ボタンを押すと即立ち読みできます!
なんだかんだ言って好きな作品です。
表題作は、妻を亡くして5歳の息子を育てるシングルファーザーのサラリーマン・中ノ瀬に片想いする准(受)と、親友である准の恋を応援するうちに恋愛の意味で惹かれて行く幸一郎(攻)との一応三角関係でしょうか。
攻一人称(表題のみですが)だから余計に好きなのかも。
私は子持ち・シングルファーザーものは特に好みではないんですが、これは厳密には子持ちものとは言わないかな。メインCPじゃないし。
これぞ高校生という感じの、なんとも可愛くて切なさもあるキラキラ~なストーリーでした。
3編(表題作&続編&おまけ的短編)構成ですが、雑誌掲載の表題作はそもそもメインのラブが始まるかな~というところで終わっています。昔はこれでエンドマークでもよかったんだと思ってしまうくらい中途半端でした(悪い意味だけではなく)。もちろんHもなしでキスのみ。
続編『笑顔でジャンプ』は受一人称で、片想い相手の中ノ瀬に失恋し幸一郎の気持ちを知って戸惑う准の心の動きがメインかな。
そして、こちらにも中ノ瀬とその息子・大祐が絡んで来ます。大祐は准が好きで、幸一郎をライバル視してるんですよ。
少しずつラブを育んでいく2人が、なんとも可愛くてほのぼのした雰囲気でよかったですね。
そして最後の短編『おまけのスキップ』は前2編の10年後。15歳になった大祐はずっと変わらず准に片想い継続中で、幸一郎から准を奪うべく(自分ひとりで勝手に)画策してるんです。大祐の恋の行方は・・・?
大祐の空回り具合がなかなか面白いというのかある意味切ないというのか、結構よかったです。
鹿住さんの中でも『可愛い』『ライトな』傾向の作品かな。どうってことないストーリーと言えば確かにそうなんですが、冒頭にも書きましたが結構好きなんです。
かゆくなるほどカワイイお話でした。
誉めてます!
主役は高校生。
親友がシングルファーザーのサラリーマンに恋していることを知り、応援することになる――んだけど、そのうちに自分が親友に惚れてることに気づいてしまう。
いろいろ不満点はあります。
登場する子供に、ビミョーに作られた子供らしさを感じて、モニョモニョしてしまうる点とか、いろいろ。
けど、キューンと切なくなれたので、満足しました。
続編の『おまけのスキップ』が面白かった。
成長した子供が、10年ごしの恋に悩む話。
この子を主人公にした話が読みたいなー。
すでにあるかもだけど。