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あの日のキスのように熱く、強引で、正しい。
作者さんの以前の本「共同戦線は甘くない」にテイストが似た感じの、とっても楽しくて、萌え萌えする本でした♪
二人が恋人になる過程が実に、萌え心を刺激する、男性のつるみ具合をみせてくれて、そうそう!こういうのが妄想を発展させてくれるのよv
っていう実にツボをついてくる部分に憎いな~なんてww
会社は違うけどグループ系企業の同期同士で、それぞれがイケメン。
片方が、モテるのはいいんだけどストーカー被害にあっていてうんざりしているイケメンこと業平。
もう片方が対人スキルが見事すぎて振られてしまうイケメンこと大伴。
社長(オヤジ)につけられたニックネームが「プレイボーイ・ツインズ」(爆笑)
そんな彼等が、業平がストーカーから逃げる時偶然大伴に助けてもらったことから、その借りを帰すではないですが、大伴が出ることになった「お弁当男子選手権」の指導をすることになります。
そんな中で、二人はより互いを知り切磋琢磨していくのですが・・・
とまあ、きっかけはそんな事が始まりです。
本当に随所随所の二人の会話が、実にイイ!
業平は整理整頓や料理など、家事スキルが異常に高いのは、実は姉への負けん気が発端だったということ。
大伴はいい部屋にすんでいるのに、整理整頓がへたくそで、それはいい格好しいのツケでそうなったとか、そして実は小さい頃のトラウマで包丁が持てないという現実もありの。。
互いを否定したり、貶したりしないで(最初は業平がちょっと呆れて怒りますが)でも、業平のアドバイスが的確なんで、素直に受け入れて、むしろ家事が面白くなっていく。
業平は大伴の人のあげかたのうまさや交し方のうまさやアドバイスに感心して、それを日常業務にとりいれていく。
そうやって意気投合して、互いが切磋琢磨していくんです。
この切磋琢磨具合が実にいいんですよ!!!
互いがわかりあえる、本音がさらけ出せる、自分を向上させられる、そして居心地がいい。
これぞ、男同志の関係であるが故の一番の魅力ですよね!(自分にとってはですがw)
だから、互いが好きになってしまうのも、すごく自然に映ってしまって、
その欲望の表わし方も、否定しながらも受けれるところも、本能をよく解っていらっしゃるvみたいな展開で、うぐぐぐ・・・やられた!みたいな(←何のこっちゃ?)
すごくすごく好みの展開でした。
もちろん、上手く収まらせるためにちょっとした嫉妬やすれ違いも登場しますが、それはあってしかるべきものなんで、お約束だけど必須項目ですよね。
そんなで、全編通してダイレクトに働く男のリーマンものの自分的萌えツボを刺激しまくりの正統派物語でした♪
そして、表紙もいつもの装丁と違って雰囲気がとてもいいのです。
背景は写真を少し使ってるのかな?
そんな深井さんのイラストも魅力的でした。
なかなかに面白い作品ですよ~
まさにイケメンが抱える受難って感じで結構惹きこまれる。
本気で顔が良いのも大変かもなぁ、なんて読みました。
読み進めると、これは家事スキル調教ものなのか?って
思うほど受け様の家事講座が完璧でなるほど~と唸りました(笑)
こんな嫁が欲しいなんてちょっぴり思ったり・・・・
ここまで完璧にやられたら・・・逆に怖いかもとか。
そんなやり取りを系列企業の同期の二人がまるで学生みたいに
楽しそうにやりとりしている姿が自然で良いですね。
特別なアップダウンが無いお話ですが自然な成り行きみたいに
二人が互いに惹かれあう流れがとてもいい感じでした。
良い男はゲイなんて腐女子心をくすぐる1冊です。
帯『あの日のキスのように熱く、強引で、正しい。』
ちょっとおもしろい帯コピーですよね、特に「正しい」って所が。
その帯と挿絵の深井さんにひかれて読んでみました。
リーマン同士の恋愛話なんですが、この作品が良いところは2人の立場が対等ってところですね。
社内では2人は同期でともイケメンで有名で、彼らは「プレイボーイ・ツインズ」と呼ばれている始末。
それもどちらも女性に人気があって、美人と男前という組み合わせでもなく普通にどちらもイケメンなのですな。
