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ファンタジーコミック最終巻一歩手前。
とうとう終盤にきましたBLのように美麗な男子と変態男子がたくさん?出てくるものの、
BLではないれっきとしたSFコミック25巻♥
もうこの巻は本当に目頭が熱くなりました!!!
今まで自分の息子である成重を”不吉のしるし”、実の娘の三重を”数字の子”として
赤の他人扱い、「死んでもいいし好きでもない。どうでもいい」そんな態度を貫いてきた
重華一族の族長、鉄の女”重華重雪”。
今回は彼女の”鉄の女””氷の女”になるまでの苦悩の人生があらわになります。
昔はまともな心優しい人間だった重雪。
彼女がこんなにも冷徹で残酷な人間になってしまったのは
この世を守るため、恐ろしい役目を担っている自分の一族を自分の代で終わらせるため、
自分自身を犠牲にし、心を殺し、生きてきた。
本当に彼女は強い女性でした。強すぎたのかもしれない。
重華重雪は最後の最後まで氷の仮面は外さないであろうと思っていましたが、
成重の必死な問いかけに彼女は最後、「母親」の姿を見せます。
「よく、大きく、なったわね・・・」
そう言いながら涙を流すのです。
今まで実子を、
大蛇の生贄に捧げたり(実は、不吉な子供なら食べられないだろうとふんだため)
異世界に飛ばしたり(実は、苦労はするだろうが死ぬよりマシだとふんだため)
健康体の娘を数字の子にしたり(実は、不吉なしるしなら兄と一緒に避難できるから)
さんざん母親だとは思えない行動をとっていた重雪が(すべて親心が無意識に動いていたからなのですがw)、最後の最後で人間になるなんて。
めちゃくちゃ感動的でした。本当に感情の”か”の字も無い人だったから。
重華一族の秘密が一気に明らかになる回です。