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滾る!読み返す度に滾ります。実はこれが私が初めて買ったbl 作品なので、とても深い思い入れがあるのです。
作者のguilt pleasureさんが絵師の咎井淳さんと、ストーリー担当のナルキッソスさんのユニットであることは広く知られていますよね。お二人とも台湾ご出身でアメリカで生活されており、ナルキッソスさんは元警官だそうです(これは、特にデビッドに活かされているのかな)。そのようにお二人の才能の結晶でありますので、プロローグは短編小説になっています。
主人公の浅野克哉と何者か分からない男とのプロローグ、後の悪夢・・監禁と陵辱を予感させる密やかな幕開けです。
そこからのコミック本編はもう、冒頭から刺激的。
改めてみると、後ろ手に拘束されたうえに騎乗位を強いられてるんですね、これ。
顔のない男に犯される悪夢に悩まされながらも、精神科医の浅野は殺人鬼に自白させるために警察に協力する、という流れです。
人里離れた場所で殺人鬼シノハラと向き合う浅野。
次第に夢と現実の境界が揺らいでいき、やがて明らかになる衝撃の真実。
仮にこの巻で終わっていたとしても、サスペンスとして完成されたものだと思います。
浅野と篠原の攻防は「羊たちの沈黙」を彷彿とさせるくらいにスリリング。スリリングでいてエロティックです。
本当に凄い。
画力の高さは言わずもがな、浅野と篠原のキャラクターがまた魅力的なんですよね。
一巻では浅野はまだ怯える仔羊さんのイメージですが、知的な美人オーラは眩いばかり。篠原はこの巻ではひたすらミステリアスでカッコいいですね。二人共、2巻でガラッと変貌しますが。
また、日本を舞台として描かれていますが、何処でもないような感じがあり、言葉にし難い独特な雰囲気を醸し出しています。
流血シーンもあるサスペンスなので、ほのぼのしたものが読みたい方は避けた方がいいですヨ。
ここから少し脱線します。最初にこれが初めて買ったbl だと書きましたが、きっかけはアマの「あなたへのオススメ」に何度か出てきたからなんです。とはいっても私、それまで一度もbl カテをクリックしたことなかったんですが、なぜかオススメされたわけです。
ミステリーと洋書、洋画関係でよく利用していたからなのか、、、書影に引かれて見ると「男に犯される」の一文が!それでスルーすると、忘れた頃にまたオススメされること数回。
2巻発売直前にはふわっと腐に目覚めかけていて、よし!と意を決して購入した後は・・・自分の爆発力も捨てたもんじゃないかなと思いました。
埋もれた素地を見抜いたとしたら、アマ恐るべしですよ、なんてね。
最近はどんなものがあるのかと色々検索してた時に見かけて、まず画力の素晴らしさに惹かれました。
自分の好み的にあまあまなのは苦手でハードやシリアスなもの、監禁凌辱モノが好きなので
内容的にも好みに合いそうだったので買ってみました。大正解でした。
普通のBLは鬼畜といって全然鬼畜じゃないものとか、受があんまり抵抗しないで簡単に受け入れるものとかすぐに馴染みすぎるとか、BL特有のありえない設定とかイマイチ萌えないものが多いなと思ってたところだったので、これを読んだときにこういうのが読みたかったんだと思いました。
普通の人だったら知らない人とか男同士なんて絶対嫌だよな…とか常識的な部分が足りないと萌えないんだなーと気付きました。
なのでこの作品の主人公が抵抗する様や苦悶に満ちた表情は最高に萌えました。(タダの変態のようですが)
とにかく表情がエロイです。
攻の鬼畜っぷりもよかったです。主人公を愛しているとは言ってますが連続殺人犯なだけあって真の鬼畜というか鬼畜を通り越して猟奇的でした。
H度は標準的とありますが、拘束したり攻めがハードだったので結構エロく感じました。
特に最後の方のお仕置きとかかなり萌えでした。
主人公の流血もあるので痛いのが苦手な人は注意が必要です。
導入部分の小説は翻訳の関係かセリフ等に若干違和感もあったけどそういうキャラだと思えば特に気にならない感じです。
本編は絵がリアルで漫画っぽくないタッチなのとストーリーが連続殺人犯の取調べなのでドラマを見てるような感じでした。
絵がリアルな分死体やそのパーツもリアルなのでちょっと注意です。
声や擬音などは少なめな気もするけどない方がいいくらい主人公たちの表情が豊かです。
表情だけで色々な感情が伝わってくる感じです。
攻と主人公の過去や夢なのか現実なのか?など謎だらけで、主人公どうなる!?ってところで1巻は終わりだったので早く続きが読みたいです!