ちょっとしたきっかけから料理下手というよりトラウマで包丁を持つ事が出来ない大伴〔攻〕が弁当大会に出場しなければならなくなった為、歩〔受〕は彼に料理を教える事となります。
そうしている内に次第に距離が近付いていく2人。
セックスシーンをのぞけばどこまでも彼らは対等で、いかにも男×男!!!って感じを出している訳ではないんだけれどその対等さが読んでいて気持ち良かったです。
ノンケ×ノンケ、男前×男前というかなり好みの設定ながら、
二人が恋愛関係に発展する展開が少し急に思えました。
普通に女性にモテるノンケ同士なだけに、押し倒して身体の関係になるまでに、もう少し恋愛感情を意識するようなエピソードが欲しかったかなーと。設定やキャラ造形はすごく好みなだけに、そこが少ーし残念でした。
互いが互いを男として、友人として認め合い、欠点をも受け入れ合うという関係は、すごくサッパリしてていいなと思いました。
生活を共にして色々さらけ出す過程で、互いを自分の唯一の理解者であり同志として、離れたくない存在だと意識し始めたのかもしれませんが。
そこから、どんな女性にも抱いたことのない感情/他の女性への嫉妬→押し倒して身体関係、にいく展開は、やっぱり唐突に思えて、もう少~し恋愛感情を持つ兆候なり伏線なり欲しかったかなと思います。
容姿端麗で女性にモテるが、家事スキルが高く完璧主義な性格故、なかなか女性と長続きしない業平(なりひら)歩。実は優秀な姉へのコンプレックスから、姉に唯一勝てる見込みのあった料理の腕を磨いたという過去があり。
その料理の腕を同期の大伴に買われ、大伴が出場する「お弁当男子選手権」の指南役に。
その大伴は、中身もいい男で仕事もできるが、実は料理が苦手。
苦手になった理由は、手先が不器用だからでも、味覚音痴だからでもなく、
子供のころ包丁を握って怪我をしたトラウマがあったため。
そんな二人が、料理指導や生活の中で互いを知る中で仲良くなり、やがて恋人になるまでのお話です。
bl作品に対してこの感想はどうかと思いますが、個人的には親友のままの関係でいてくれた方が萌えたかも?
恋人になってからは甘い関係になって、それはそれで良いのですが。
押し倒される前の、ベタベタしないけど互いを分かり合っているような関係が好みすぎたもので(;´Д`)
特に業平が、親友として良い関係にありたい、こいつに失望されたくない、と思っていた頃のスタンスが好ましかったんだけど、大伴に抱かれてからやけに可愛くなってしまい、少しだけ残念感が。
※決して女々しいと言えるほどの変化ではないし、業平は最初から意外と甘えキャラなところはあったので、可愛くなるのも納得ではあります。
あくまで、男前は抱かれても男前なままでいてほしい、という超個人的観測に立っての残念感で。
色々勿体ないな~という気持ちが先に立って、萌え度としては低めになってしまいましたが、
話自体は好みの要素が多いし文章も読みやすいしで、かなり好きな作品です。
料理の描写がうるさくない程度に分かりやすく美味しそうだし、二人の会話はサッパリしてて読んでて気持ちがいいしで、何度も読み返せそうな作品です。
私はどちらかと言うと「BLに女はいらない」派でして、特にCPのどちらかに絡む元カノとか無邪気に近づいてくる無遠慮女子などが苦手なわけですが、だからと言って「女=害」とかいう設定になるのも如何なものか、という気持ちがあるのです。
本作は主人公のイケメン業平が、美形であるが故に女性達から群がられ、勝手に引っかき回されて去られて、を繰り返して『女はトラブルの種』と感じる女嫌いになっています。ゲイでもないのに、というのがポイントですが、この辺の「女一般」に対しての描写が結構辛辣。
ゲイじゃないけど女嫌いの業平の心の隙に入り込んでくるのが、女ストーカーから助けてくれた同期の大伴。こちらも顔良し性格良し頭も良し、のパーフェクト男。こちらは男と付き合うようになるような隙もなさそうだったのに、ねえ。
この二人が「惹かれあって」の展開になっていく所は少々強引かと感じましたが、萌え所は大伴の誠実さでしょうか。男同士の関係に怖気付く業平に正面から向かっていくノンケの図。Hも優しいんですよ。
ラスト、ハンサムは聞き飽きている業平、大伴に『好きな顔だ』と言われて嬉しい、と笑います。このシーン好きです。