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表題作春になれば草の雨

日下部冬太
大学生→ペンションオーナー
滝雨音
大学生兼時時代小説家→ペンションオーナー

その他の収録作品

  • 表題作以下シリーズ連作:「人生は野菜スープ」「夏になれば雲の峰」「空の名前」
  • 日々是好日(※非BL作品)

あらすじ

匡のアルバイトは『草の雨』という名前のペンション。気がつくとお客は全員男というあやしげなところ。匡の友達の邦比古まで現れて、これでは一波乱起きない方がおかしい――。

作品情報

作品名
春になれば草の雨
著者
吉川うたた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ぶんか社
発売日
ISBN
9784897991542
4

(1)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

穏やかな味わい

レビューの前に補足情報として。
この表題作シリーズの真の主人公はあらすじに登場している
天童匡(てんどう・ただす)君ではありません。
匡君は主人公と言う役名を振られた狂言回しである、と捉えて
ください。

電子書籍として登場しておりますが本作は実は古い作品です。
1994年1月の刊行作品ですね。評者は刊行当時の紙の親本を
手にした一人です。
往時の作風の流行から考えても寝台上の描写はかなり控え目
ですね。それがまた作品の色を穏やかなものにしています。
後々発表される諸作品内での男子同士の在り様の原点が
この時点で恐らく決定したのでしょう。
穏やかで控えめな描写の中にふと垣間見える絆の深さを
感じる事が出来ようかと。

巻末に収録されているのはBLではなく男女ものですが、
この作品もまたこの作者さんの作風の原風景なのでは
ないかと拝します。

1

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