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表紙見て「3Pか?」とニヤニヤ期待してしまった自分は
つくづく残念な3P好きである(苦笑)
だが、それでも神評価!おそらくは今年最速の37分で完読!
中身が薄っぺらいからではありません!1ページ1ページが物凄いスリルに溢れて
モタモタ読んでいられない!自分の中の速読機能が発動した!!!!
人生は選択の連続であります。
遠くの名門大学か、近所の公立か
会社員になるのか院にすすむのか
プリウスか中古のポルシェか
チョコレートケーキかストロベリームースか…。
そして初恋の男か、一目惚れした相手か。
いや、自分的な想定では「両方とつきあう♪」っていう選択もあると思うんだが(笑)
パンメーカーの企画・開発に携わる来実はほぼ同時に
選択しがたい二人に告白されます。
どちらも捨てがたい。
そこまではよくある話(BL的に)でただのゼータクな悩みですが、
そこからが一進一退の綱引き的スリルに満ちている!
ネタバレ!?しませんよ(笑)
いや、この作品でネタバレするって万死に値しますね(笑)
最後の最後まで来実がどちらを選ぶのかわかりません。
鳩村先生、まずメリハリとリズム感のいい文章書きさんであります。
こういう作家さんは珍しくないが、この方は実によくBLの構造を熟知している。
クドクドと人物の造形をこね回したりしない。
体位の描写なんぞぐだぐだ書かない(笑)
そういうのはイラストに丸投げ!Σ(゚д゚) ある意味、斬新です。
しかし3人3様に揺れ、仕事をこなす生身の描写はなかなか丁寧です。
恋愛脳一辺倒ではないところも好感度高い。
続編ももんのすごく希望!
両手の美男。
差し出された手のどちらをとるのか、とてもドキドキしながら読ませて頂きました。
受け様は、ゲイでありパンメーカー勤務の後藤。
1人目の攻め様は、後藤が片思いを経て告白して失恋した相手の榊原。
恋心は友情に昇華して、今では得難い親友となった。
2人目の攻め様は、榊原の後輩として紹介されたフリーライターの弓削。
フィーリングが合う好みの男で。
2人共ノンケなので、恋愛に発展することはないとわかっているけど、顔を眺めて一緒に過ごせるだけで後藤の気分はあがっちゃう。
それなのに、榊原と弓削と、いい男2人から好きだ、と告白され求愛される。
2人とのえっちがですね。
タイプは違うけど、どちらとも相性がいいようで、後藤がとっても気持ちよさげで幸せそうでいいんですよ(///ω///)♪
いったいどちらを選ぶのか。
こんな時って、どちらも選べずどちらにもごめんなさいってなって、攻め様2人と3人でってパターンも読んできましたけど、それも好きではありますけど、後藤はちゃんと1人を選びます。
困って迷って、だけど、自分の気持ちを見極めて答えを出す誠実さが気持ちよかったです。
断る時の会話も誠実で、断られた攻め様の私の中でのいい男ぶりがあがりました。
その後の2人の攻め様同士の男のやり取りもね。
BLとして、とてもきゅんなお話で大好きです(≧▽≦)
鳩村さんだと意識して購入したわけでは無いのですが
(ファンの方申し訳ございません!!;)
何やら面白そうだな…と反応してしまいまして。
そしたらもう、読みやすくて驚きました!!
お仕事の内容が薄すぎると、
物語全体もさらっと終わってしまう事が多いのですが
(逆にお仕事に比重が傾くとラブが足りない…)
程よい加減であっという間に読めました!
後藤の、仕事に対する熱意といいますか、
パンがあまり好きじゃないからこそ希望した会社だとか諸々
ははぁ…と感心しっぱなしでしたよw
そして高校からの友人・榊原、男らしくて良いです!!
ノンケが過去に振った親友に惹かれる理由もかなり理解出来ました。
だって後藤優しいんだもんよ。
なよっちくないし!!
でも私はわりと最初の方から弓削贔屓だったので
「えーーー!!そんな、ごとーくーん!」と叫びたくなりましたよ!
いや、過去に想っていた人となら…って気持ちもわかりますが。
…にしたって弓削!!!
なんかすごくツボりました!
会話力がある年下の男、優しいようでちょっとだけ意地悪で
ここぞって時にはきっちり自分の気持ちを言うし、
だからと言って強引すぎるわけじゃない…。
なんか、これって結構
年下攻めの理想に近いんじゃないかなと思ってしまいました。
(私の中で、ですけども)
昔大好きだったパンの話とか、可愛いと思わせといてからの行動力!
惚れるよ!!!
榊原と弓削とまだ選べない時、ぬけがけはしないと約束して
でも弓削が近づいて「キスするのか?抱き締めちゃうのか!?」ってところ
悶えたなー……。
ああいうシーン、今まで読んだ事なかったのですごく印象に残りました!!
米粉パン大好きなのでつい喉が鳴りましたし、
パン食べたくなって困りましたよ。夜に。
『共同戦線は甘くない』のスピンオフとは知らず、
確か以前読んだ事あったのに!!
