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表題作空は蒼

荻原千明
地元工務店の息子
駒形銀次
医療事務職

あらすじ

「空の蒼」番外編。
本編で泣く泣くカットした二人の五年目の新婚旅行のお話になります。
電車を降りた途端にムッと迫る硫黄の匂い。今回二人が旅行先に選んだのは、五年前に訪れた阿蘇の地だった。今回千明はこの地への旅行を望んだ銀次の為に何カ月も前から宿を予約した。全て銀次のしたいようにしようと決めていたのだ。

作品情報

作品名
空は蒼
著者
野原滋 
媒体
小説
サークル
CLOVER<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
5

(4)

(4)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
20
評価数
4
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

泣けた……

本編のその後、ということで軽い気持ちで読み始めたのですが。
まさかの、ラストで号泣。
もう感動の涙が溢れ出て止まりませんでした。
さすが野原先生としか言えない……
あ、ただもちろん本編の番外編なので、本編既読の方向けです。未読だとわけわからないと思う。

内容は、
「空は蒼」
「晴れたる蒼空」
「あとがき&おまけ」
の三部構成。
Kindleで937ページ分あるので、本編(『空の蒼』2529ページ分)の半分くらいでしょうか。そこそこ読みごたえあります。

あらすじにある、五年後の二人が旅行する話は「空は蒼」。
その後、花火大会の日の話「晴れたる蒼空」があって、野原先生の後書きとおまけが続く。
この、「おまけ」はたった二ページの本当におまけなのですが、これに泣かされてしました。
この二人にはずっと仲良く一緒でいてほしいなと、心から願ってKindleを閉じました。

泣けたけど、むしろ心の中は穏やかです。いいものを読ませてもらったな、という気持ち。
『空の蒼』を読まれた方は、一読の価値ありです。

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