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ジャケットが公開されてからとても気になっていた1冊。
初めて拝見する先生。
BL(色恋云々)と思って手を取ると、きっと後悔する。
ストーリーは、ダークで暴力的要素のあるサスペンス。
カラーを単色刷りしたような風合いで、人物は青年誌を思わせるような絵柄。
最高のタッグだと思う。
プロローグからして驚いた。
想像を巡らせる、魅力的な導入。
本編は、シンプルな結論だとは思うが、その終わり方、嫌いじゃない。
推理小説のような、少しずつ紐解かれて行く感じも持ち合わせていると思う。
ただ解せない点があるんだ。
全てが明確にならない、そんな点も興味深い。
プロローグで想像した人物像が、本編に出てきましたか?
裏表紙は見ずに読んでみてください。
私は間違った想像をしていたようです。
萌で評価するには似つかわしくないため、評価は満点一歩手前。
個人的には、ジャケットからして神ですが。
私が初めて買ったBL雑誌が2011年10月号のGOLDで、その号でプロローグノベルが掲載されたんですね。
雑誌はあまり買いませんが、GOLDだけは毎号買ってます。腐の世界にハマってしまったきっかけの雑誌であり、作品でもあります。この漫画をリアルタイムで読めた幸せ、勝手に運命を感じてみたり(笑)
この作品の何が凄いって、やっぱり1番は咎井淳さんの圧倒的な画力ですよ!特にカラーの美しさはため息ものです。ずっと眺めていられる。人物のデッサンとか肉付きとか、リアルでとにかくお上手。
原作のNarcissus(ナルキッソス)さんはなんと、現役の警察官の方らしい。なんで現役の警察官がそんなことしてるのかwよく分からないけど、小説家なのか趣味で同人活動みたいなことをしてるのか?珍しいですよね。お仕事柄か内容も本格的なサスペンス仕立てで、かなりシリアス。グロいシーンや暴力的な描写もあるから、苦手な人は要注意!キレイな表紙につられて買っちゃうと後悔するかも(笑)
BLというカテゴリーにはめ込んじゃうのがもったいないと感じるほどの本格派サスペンスミステリー。読み手を選ぶ作品なので万人受けはしないでしょうけど、目の肥えた大人の読者さんにも読むに耐えうる良作です!と自信を持ってガキが薦めますよww
ジャケ買い。
カバーだけでも定価の価値がありますが中身もすごいクオリティです。
お話はBLというより青年誌で連載しているような本格派サイコスリラーと言った感じ。
攻がサイコパスなシリアルキラーでそっち系の映画や小説(日本発信のもので言えば漫画のMONSTERとかドラマの沙粧妙子のような)好きには堪りませんw
ハンニバル・ザ・カニバルな活躍を期待したくもありますが、お話は密室劇になりそう。
あとがきによれば恋愛面もこれから出てくるそうですがこのまま平行線のグチャドロ系に進んでも燃えるし萌えるからいいかなあw
要するにサイコスリラーって好きなのさ。
ストイックさがまたかえってエロい眼鏡美人が堕ちるのか堕ちないのかはもちろん興味あるけど。
あらすじから何故かアメリカ舞台をイメージしていた(サイコパスと精神科医の組み合わせのせい?)のですが舞台は日本。
でも意外と違和感はありませんでした。
ただ日本家屋を靴下で歩くのに「コツッコツッ」はどうよ?って思いましたけど…その後のシーンはトントンなのになあ。
浴衣姿もあってやっぱ浴衣は外国の方にとってもBL萌えアイテムなんだね!と妙に嬉しかったり…あとすね毛や胸毛はやっぱりないんですね。
彼と彼の過去の因縁、そもそもそのときも何故彼が選ばれまた解放された(逃走?)のか、あれは棺桶なのかー何に使われた(使われようとしていた)のか。
また現在に戻り睡眠薬のことや彼の他目的の犠牲者たちのこと、他にも居たという愛した人のこと、さらにどこからどこまでが彼によってコントロールされた世界なのか…沢山の謎と伏線がちりばめられ今後の展開が気になります。
なにしろまだ攻・篠原の名前を含めた素性すらわかっていないのですから。
こちらこそお返事ありがとうございます!とっても嬉しいです♪
そうですね!私もお邪魔させていただきましたが
好みが似てますねー!いぇい!またまた嬉しいです!!
