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表題作花雪

武川秀一
22歳、受様の六年越しの恋人、大学四年生
和倉佑真
24歳、保育施設バンビで唯一の男性保育士

同時収録作品花雪

加賀有隆
水沢の恋人
水沢那智
カフェのオーナー店長

その他の収録作品

  • 風花
  • あとがき

あらすじ

保育士の佑真は、大学四年の秀一と恋人同士。知的美人がいる大学の研究室から、秀一がスカウトされていると知った佑真は…?
(出版社より)

作品情報

作品名
花雪
著者
真崎ひかる 
イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
淡雪
発売日
ISBN
9784344823754
3.3

(14)

(1)

萌々

(6)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
45
評価数
14
平均
3.3 / 5
神率
7.1%

レビュー投稿数3

このシリーズ大好き

 シリーズとして5作目ですか。
 真崎ひかるさんの作品を読むようになって2年もたってないので、このシリーズ自体昔に読んだわけじゃないんだけど、久々にこの子達に会えて嬉しかった!

 「夏雪」あんまり書店や古本屋で出回ってなくて、手に入れるのに時間がかかり、いい作品なのに残念だなと思ったのですが、これで増刷されて、たくさんの人に読まれるといいですね。

 「花雪」だけでも読めるんだろうけど、脇キャラとかこの一冊だけじゃあイメージがわかないと思うので、最初っから読むことをお勧めします!

 今回「花雪」を読んでいて、出会った頃の「淡雪」の二人を思い出したり、甥っ子の成長を見守るおばちゃんみたいな心境で読んでしまいました。
 いや~~~大人になったよ。変わらない部分もあるけど、絆が深まり成長した部分もあって、ほっこりした!

 BLらしい優しくて癒されるお話だと思います。

 

0

この当て馬、危険だ・・・

『雨・雪』シリーズ『雪』CP3作目です。出逢って6年。
う~ん、やっぱりこのCPはそれなり以上に好きになれないんですよ。決してダメではないんですが。

そして今回は、秀一(攻)側に当て馬的キャラクターが。厳密には当て馬未満かな。この千草は『要注意人物』だと思いましたね。

この千草の『無自覚な無神経さ』が何とも気分悪くて・・・キャラクターがどうこうではないんですけどね。

何よりも、それに対する秀一の『特別扱い』が読んでてハラ立ちました。『浮気』(←加賀の台詞)と言われても否定できないと思います。佑真をどうこういう資格ないだろ!という鈍さに呆れました。

もうひとつ、秀一の母親へのカミングアウトが大きな柱でしたが、私はこれは特になんとも思わなかったです。

カミングアウトすること自体がじゃないですよ。秀一の母親に対して好意的なものはないってことです。この母親が『格好いい』とはまったく感じませんでした。メイン2人の前向きな姿はよかったんですが。

佑真は、最初の『淡雪』のころから比べたらホントに成長したなあ、という感じです。前作『夏雪』でもまだまだ危なっかしかったのに。
まあ作中で、最初から6年・前作からも4年経ってますからね。

う~ん、すごく好きではないんですがトータルでは悪くはないです。なんというか、このシリーズの雰囲気は結構好みなんですよね。
でもやっぱり『雨』CPの方が好みです。

2

二人の頭上に降る雪は~~

「淡雪」「夏雪」に続く同カップル3作目
シリーズ5作目の新刊です。
高校生から6年と長く付き合っている恋人同士の
今回が一つの区切りのようなお話だったと思います。
受け様は夢だった保育士として日々頑張ってます。
そして寡黙な攻め様はいよいよ大学卒業目前。
順調かと思われた二人が今回はかなりすれ違いです。
お互いが忙しくてなかなか会えない。
受け様は寂しいのを我慢してるけれど、攻め様も
それはわかっているのですがこの攻め様に限っては
ベタ甘にはなりませんよね。
でも彼も色々考えているのですがどうも受け様と
肝心なところで噛み合っていないのです。
6年の歳月が相手を全て理解してると思っている
攻め様がかなり今回は一人で突っ走り状態。
受け様を守りたい、甘やかしたいと・・・
でも、受け様も同じように思ってるんですよね。
それを攻め様は理解していない。
攻め様にしては珍しく年下な事を気にしてしまう
展開もあったりと・・・
今回は攻め様の母親に自分たちの事を話すのですが
そこでも互いが納得してるとは言い難い展開です。
それを二人でどんな形で乗り越えて未来へつなげるか
成長して大人になった二人の絆を確認出来るお話です。

0

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