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5巻の表紙は光路郎の妹のアグリちゃんと詩郎です!アグリちゃんは表紙初登場ですね。プロフィール紹介は安里と三郎太です。二人とも18歳です。
・『幻灯署の霧』前後編
光路郎の上司、副巡査長の早乙女の活躍する前後編です。見開きの扉絵に、若かりし頃の美麗な早乙女が色っぽく描かれていて、期待度MAXです!
体力もないし、険も使えない、つかみどころのない人物と評される不思議ちゃんな早乙女と、事件解決のために隣町の剣山町を訪れた光路郎は、町に根付く二つの種族の対立を目の当たりにします。支配する側の『花霧族』と支配される側の『木民』。圧倒的な富の差と、信仰の違いから奴隷のような扱いを受ける木民の人々。連続殺人事件の犯人にされそうになっている木民の青年を助けるために早乙女と共に調査をすることになります。力勝負になると逃げ足の速い早乙女ですが、その頭脳はずば抜けていて、まるで生きるコンピューターです!脳内にあるデータの中からプロファイルして、犯人像を絞りこむ様を見た剣山署の巡査長は『幻灯署の霧』と呼ばれていた美男で有名だった頃の早乙女を思い出すのです!そして剣術はさっぱりだった早乙女は体術の達人でした!でも、その強さは光路郎にも見せません。早乙女にはまだまだ謎がありそうです。はぁ~、普段の緩い姿と美男な早乙女のギャップ、萌えます♡しかもこの早乙女、相棒で上司の巡査長のルリ君のことが大好きで、ルリ君命なんですよ!2人の過去の話も組に絡んでくるようなのでとても楽しみです。
花霧教の総裁の長女が犯人でしたが、この長女、実は男なんです。総裁である母親の後継ぎにと女として厳しく育てられ、妹が生まれて必要がなくなったら、嘘がばれるから女のままでいろ、人前に出るなとないがしろにされ、挙句にはいい年をした娘が独身ではマズイと女装男子好きな男と結婚しろと強制される。とても可哀想な人だったのです。少女たちを殺したのは女に対する憎しみ。母への復讐だったのでしょうか。
・『祭り』
祭りとは無縁だった子供の頃の詩郎。貧民区のおじさんに山車を引いてくれないかとたのまれて・・・。
祭りに参加して光路郎と山車で戦って、ボロい喧嘩台が壊れて負けてしまったけれど「楽しかったなぁ」と汚い顔で綺麗な涙を流すおじさんと、兄や、アテシは祭りにでましたよ「ざまぁみろ…です」と微笑む詩郎に、なんとも言えない切ない気持になりました。
・『無垢な潜入者』前編
組のお話です。南座長の就任式を迎える安里と、安里がこれ以上の力を持つのことを心配する詩郎。4巻でちらりと登場した頭首と呼ばれる美少女は詩郎の婚約者でした!!!透羽子と名乗る頭首は「今の夫はもうもたないの」と屍のような夫を隣に転がして・・・。可愛い顔して相当えげつなさそうです。この夫の変わりに必要なのが詩郎!?安里は詩郎を本当に頭首に渡すつもりなのでしょうか?
詩郎を狙う北座長の東雲と弟分の春澄は、安里を殺すための人材が必要だと語り、4巻で組にさらわれた一平が、奴隷といして北の始末屋に買い取られ・・・。パズルのピースが合うように、どんどん北の思惑に巻き込まれていく一平です。6巻へ続きます。