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新進気鋭の作家・楡野ユキと人気BL小説家・橘 紅緒が贈る、センシティブ・ラブストーリー
ここ最近の作品の中では『セブンデイズ』や『若葉のー少年期ー』などでも有名な橘紅緒
先生原作の大学生6人の青春ものです♪
ちょっぴり切なかったりちょっぴりキュンとしたり、心情の描写もなかなか細かくあり
読みやすい1冊でした!
主要メンバーは6人なのですが、うち2人は双子の女子で、今のところ恋愛があるのは
男子残り4人のうち2人のみになります。
高校時代からの仲良しグループ、藍と氷見、リカとナナ(女子2人)は4人で
ルームシェアをしていて、大学からの友人・新と眞紀も加わって彼らはいつも一緒。
6人でわいわいやっている様子は楽しげで大学生いいな~!青春!感が溢れています。
この作品は藍と氷見のすれ違いLOVEなお話なのですが、実はお互いを想い合っている
2人がすれ違うたび、読み手は「あなたたち両想いだってば!」とやきもき。
でもその焦れったいところがいいんですよね~!!
中学からの仲で9年以上の友人関係な藍と氷見。
〈藍〉は中性的な容姿をしていて、氷見と出会った中学時代は女子のような容姿に
コンプレックスを抱いていました。そんな藍は氷見に秘めた想いを抱いていて、でも
それは伝えられない。
一方〈氷見〉はモテモテのイケメン男子。女の子もとっかえひっかえとの噂ですが、
そんな彼にも実は秘密が…
『藍がかわいくてしょうがないんだよ』と想いを隠したまま藍に悶々したり隠れて赤面
するシーンは萌えでした!
丁寧で見やすい絵柄でしたが、表紙よりも中の絵の方が好みでした♪
でもちょっとトーンの使用が多すぎ…?なんて印象も勝手に抱いてしまいました。
ごめんなさい!!
この1巻の終わりではようやくお互いの気持ちを伝い合えた2人ですが、これから
どうなっていくのか?
2巻ではもっと悶々&ドキドキがてんこもり…ということらしいので(先生のあとがきに
書かれていました!)期待MAXで待っててよいでしょうか!?(笑)
表紙がとても好きだったので手に取ってみました。
内容はすでに書いてくださっているので感想を。ごめんなさい、辛口の感想です。
なんだかよくできた、一昔前の青春ドラマをみているようでした。なんか既視感があるというか。男女四人でルームシェアしてるとか、みんなで「せーの」で柵を飛び越えるとか。自分がオバサンだからなのか、そういう「これぞ青春!」みたいなのがちょっと目について仕方なかった。
そして何よりメインCPの二人に感情移入できなかった。
「ヘタに告白して友達の関係を崩すなら今のままでいい」と思ってるなら黙ってればいいじゃん!と藍くんに対して思ってしまった。彼女と電話している氷見くんにやきもち焼いて電話口でキス音を出してみるとか、思わせぶりな態度を取るとか。友達に「誰」とは言わず氷見くんのことを愚痴るとか。何だ、それ…。子どもじゃん。って思ってしまった。
なんだか、作者の「こう思ってほしい」感が溢れていてちょっとげんなりしてしまいました。
まあ藍くんと氷見くんは付き合うとして、ナナとリカの関係の方が気になってしまったワタクシでした。