熱砂の国で行き違いから王子の妻になった嘉月。監禁され激しく愛されることになって……!!

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表題作砂漠の王子と月夜の花嫁

アシュラフ
カマール王国の第一王子
星野嘉月
ライトノベル作家

あらすじ

「アシュラフ殿下。お願いです。どうか日本へ帰らせて下さい」
嘉月を監禁しているのは、カマール王国の第一王子アシュラフ。
ライトノベル作家の嘉月は取材を兼ねて、
義兄のいる熱砂の国にやって来て彼に出会った。
困った時に助けてくれて、観光案内にも連れ出してくれた。
とても優しかったのに、帰国前夜に急に変わってしまったのだ。
嘉月とアシュラフの婚姻の契約が成立したと言われ……!?

(出版社より)

作品情報

作品名
砂漠の王子と月夜の花嫁
著者
桑原伶依 
イラスト
水綺鏡夜 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
ISBN
9784774724997
3

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

思い込みの激しいアラブの王子様

現在大学生で在学中にノベル作家としてデビューした受け様は
次回作を砂漠の国を舞台にしたものを創作する為に義兄が赴任してる
カマール王国へ取材旅行に行くことになるのです。

受け様は王国の色々なところを見ながら、王宮をカメラ片手に眺めていたのですが
不審者と間違われ、言葉も通じなくて困っているところを王国の王子でもある
攻め様に救われ、更に王宮内を見学させてもらえる事になり、その後も
王子様自ら観光案内をしてくれるという幸運に恵まれる受け様。

受け様は王子の親切な様子や、王子様然とした姿に素直に憧れを抱きますが
あくまでも、雲の上にいる人に対するものなのですが・・・
攻め様は、受け様に一目惚れしていて、恋愛結婚を望んでいた攻め様は
受け様を見て、運命の相手だと思い込んでしまうのです。

この王子様は受け様の取る行動やしぐさを自分勝手に変換してしまう天然ブリで
アラビア語がわからない受け様は、日本人らしい曖昧な笑顔で流してしまう。
そしてそれがまた、更に誤解を生む結果になりいつしか受け様も攻め様を
好きになっていると勘違いされて、受け様の知らない内に婚約まで済んでしまう。
日本に帰る日になって、初めて互いに誤解があるようだと気が付く受け様ですが
既に遅く、受け様は婚約者として抵抗むなしく攻め様に抱かれてしまう。
それでも反抗していた受け様に、攻め様は媚薬を使い・・・

勘違いで婚約までした二人、そして受け様も抵抗する事にも疲れ
それに、初めに出会った時のように優しくされ、いつの間にか馴染んでいたのですが
攻め様の側近に酷い言葉で詰られ、侮蔑されながら、日本へ帰されてしまう。
攻め様は受け様を追いかけて日本へくるのですが、受け様は側近が言った遊びだと
言う言葉に攻め様の思いを信じる事が出来ずに、攻め様を拒絶、そして攻め様も
受け様に裏切られたと思い、離婚を言い渡し離別するのです。

二人の関係も終わったと思っていた時に、義兄の行方不明が・・・
受け様は、酷い別れ方をした攻め様に助けを求め・・・・

勘違いから始まった関係なんですが、別れとトラブルを乗り越えて
二人が今度こそすれ違ってしまった思いを通わせてハッピーになるお話です。
アラブの強引さも多少はあるけれど、どこかコミカルな感じのラブでした。

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