泣くわ…。
でもお気楽そうな文博も思いつめてた時あったのね…。
坂井さん、良い人だわー…。
※新潟下越の方言
間に子供を挟んでの恋愛…。は結構好きな題材です。
表紙を見たら主人公の白木は大人しく健気に見えますが、読んでみたら案外強気で遊び人でした。Hにも積極的です。
最初の印象とのギャップはなかなかよかったと思います。
けれど子供がいる=ノンケということですよね。
それがあっさり白木を受け入れるには、少し説明が足りていない気もしました。なんで、いつから好きになったのかな?ノンケという葛藤はないのかな?という疑問を解消するのにもう一押し欲しかったです。
ただもう、子供は本当に可愛かったです。
「カラダは嘘を知らない」
こちらも表題作と同じで、なぜ好きになったのかな?という疑問がのこる作品でした。(攻めでなく受けのほうですが)
水渡さんの作品、好きなんですがいつも「いつの間にか好きになっている」「あっさり好きになっている」と感じることが度々あるのです。
ゲイの春日井に迫られるものの、断り続けるノンケの湯本。
ですが、一度身体の関係をもってしまい、そこからなし崩しに…
それからは誘われては家で抱き合うことの繰り返し。
最後は「俺の事好きでしょう?」というふうに、雰囲気でこれはくっついたのかな?という感じだったのですが 「身体から始まった関係」が、「いつの間に心まで」というのがちょっと表現しきれていなくて個人的に惜しい作品でした。
「やさしくしたい」
これが一番好きな作品でした。
方言特集の作品らしいのですが、攻めが方言です。年下なのですが、これがめちゃめちゃ可愛い!
前に別の作家さんの御本で、同じ方言特集に載った作品を読んだのですが、方言ってすごくいいですね^^
(自分の住んでる地方の方言だと先入観があって楽しめないんですが^^;)
田舎が舞台で、年下でゲイカップルであることに危機感がない文博に苛立つ恋人の根津。
考え方のすれちがいですが、なんだかゲイであることを別々に悩むこういうお話はせつないけどかわいいしきゅんときます。
私は水渡さんのかく、強気な受けが思わずぽろっと泣いてしまうシーンが大好きです。
総評としてこれがよかったので萌え萌えで。
表題作についてのみレビューです。
シングルファザー×保育士ものです。
受けはゲイで、攻めに惹かれているもののそれをカミングアウトする気は一切なく、後腐れのない関係を適当な相手と持っています。
しかし攻めに決定的な現場を見られて図らずもカミングアウトする事に。同時に自分の攻めへの好意も明らかになってしまうというまあ予測できる展開です。
ですが個人的には好意を寄せる攻めへの可愛いらしい面と、交際を迫ってきた相手を冷たくあしらった時に見せた男の面。その二面性の描き分けが自然でありながら生臭さや嫌味がなくてよかったと思います。
しかし、受けに重きを置けばその健気さに萌えますが、攻めの感情変化は今一つ追えない作品でした。受けが彼を攻めを好きだから好き?とも取れてしまいそこは物足りない印象でした。
とはいえ、絵柄も受けのもどかしい心理描写も好きなので個人的には良かったかなと。
3編からなる短編集でしたが、
どの作品もとても良かったです。
表紙の印象で選びました。
表題作は、
シングルファーザー×保育士
タイトル通り、子どもと3人で帰る帰り道を
大切にしています。
少しでも一緒にいたいために、
理由をつけて遠回りする保育士の白木が健気。
そして、攻めの佐久間は意外とSっぽくてツボでした。
2作目も3作目もどちらも良かったのですが、
特に3作目「やさしくしたい」がとても好きでした。
切ない気持ちになったけど、タイトル通り
とても優しさの溢れるお話でした。
攻めも受けもフェロモン全開!!って感じです。水渡さん。
『帰り道で恋は始まる』『帰り道で恋に惑う』『それから』
こんなに色っぽい保育士さんがいるか!?いや、いない!w
そしてこんなに魅力的なバツ1子持ちもいない!!
よってリアリティには欠けます、が、
まつ毛とか伏し目がちな表情とか惹かれます。
なんかもう良い匂いがしてきそうw
汗とか汗臭くなさそう。(←?)
ただ、お互い恋に落ちる過程を省きすぎなようなのがちょっと気になりました。
あと1ヶ月も放置はよくないよ、佐久間さん!!
『カラダは嘘を知らない』『カラダは愛を欲する』
こちらのお話の方が好きだな~。
真面目な受けが、チャラい攻めにアプローチされてほだされるシチュ♪
受けが潔癖そうに見えて、部屋は片付いていないっていうのも
ギャップがあって良いです。
攻めとのHを思い出して一人でイタシちゃうとかね、いい!!
でも一人だと満たされなくて
「…久しぶりにナカ…掻き回させて?」と耳元で囁かれ感じる受けー!
そりゃブルつくわい。
水渡さんは舌がいやらしいな。なんか。
普段は余裕ありまくりな攻めが、一瞬嫉妬に駆られるシーンも美味しかったです♪
結局甘々でゴチ!w
『やさしくしたい』
方言萌え…。
どうして自分の地域の方言以外は愛しく思えるんでしょうか;
だって津軽弁ってたぶん愛の告白とかHの時とか萎えると思うw
数ある方言BLでも、津軽弁のBL読んだ事ないなぁ…。
おっとそれはどうでも良いとして;
農業BLはちょいちょいみかけますが、
なんかもう懸命に働いているって感じが好感もてます☆
必死の努力も天候とか害虫とかで台無しになったり…やるせない…。
そして攻めの文博は想いがストレートで、優しい。
都会で偏見の目でみられ、傷つき疲れた根津をやんわり包んでくれる。
お幸せに♪
絵柄からすると、体の線も細いのかと思いきや、
そうでもなくて意外と腕の感じが締まってて素敵でした♪
あと、指先も器用そうでよだれが出そうです。