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前回「jealousy」の矢倉くん×八津くんの続きにあたる表題作の「花散る夜に~」は、このシリーズの王道パターン、脇キャラの片想いのすれ違い。
ギイが同級生の恋愛沙汰に聡いのは相変わらずだが、矢倉の勘もなかなかのもの。
ギイが祠堂入学時から託生に片想いしていた事を見抜いているしね。
3年生編からの登場だけど、結構存在感があるかな。
それと今回の神評価はなんといっても3年生編で一番好きな「あの、晴れた青空」の為に。
「June Pride」から一年、タクミくんを語る上で絶対に外せないのが亡き兄に関するエピソード。
託生のその後の姿はシリーズを通して既に周知のことだけど、改めてトラウマを克服・昇華してちゃんと兄のお墓参りに行こうとする姿や、その託生の過去のトラウマごと愛しちゃっているギイの様子が読めて満足いく話なので。
あ、ギイと託生の甘々なラブシーンも楽しめます。
ギイとタクミが高校3年生の時のお話が2つ収録されています。
まずはタイトルにもなっている『花散る夜にきみを想えば』ですが、これは3年の4月のお話。
ギイとタクミは相変わらずラブラブで、2人の周辺の人達の恋バナがメインです。
相変わらず鼻が利きすぎるギイが色々と手助けに忙しそうです(笑)。
後半には6月のお話、『あの、晴れた青空』が収録されています。
私の萌x2の評価はこの作品に対してです。
自分としては珍しく映像から入ったこのシリーズ、実はこの作品が今のところタクミくんシリーズの映画では最後に作られたもので、私の中ではとても印象強く残っているので、原作を早く読みたいと思っていました。
2人にとってもとても大事なエピソードなのですが、途中の切ない展開が普段の甘い2人の関係にピリリと刺激を与えています。
実はこのエピソード、三洲君がとってもカッコイイんですよね~(映画では惚れました 笑)。
原作でもそれを再認識しました。
三年生になってから、完全な読み切りではなくなってきている。
私にとったらそれが面白いのかなァ。
登場人物総ホモ化の嵐のなかに、タクミくんの親友の利久まで巻き込まれそうな雰囲気で、ああ、やっぱりか…みたいな。赤池だけは巻き込まれませんように。