というわけで、こりゃもうゲットするしかありませんねw
レビューはうまく出来るか自信が無いのですが、
私なりに何かお伝えできれば…と思います☆
はぁぁぁ、楽しみです!!!
ありがとうございました(*^_^*)
東雲月虹様、コメントありがとうございます。
暴力要素は確かにあるのですが中の絵もとにかく綺麗なのでグロさよりも耽美さが勝っている感じです。
サイコミステリーが好きなら是非!
「沙粧妙子」は魅力的な殺人犯役が多く、映像もステキでしたよね♪
香取さんは純粋と狂気が一体になっていてとても印象に残ってます。
こちらの攻も大変「ヤバい」狂気を魅せてくれますよー。
自己紹介の方にお邪魔させていただきましたら好き作家さんの傾向も近いのでそういう意味でもおススメできるかと…。
もしお読みになったら東雲様のレビューお読みしたいです♪
なかなか個性的なBLなので「萌え」にせよ「しゅみじゃない」にせよ他の方がどういう感想をお持ちになるのかとっても気になります。
特に好き作家さんの傾向が被っているのでなおさら…よろしかったら是非☆
はじめまして、東雲と申します!
本当に表紙が美しいので気になっておりましたが
暴力的要素…と少し尻込みしていたんです;
でも、『MONSTER』も好きでしたし、
『沙粧妙子』は大好きでした!!懐かしい!!
特に香取くんの演じた役で、「こいつヤバいわ…」と思いながら
ビデオに録画して何度も観ましたよ♪
舞台は日本、というのでまたほっと一安心です☆(なんとなく)
浴衣…!!浴衣にも期待します!w
『アメコミ超大手、マーベル、ダークホース、DCコミックスの大人気作家・咎井淳日本上陸!BLを描く!!』
こんな帯を付けられては、読んでみるしか無いでしょう。
アメコミ出身ということで若干懸念があったのですが、日本の漫画のルールに近い、(日本人にも)非常に読みやすい作品です。
あ、最初に言っておくと、これは続刊物です。1巻の表記が無いのでちょっと紛らわしいのですが。
上にあげた3社は知っていますが、アメコミ自体にそんなに興味が無い、というより若干苦手な部類に入る私は向こうの漫画市場はよく知らず、この方も存じませんでした。
咎井先生ご本人の経歴を調べてみたところ、どうやら14歳(!!)にしてプロデビューなさっているらしく、加えて非常に美人な方でビックリ。
90年代に初仕事で台北の広告製作などをするも、漫画に専念するために1ヶ月でその仕事を辞めたのだとか。(大金を詰まれて残ることをせがまれたが漫画しか頭に無かったとのこと。いや才能とは恐ろしい。)
アメコミというと、とにかく日本の漫画と違って「リアリティ」を追求したデッサン重視の描写、というのが一番イメージするものだと思います。彼女も、向こうでの作品はとにかくリアリティに富んだデッサンの完璧な肉体とポーズのイラストが多い。顔と筋肉の凹凸がしっかりした男女(いわゆる外人のお顔)を描いています。
一転、このin these wordsでは、普段のガッシリした描写を抑え、かなり「BL市場」に溶け込むような作画に。
勿論基礎デッサンが相当しっかりしているので、かなり安定感のある、美しい人物を描かれています。某大型イラスト投稿サイトでもご本人の絵が多数拝めます。とにかく描写力に関しては圧巻の一言。有名アメコミのカバーを多数任されているだけあってその腕は半端ではありません。
アメコミ用リアリティ重視の描写、ゲームパッケージ用の少し現実味を抑えた2.5次元の描写、本作のようなBL向けの描写と、3段階で描き分けが効く方みたいです。日本のBL作家界では異色の存在だと思います。
本作の場合は、比率的にはアメコミ:日本漫画=3:7くらいの割合ですかね。ジャケ買いでも裏切られません。
同人誌で出したものの再録だそうで、同人誌自体は6巻?まで発刊されており、本作はその1、2巻を翻訳してまとめたものだそう。(※訂正/この本は6巻まで全て収録済みのようです。紛らわしくて申し訳ありませんでした。)
さて、前置きが長くなりました。