また買い直します宣言!
他にも鳩村さんの作品を色々読んでみたくなりました!
それにしてもいい男達だった……。
Hもすごく気持ち良さげだったし♪(これ大事w)
続きがあればいいのになぁ。
初恋の男と、一目惚れの男、
どちらもノンケの男で、恋愛的な意味では手には入らないけれど、
親友として、仕事相手として、
それに何と言っても、二人とも美男子だから、
隣でながめるだけでも、満足しなきゃね。
そう思いつつ、お仕事を頑張っていたら、NY支店でやりがいのあるおもしろそうな仕事が、
さらに、この二人の男から、それぞれ求愛されるようになって、
BLとしては、複数の相手とセックスするのは、3Pとか陵辱とか、とかく、エロのためのエロになりがちな印象。
でも、この作品は主人公の後藤が、二人の男それぞれと、ちゃんと必然と合意があった上でしっかりセックスを味わって、更に、本当はどちらを愛していて、どう付き合っていきたいのかを真面目に悩んで、自分でしっかり選び取る。
もちろん、お仕事もちゃんとしてね。
相手となる榊原と弓削も、ノンケだったはずが、後藤との一度のセックスでいきなり後藤に夢中になっちゃうなんて、都合よすぎじゃない?って、後藤じゃなくても疑いたくなるけど、それぞれ、自分の気持ちに誠実なだけって伝わってくるので納得できる。
他の登場キャラもみんな誠実で、とっても読後感が爽やかな作品でした。
今回は受様の長年の親友か一つ下の後輩ライターと
大手パンメーカー商品開発企画の会社員のお話になります。
本作は受様が好きだった親友と
新たに知り合った好みの後輩との間で
揺れる三角関係を描いたもので
受様がそれぞれと関わりながら
仕事面でも人生の転機を迎えるまでとなります。
受様は小学生の頃から
女子にモテても友情以上の気持ちが芽生えず
男子の同級生にトキメク事が多く
高校の頃には自分が
真性のゲイである自覚を持つに至ります。
同性しか愛せなくても
他人や社会に迷惑をかけない様に
生きられればなんとかなるだろうと
勉強も身体つくりにも励む事で
充実した日々を送る事は出来ましたが
恋だけは手に入れられませんでした。
高校時代に恋した男はストレートで
卒業と同時にした告白で失恋しますが
彼の優しい言葉で友情は保たれます。
大学時代は大人の世界にも足を踏み入れ
世渡り上手な能力に磨きをかけて
大手パンメーカーに就職も果たしますが
受様が恋する相手はいつもストレートで
人生を満喫している受様が
唯一手に入れられないモノが
相思相愛の恋人なのでした。
ある日受様は
今では親友となったかつての片恋相手に
大学の後輩でフリーランスの
ライターを紹介されます。
出版社勤務からフリーになった彼は
ツテをたどって営業活動をしているそうで
親友の様な華やかな男前ではないモノの
そこはかとなく匂い立つ独特の色香は
受様の胸をときめかすには十分でした。
その後に仕事を紹介しがてら
ライター君と飲んだ受様は意気投合し
新たな恋の芽を感じる事となります。
そんな時に
結婚が決まっていたはずの親友に
海外赴任をきっかけに婚約者ともめて
ついに破談となったと打ち明けられて
落ち込んでいる親友を慰めるため
受様は彼と一夜を過ごします。
一方で思いがけずも
ライター君に好きだと告白されて
お付き合いをする事に♪
ところがその直後
親友からも身体を重ねた事で
受様を好きになったと告白されるのです!!
恋した人と結ばれた事のなかった受様は
2人からの告白に呆然としてしまいます。
果たして受様が選ぶのはどちら?!
鳩村さんは同世界を舞台にしつつ
別キャラで新作を書かれる事の多い作家さんですが
本巻も既刊『共同戦線は甘くない!』の攻様の
勤務先の大手パンメーカーで働く受様が
2人の男性の間でユレるラブコメになります♪
三角関係のお話だと
迫られているうちはプラトニックな関係で
1人を選んでHするか
良くも悪くも選びきれずに2人とHして
三人で一組の関係に落ち着くパターンが
ほぼテッパンな感じがするのですが
本作はどちらとも関係しつつ
1人を選ぶというとっても珍しいパターンです。
受様が最終的にどちらを選ぶのかが
お話のキモなのでコレから読まれる方の
お楽しみとして伏せますが
私が読んだ感じでは
受様は結構早くから彼を選ぶんだろうな
って思って読み進めたので
万事丸く収まった感じがしたのですが
逆パターンだったら
印象も違ったかもしれません(笑)
三角関係がテーマのお話は
恋愛に特化しがちですが
本作は受様のお仕事面での頑張りも
キチンと描かれていて
公私の絡まり具合も絶妙で
読み応えのある一作でした♪
本作は単巻読みきりですが
既巻の攻様が受様と絡んだシーンは
ファンには嬉しいサプライズですね。
今回は本作同様、三角関係がテーマの
火崎勇さん『そのキスの裏のウラ』を
おススメと致します。