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事件の目撃者と指名手配された男 必然的に出会った二人の運命は……
1910年代のアメリカ、ニューヨークっぽい架空の都市のお話です。アメリカでもまだ法律で同性愛が禁じられていた時代。駆け出しの零細新聞の記者・トムと憧れの大手新聞記者の先輩・アルとの師弟ラブ。この巻ではキスどまりですが、どうやら後輩受けっぽい。25歳×19歳です。
刑事ではなく記者が事件の全貌を暴く探偵もののようなつくり。ラブ&ミステリーといった雰囲気でストーリー構成はさすがの柏枝先生。先へと読ませる面白さです。
ラブの面ではウブなトムが可愛い。貧しいけど真面目にまっすぐに生きています。エッチなシーンはなくとも彼の心情面でどんどんカッコいい先輩・アルに惹かれていく様子が丁寧に描かれてるのでキュンキュンできます。少女漫画っぽい。トランスジェンダーの女装の男性も出てきて、デスペラードシリーズに似た雰囲気もあります。
イラストも可愛いし、次巻では先輩と結ばれるっぽいので楽しみに読みたいと思います。
19世紀から20世紀ごろの海外が舞台になったような探偵もののような
雰囲気もある新聞記者同士のラブストーリーだと思います。
今後シリーズ化で展開されて進んで行くお話のエピローグ的な二人の出会いと
なった事件と今後活躍していくだろうキャストの紹介もあるような内容でした。
1作目と言うことで、まだまだ出会った二人の関係がどうなるかも予測不能のような
気もしますが、ほんのりした互いへの好意が見える展開でした。
それに、時代背景の設定で、男装女装は重罪で同性同士の恋愛も同じようにタブー
そんな時代の中で今回作品に登場しているキャラたちも今後かなり色々な展開で
登場してくるんだろうな~って想像しちゃうのです。
攻め様であるアルは大手の新聞社の記者で、今回は事件の重要参考人になるのです。
そしてその新聞社の御曹司でもあるのです。
受け様のトムは貧しい地区の出身で新聞売りを経てから熱意を買われ弱小新聞社の
記者見習いとして働き始めたまさに、初日に殺人事件に巻き込まれ被害者側に・・・
殺人現場でたった一人の生き残りで犯人逮捕の証人
しかし、病院で目を覚まし、現われた警官を見た時に殺人現場で見た人物だと直感
危険を感じたトムは病院から姿を消す。
同軸で時間を遡って双方の出来事が描かれているのでやっぱりシャーロックホームズ
みたいな感じでしたね。
被害者と重要参考人と言う立場の二人が協力しながら記事を書き上げる。
その過程でトムはアルに尊敬やら好意を持ってしまう。
今後の展開が楽しみな作品です。
読み終えた直後の感想は・・・
あ~まずいものに手を出してしまったかも。。。
この先の展開が気になってしまう~早く読みたい!!
主人公2人の出会いから始まり、
事件の真相が明らかになるために関わってくるであろう
登場人物も効果的に登場。
どんな関わりかたをしてくるのだろうと今からとても楽しみです。
そして今回はラブ度はほとんどなかったですが、
今後の主人公2人の関係に進展がありそうなのでそちらも楽しみにしたいと思います。
※Twiningシリーズ開幕と書かれている帯を今さらのように眺めてしまってます。
禁酒法時代のアメリカ下町を舞台にしたお話で、ミステリーを好む作家さんだけあってやはり事件ものでした。
ヨーロッパや日本の近世のお話はたまに読みますが、このくらいの時代のアメリカ・下町のお話って初めてかもしれない…とわくわくしました。
街の背景の描写も楽しんで読め、イラストもとてもよかった。
ミステリーというよりサスペンスドラマのようです。
主人公の一人、アルバートはカフェで起きた射殺事件の容疑者として指名手配され、もう一人のトムは事件の目撃者として現場から逃亡します。
二人はともにゲイで新聞記者。育ちは全然違うのですが、協力して事件を解決…というお話です。
実際、走り回っているのはアルバートのほうなのですが。
アルバートはクールで知的だけど、冒険心もあってカッコイイキャラ。
トムはいかにも下町育ちという感じでやんちゃで素直でかわいい感じです。
冒険心がある、というのが二人の共通点です。いかにも記者魂があるという感じ。
恋愛ものとしては、そこまで踏みいっていなくて、ストーリーを楽しむ作品かなあと思います。
一緒にいるうちにお互いゲイでフリーだと知ったので恋になりそう、という雰囲気で、互いに好感がある、というくらいで終わっていますが、お互い今恋人がいないならどうか、という感じでしたので、どうせなら事件を通じてドキドキな中愛に目覚めるていうのが読みたかったかもしれません。
お話も文章も好きな作家さんなので、続きも読みたいと思います。