雀影
そういえば狼さんって、名前がないのね。
狼父がチドリは名前で呼ぶのに、狼さんに呼びかける時は名前じゃなくて、狼さんには名前が無いのかって気付いた。
原作コミック「続トラさんと狼さん」「終トラさんと狼さん」からメインストーリー部分と、番外編は「トラさんの秘密」をCD化。
元がマンガなので、細かい書き文字や情景描写まで拾ってもCD1枚。
わかりやすくきれいにまとまってます。
今回のナレーションはチビトラ役の宮田幸季さん。
宮田さん演じるプルプルした可愛いチビトラさんから、遊佐さん演じるプルプルを演じている猫の皮をかぶったトラさんへの変化がなんとも言えません。
コドリは岸尾さん。
生意気そうで、子供ならではの残酷さがたっぷり。
チドリは藤田さん。
ツン声で、兄の狼さんをクールにたしなめてます。
藤田さんはトラじいちゃんも兼ね役で。
藤田さんのツン美人声もいいけど、おじいちゃん声はやっぱりテッパン。
このCDでは、大人の事情からか、トラさんの実家ではじいちゃん一人でお留守番。
トラ兄さん達はハネムーンに出かけていて不在です。
置鮎さんの狼パパは年齢不詳の色っぽさがムンムン。
そして、狼さんの鳥海さん。
エチシーンでの疲労困憊、年なんだからもう勘弁してくれ加減が、絶妙。
原作未読です。
前作にまんまとはまり、続編も聞いてみました。
前回同様テンポの良い短編で繋いでいかれると思ったらなかなかに辛いテーマがずっしりとのしかかります。ほのぼの平和にはことは進まないのですね。
2人の掛け合い、お決まりのやり取りは前作に引き続きとても可愛く、ラブラブなので良かったですが、前作よりはちょっとテーマがシリアスぽいかな。
是非ともキャストのファンの方に聞いて欲しい、聞いて損のない作品です。もうアニメ付きでどうにか見たくなる(笑)
このシリーズでは第3弾、トラさんと狼さんのCPでは2作目になりますね。
今回は動物らしく(?)寿命問題です。
ほのぼの系のお話なのになかなか深刻な問題ですね。
種族が違うので生きられる時間が違うのは仕方がないといえば仕方ないのですが。
それを思っていろいろ考えてる狼さんがなんかキュンてなります。
自分がいなくなった後のことまで考えてコドリを寄越すところとか。
ホントはずっと自分が一緒にいたいので最後までは付き合えないから代わりを考える。
それもトラさんのことを想うがゆえ。
一方のトラさんの方は言われるまでそのことをあまり考えていなかったのか。
はたまた、考えないようにしていたのか。
狼パパと出会っていろいろ考えるようになって。
「狼さんの望むこと」をしてあげたいと思って。
想い合うが故に、うっかり狼パパさんの差金もあって?擦れ違ってしまったり。
ここでもまた種族問題で一夫多妻と一夫一妻の差でションボリしてしまう狼さんがかわいいなぁ。
狼役の鳥ちゃん(鳥海さん)はいつものようにステキでした。
ツンデレだけど世話焼きなところとかちびトラかわいがってる感じが非常にかわいい。
ゆっちー(遊佐さん)のトラさんはちゃんとカラは大きそうなのにどこか狼さんに捨てられて弱々な感じとか出てるし。
それから宮田さんのちびトラさんが格別ですね。
「狼しゃん狼しゃん」はかわいすぎます。
あと、個人的には岸尾さんのコドリも好き。
これからどんな子に成長していくのかなー。
原作未読。
前回、宮田さんのあまりの可愛さに転げ回ってましたが、今回も例に漏れずもんどり打ってました。
そしてナレーション、これも宮田さんだったのですね……まったく気づきませんでした。
本当に男性なのに、どうやってちびトラさんの声が出てるのか、不思議でなりません。
余すところなくちびトラさんの可愛さを堪能し、さて本題。
今回はトラさん(遊佐さん)と狼さん(鳥海さん)の寿命の違いについてのお悩み編でした。
8年と20年って、人間の年の差カップルでいうと20歳と60歳くらいは離れてそうな感じですよね。
狼さんが真剣に寿命について向き合う姿が何ともせつなく、残してゆかなければならないトラさんのことを一生懸命考えるのには何だか泣けてきました。
コドリ(岸尾さん)も小生意気な感じが良く出ていて、狼さんとのやりとりが楽しかったです。
なりゆきで狼さんの実家に行くことになってしまい、そこでも横たわる寿命問題について語られてるのですが、どことなく心細そうなトラさんの声音に胸が痛くなりました。
テーマが重いのに全体的に可愛い作りなのでそれを感じにくいですが、今後を考えるとしんみり。
最終話にはうるっときます。