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1巻に引き続き、
敦→雅美先生
透先生←→まーちゃん
稲垣→敦
雅美先生→まーちゃん
と様々な感情が交差して、シリアスありコメディありで非常に楽しいです。
でも基本はコメディなんでしょうか。読んでいて安心感があります。
敦がまだまだ回りの大人から子供扱いで、お風呂で洗われたり痴漢にあったり見ていて可愛いらしいんですが、攻め要素(?)が育まれて来ているのか夜這いをかけたり男同士でどうやるのか知りたがったりお風呂を覗いたりちょっとアブナイ度が増してきてる。
冒頭は透先生と柴田兄弟の出会い編が描かれた番外編が入っています。
柴田親子のちょっと変わった(?)家庭愛が楽しい。タイプは全く違うのにこの兄弟は美人ですね。こんな子供が居たら父親は楽しいだろうな。その息子のまーくんが、透先生という恋人をノルウェー在住の父に紹介するノルウェー旅行編。
当然、他のキャラクターも同行で、様々な障害や事件が起きるのですが何とか大団円で終わります。
雅美が兄であるまーくんに寄せる思いに区切りをつけるのですが…一巻から見ていて、雅美の「兄弟愛」を超えた「愛情」っていうのが何だか分かり辛いんですよね。兄だから愛しているし仲がいいのもわかるんですが、兄弟愛から恋愛の愛に変わる瞬間とか、愛を自覚する瞬間とかが作中で描かれていないからでしょうか?雅美が、まーちゃんと透の事で本当に辛い顔をしたり、2人のことを許そうと努力したり、そういうシーンがあるたびに「ブラコン」だから、でなく「恋愛の失恋」だから辛いっていう感じが、私はなかなか共感を得られませんでした。
終盤は柴田兄弟の家に敦と透先生が泊まるけれど、結局大きな進展はしない…というお話。透先生とまーちゃんは流石に牛歩の進展だろ…とじれったくなりますが、敦と雅美はこれでも進歩してる方なのかな。ここまで読んでもまだこの2人が本当にカップルに成り得るのか疑問に思っています。
蛇足ですが稲垣と透の卓球の話が楽しかった。稲垣は報われないと見ていて分かるけど、安心感のあるいい男なんで(不良だけど)ちょっと惜しいカップルな気もします。色んなキャラクターがいて、互いに好きとか好きになれないとか言い合って、可愛くて贅沢な作品だと思います。