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花嫁は豪華客船で熱砂の国へ

hanayome wa goukakyakusen de nessa no kuni e

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表題作花嫁は豪華客船で熱砂の国へ

マラーク
サイヤード王国第2皇子で姉の義弟、28歳
香住優真
大手石油メーカーの次男坊の御曹司、22歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大手石油企業の御曹司である優真は、サイヤード王国の妃となる姉の結婚パーティで、第二皇子のマラークと出逢う。強引であり紳士でもある不思議な魅力をもつ彼と、豪華客船で過ごす一時は二人の距離を縮める……しかし突然濃密なキスをされ、優真は混乱してしまう。激しく求めるマラークに気持ちの整理ができないまま眠らされ、四肢を拘束され!? 媚薬を垂らされた躯は怯えながらも熱く疼き、悦楽に苛まれる。
――それは甘美な軟禁のはじまりで!?
特製ポストカード付き☆

(出版社より)

作品情報

作品名
花嫁は豪華客船で熱砂の国へ
著者
伊郷ルウ 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
レーベル
ローズキーノベルズ
発売日
ISBN
9784861232473
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

甘めのアラブものです

花嫁ものアラブですが、甘めで傲慢さが程よい加減の攻め様と、程ほどの御曹司との
アラブにありがちな一方通行からのハッピーエンド花嫁ものになります。

アラブの皇子にしては甘めの凌辱系で、独占欲は強いのですが、傲慢さは控えめ
そして皇子だけど、場所が兄の結婚の為に兄が借り切ったゴージャス客船なので
攻め様自体のセレブ感は微妙に少な目なので、全体的にやっぱり設定が大人しい感じ

姉が、アラブの第一皇子と結婚する事になり、家族で豪華客船に招待されていて、
攻め様とは、親族の紹介の場で知り合うのです。
王族の人が多くて受け様は逐一覚えていられなかったのですが、攻め様はそこで
既に受け様を一目で気に入ってしまっているのです。

受け様家族はパーティー終了後に下船する予定だったのですが、攻め様に誘われ
受け様は姉や義兄の皇子親族と共に客船で攻め様の国へ向かう事になります。
始めからスキンシップの激しい攻め様に戸惑う受け様ですが、アラブの男性は
男同士でも手をつなぐ民族だと納得して、受け様も次第に慣れてくるのです。

でも、攻め様に突然キスされ、動揺してしまい、更に愛してると告白までされて
出会って間もないのに信じられず、そんな時に攻め様の従兄弟と話してるところに
やって来た攻め様が激昂し、訳も分からぬまま愛の言葉と共に無理やり抱かれてしまう。
その日から受け様は攻め様の部屋から出る事が出来なくなって軟禁されるように・・・

でも何とか逃げ出し偶然助けを求めた相手は攻め様の従兄弟で騙され受け様は
辱めを受けてしまい、精神的に追い詰められた受け様は、誤って海に・・・

助け出された受け様は攻め様に会うことなく下船する事になるのですが、
船を降りた先で、またもや危ないところを助けられ、攻め様の真摯な告白に
受け様も自分の気持ちを知ることになるのです。

1番強い人は受け様の姉上様でしたねぇ~、攻め様が弟に無理やり迫ったことを知り
激昂し、とても第二皇子に対する態度とは思えないほどの気丈ぶりでした。
それに逆らえない攻め様も、アラブの皇子様なのにちょっぴりヘタレ気味でした。
粗々強い程強引で傲慢なアラブのイメージがあるのですがこの作品はソフト気味
全体的に甘さが漂う作品になっていました。

1

主人公は、本当にそれでいいのだろうか?

全体としては、メルヘンチックな甘めのアラブ物(でも主な舞台は海の上)でした。

だけど、納得できない所がちょっと多すぎな気はしました。
婚儀の客人という立場なのに、理由も告げられないままにいきなり監禁されての陵辱、「死んでしまいたい」と思うほどに精神的に追い詰められる主人公…。
それなのに、監禁の理由が「愛していたから」で納得して自分も好きになってしまう…とか、うーん、その心の動きがよくわかりません。

そこから皆に祝福されての船上ウエディング(なぜかドレス着用)とか、ロマンティックで華やかなエピソードは悪くはないのですが、ちょっと展開がお気楽すぎる気はしました。あと、未来の王妃となる主人公の姉が強いことと、未来の王である姉の旦那様の存在感が薄すぎ(笑)

軽いエンタメとしてはアリだと思いますので、深いことは考えないようにしましょうか。

1

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