内容ですが、とにかく暗い。更に1巻なので、全体像がほとんど闇に包まれている状態であり、この時点で本作を評価するのは難しい。粗筋で紹介されている以上の事は起こらないというのが正直なところです。
また、快楽殺人や監禁、強姦が全面に押し出されている内容ですので、このワードにひっかかる方は読まない方が賢明。
冒頭で短編小説が一本入り、そのあとに漫画本編を読むスタイルなのですが、この短編小説が非常に読み難い。
私にとって、読み返さないと頭に入ってこない文体でした。恐らく翻訳が不味いのだと思います。
本編では翻訳の粗は感じませんでしたが、若干無機質な感じを受けるのは、作風なのか翻訳なのか判断が微妙なところ。
良い悪いという話ではなく、こういうところが「アメコミ」かなと思います。
個人的には英語版を読んでみたい、また印象がちょっと違う筈。実際amazonで英語版も手に入るのですが、日本のお値段の2倍するんですよ(泣)米amazonでも評価が非常に高く、海外の方にも絶賛をもって向かえられている作品のようでした。
日本の漫画との違いを指摘して溝を探りたい訳では無いのですが、興味の導入がそっちだったので私はこういう判断によってしまいました。
が、1漫画としては期待を裏切らずに楽しめる作品だと思います。
ただやはりどうしても1巻の為かキャラクターへの感情移入や世界観の理解は難しく、これからというところで終わるので、良い悪いは言いようがありません。中間ということで、萌評価にさせて頂きました。
「萌」要素、BLの「LOVE」の要素は今巻は御座いませんのであしからず。
印象深かったのは、あとがきの作者ご自身のお言葉。
「(本作は)ダークな作品で、恋愛要素が足りないんですね。「イケメンが、別のイケメンに魔法をかける」、そんな作品を作ることにもすごく興味はあるのですが、違った男と男の物語が作りたかったんです。」
なるほど「イケメンがイケメンに魔法をかける」、言い得て妙(笑)
この言葉通り、日本で一般的に読めるBLとは違い、内容にかなり骨がありそうな作品です。一読の価値は充分にあると思います。
今後に期待して。
最近はどんなものがあるのかと色々検索してた時に見かけて、まず画力の素晴らしさに惹かれました。
自分の好み的にあまあまなのは苦手でハードやシリアスなもの、監禁凌辱モノが好きなので
内容的にも好みに合いそうだったので買ってみました。大正解でした。
普通のBLは鬼畜といって全然鬼畜じゃないものとか、受があんまり抵抗しないで簡単に受け入れるものとかすぐに馴染みすぎるとか、BL特有のありえない設定とかイマイチ萌えないものが多いなと思ってたところだったので、これを読んだときにこういうのが読みたかったんだと思いました。
普通の人だったら知らない人とか男同士なんて絶対嫌だよな…とか常識的な部分が足りないと萌えないんだなーと気付きました。
なのでこの作品の主人公が抵抗する様や苦悶に満ちた表情は最高に萌えました。(タダの変態のようですが)
とにかく表情がエロイです。
攻の鬼畜っぷりもよかったです。主人公を愛しているとは言ってますが連続殺人犯なだけあって真の鬼畜というか鬼畜を通り越して猟奇的でした。
H度は標準的とありますが、拘束したり攻めがハードだったので結構エロく感じました。
特に最後の方のお仕置きとかかなり萌えでした。
主人公の流血もあるので痛いのが苦手な人は注意が必要です。
導入部分の小説は翻訳の関係かセリフ等に若干違和感もあったけどそういうキャラだと思えば特に気にならない感じです。
本編は絵がリアルで漫画っぽくないタッチなのとストーリーが連続殺人犯の取調べなのでドラマを見てるような感じでした。
絵がリアルな分死体やそのパーツもリアルなのでちょっと注意です。
声や擬音などは少なめな気もするけどない方がいいくらい主人公たちの表情が豊かです。
表情だけで色々な感情が伝わってくる感じです。
攻と主人公の過去や夢なのか現実なのか?など謎だらけで、主人公どうなる!?ってところで1巻は終わりだったので早く続きが読みたいです!
この先いずれ恋愛面も出てくるとありますがこの二人が愛し合うようになるんでしょうか?
しかし相手が連続殺人犯ならハッピーエンドにはならないだろうな~。