拓海
商業誌「それでいて、純情」の番外編です。
自分に自信がなく着飾ることで安心していた湊と、過去の男に嫉妬してしまうカイルの、不器用なラブストーリーでした。
ある日、ウエスタンバーに行った二人。「刺激的なことをして遊ぼう」と湊はカイルを2階に誘います。2階は、カップル専用のスペースで、周りはイチャイチャしているカップルばかりです。最初は戸惑ったものの、途中から乗ってきたカイルが、急に不機嫌になります。「他の男ともしたんだ?」と…。
その後、仲直りをするのですが、言葉の壁から違う意味に取ってしまい、モヤモヤする湊。また愛してもらえるように頑張ろうと、前向きになったところには好感がもてました。やっぱりカイルは湊が大好きで、嫉妬は恋のスパイスでした。
『それでいて、純情』の番外編同人誌です。
日常会話に不自由しない程度には英語は話せる湊(受)ですが、やはりネイティブではないので、微妙なニュアンスが伝わらない場合もあります。
そういうわけで、湊はカイル(攻)との間に言葉の壁による齟齬が生まれないようにと努力しているんですね。
で、その流れなら英会話のレッスン~に行くのかと思っていたら、行きつけのバーの2階のカップル用のスペースでほぼ人前プレイ・・・なぜいきなりそっち!?とびっくりしたよ。
しかも、2人ともが盛り上がってならともかく、カイルは戸惑ってたし。
そして、気持ちが行き違ったままカイルはクルーズに出てしばらく離れ離れに。
結局は、カイルは(湊が危惧したように蔑んでたわけではなく)湊の過去に嫉妬してただけだったんですが、そこでやっぱり『言葉の壁』による誤解はあったんですね。
キャラクターも結構好きですしよかったんですが、ちょっとH多過ぎ・・・
イヤそれはそれでもいいけど、ほかのストーリー部分ももう少し長いものを読んでみたいですね。