この先いずれ恋愛面も出てくるとありますがこの二人が愛し合うようになるんでしょうか?
しかし相手が連続殺人犯ならハッピーエンドにはならないだろうな~。
逆輸入?BLの話題作ということで手にとりましたが、とても良作でした。
ジャンルとしてはダークサスペンスでしょうか。
知らない男に監禁・強姦される夢が現実と交差する…という聞く分にはハードな内容ですが、作者の退廃的な美のセンスのお陰かあまり痛々しさは感じませんでした。
1巻は内容が最後まで綺麗にまとまっていると思います(むしろ私は続き物だということを最近まで知りませんでした)。ストーリーも楽しめました。
ただ、全体的にドラマ要素が強く「BL」と呼ぶにはまだ足りないかなぁというのが正直な感想です。
これからまだ2人のキャラクターが掘り下げられていくと思うので楽しみです。
私が初めて買ったBL雑誌が2011年10月号のGOLDで、その号でプロローグノベルが掲載されたんですね。
雑誌はあまり買いませんが、GOLDだけは毎号買ってます。腐の世界にハマってしまったきっかけの雑誌であり、作品でもあります。この漫画をリアルタイムで読めた幸せ、勝手に運命を感じてみたり(笑)
この作品の何が凄いって、やっぱり1番は咎井淳さんの圧倒的な画力ですよ!特にカラーの美しさはため息ものです。ずっと眺めていられる。人物のデッサンとか肉付きとか、リアルでとにかくお上手。
原作のNarcissus(ナルキッソス)さんはなんと、現役の警察官の方らしい。なんで現役の警察官がそんなことしてるのかwよく分からないけど、小説家なのか趣味で同人活動みたいなことをしてるのか?珍しいですよね。お仕事柄か内容も本格的なサスペンス仕立てで、かなりシリアス。グロいシーンや暴力的な描写もあるから、苦手な人は要注意!キレイな表紙につられて買っちゃうと後悔するかも(笑)
BLというカテゴリーにはめ込んじゃうのがもったいないと感じるほどの本格派サスペンスミステリー。読み手を選ぶ作品なので万人受けはしないでしょうけど、目の肥えた大人の読者さんにも読むに耐えうる良作です!と自信を持ってガキが薦めますよww
驚くほどクオリティーの高い作品。
ストーリー担当のNurcissus(ナルキッソス)先生と作画担当の咎井淳先生のコンビだからこその相乗効果。
Nurcissus(ナルキッソス)先生の作るストーリーはかなり痛い話しであるはずなのに痛さよりもミステリアスなエロス(?)を感じてしまうのは、咎井先生の描く画によるところが大きいと思います。
犯罪をも犯してしまうほどの病的な執着愛は、同人誌の<The Bride>(←小説のみ)でも感じましたが、<In These Words>にも共通する魅力です。
個人的には、日本のBL作品ではあまり感じることのないミステリアスな作風は外国人の先生方ならではの持ち味で、高めの年齢層に受ける作品ではないかと思います。(かく言う私も高めの年齢層です。(笑))
あまあまな作品が好きな方にはおススメできませんが、この作品にもし興味があって、まだ読んだことのないという方はぜひとも読んでみてください。
Guilt/pleasureの魅力にハマってしまいますから!
まさに、私もG|PのITWに嵌ってしまった高めの年齢層のうちの一人ですww