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鳥谷先生の作品は、良い意味で安定したパターンがあって、安心してわくわく、ドキドキ、萌え萌えできるので大好きです。
一発大逆転で幸福を手にするシンデレラストーリーな展開、そしてお話がちゃんと展開されつつも、Hシーンの濃厚さはとても凄くて!!!!
そのギャップもまとめて楽しめる作品ばかりです。
さて、そんな鳥谷先生作品の中でも、今作は私の中で萌えツボど真ん中な作品でした。
攻め様がなんといっても、一見ならず者(?!)っぽいのに正義の味方気質であったり、育ちも良くて、かつてはとても素直な良い子であったけれども、20年ほど遅れてやってきた反抗期をこじらせた結果今の状態になっていたり、実は細やかで非常にできる人であったり・・・そして眉目秀麗で・・・と、個人的に大好きなハイスペックで、ハイスペックながらもちょっぴりアウトローっぽい・・・という、素敵な要素満載でした。
受け様が卑屈系だけれども、実は熱い心を持っているし、基本正直者・・・というパターンも大好きです。そしてもちろん処女童貞。
今回はセクハラをして解雇された元検事・・・という(実際には濡れ衣)背景を背負っての状況・・・
そんな受け様が、素敵な攻め様に愛されることになる・・・という展開も、そして受け様の身の潔白が証明されるという展開も、気分すっきり!!!!何よりも実は運命の恋であった・・・というタネあかしも素敵で・・・非常に読んでいて楽しかったです。
攻め様が住んでいる古い洋館の雰囲気も素敵で・・・(そういえば鳥谷先生の作品には良くこういう建物が出てきますね)
何もかもが楽しめた一冊でした。
欲を言うならば、受け様が攻め様に、あの絵のモデルが自分だと告げた時の話や、今後息子溺愛の父親問題をどう乗り越えていくのか・・・という後日談があったら良いのになぁ・・・と思いました。
これは大好きな作品。健気受けというより、しっかりと芯が強くて自立し、純粋な受けがとっても好感のもてる青年。攻めもいい。抑制が効いたオヤジ(ごめん、31なんだよね、でも私の中ではオヤジキャラ)がしっかりエロいっていう設定。
すぐに両思いだとお話しが終わってしまうので、攻めが気持ちを小出しにする焦らしプレイになってしまうのはしょうがないですが、それを補ってあまりある脇キャラとの絡み、過去のエピソード、そしてエロエロのラストと、萌えどころ満載の素晴らしい作品でした。
ラストのHでのプレイはこれまで読んだ本の中で一番よかった。おすすめの1作。
ちるちるのプレイの選択に"'"ち◯び攻め"'"にチェックして検索したらこの作品が出てきました。
"'"ちくび攻め"'"って最中の忙しい中(笑)、そこも攻めてあげるんだ!優しいし、サービス満点ねーと思って好きなのですが、クリップやピアスも"'"ち◯び攻め"'"なんですよね。
他のエロはだいぶ耐久性が出てきたのに、"'"ち◯び攻め"'"に関してはクリップもピアスも嫌。
でも、本作は鳥谷しず先生。
絶対にウケちゃんをこよなく愛する変態紳士攻さんが出てくるはずなので、クリップはギリ出てくるだろうけど、ピアスは絶対にない!と思って借りたらその通り。愛あるシーンが毎回出てきて良かった!
"'"ち◯び攻め"'"とチェックを入れて探し出して読んでも作中にちょっととしか出てこない事多いんですよねー。
本格"'"ち◯び攻め"'"をお望みの方はまだまだ生温いかもしれませんが 、ホント、人の好みって千差万別だなーと自分の事なのにしみじみしてしまいました。
えψ(`∇´)ψ?肝心のストーリーは?
フフフ、いつもの鳥谷節、変態チックな攻め様出てきますが、最初の格好でやや露出してるくらいですのでウケちゃんが溺愛されてますのでご安心してお読みください。
いや〜めーっちゃくちゃ萌えました。
俺様攻めが甘く変化していく様子に萌えた!
ずーっと受け視点なので攻めの気持ちがわかりにくいんです。
だけど、もしかしたら??と思ってたところが、読み進めるうちにやっぱりそうだったのね!となり、最後の攻めによる独白では予想以上に一途で必死だったのがわかってもうたまらん。
そして、この時攻めはこんな態度を取ってたけど本当は気持ちを抑えるのが大変だったんですね!!とか突っ込みながらの再読は楽しい。
主人公は身に覚えのないセクハラ疑惑で法曹界を追放された受け。
長年の夢であった弁護士への道が閉ざされかけ、なんとしても推薦人を得る必要があるために、「父親に背いて自堕落な生活を送る二世弁護士を説得し、父親の元へ戻す」という任務を背負い、攻め宅へ家政婦として送り込まれます。
攻めに対する第一印象は最悪なんですよ。
受けを「父親の犬」呼ばわりし、追い返そうとする。
その様子に噂通りのわがままで俺様な男だと受けは思うも、なんとしても推薦人が必要なので心の中で「このチンチラオヤジがっ!!」と罵倒しつつもグッと耐え忍ぶ。
「チンチラオヤジ」というのは「チンチンをチラチラ」の略で、攻めは家の中で着物で過ごすんだけど下着履いてないから、立派なブツがチラチラしてるんですね。
なんなの?そのセクハラ……って正直思うの。
だって、実は受けに対して幼い頃に一目惚れ、大学での再会時にも一目惚れしていた攻め。
名前もわからずそれっきり会えず長年想いを募らせていた相手との運命の再会だっていうのに、なぜチンをアピる?!
(そこは鳥谷さんならではの変態さん成分なんでしょうね。)
オレ様でボンボンな自堕落弁護士かと思いきや、実は青臭いほどの正義感の持ち主で真っ当に育ったお坊っちゃまというところが良かったけど、私は庭にせっせとジャスミンを植えてたってところが最っ高に良かったなぁ。
初めて受けと出会った幼い日、辺り一面ジャスミンが花盛りだったということから、庭をジャスミンだらけにして、ジャスミンを眺めながら名も知らぬ、二度と会えぬ受けへの想いに焦がれて絵を描くとか、私そういうクサいエピソードが死ぬほど大っっっ好きなんですよねー。(絵心がある男というところも高ポイント)
ただのチンチラしまくり男かと思いきやめっっちゃ純情ロマンチストじゃん!!と。
それといいなと思ったのは、真面目堅物で「死ぬほどつまんない男」と言われ続けてきた受けが、攻めから「お前は本当に面白い お前といると退屈しなくていい」と言われて救われた気持ちになるところ。
読む前はあんまり期待していなかったんですよね、正直。
なんだかんだ理由つけられて受けが抱かれまくりな話くらいにしか思ってなかったんだけど、あらすじの「俺を満足させたら条件を飲んでやる」という滅茶苦茶な命令をする攻めの真の姿がとにかくめっちゃツボだったのと、これからひたすら溺愛されまくりな将来しか見えてこないという攻めが好きなので、おまけして神です。
電子書籍で読了。挿絵有り。
「契約に咲く花は」がツボにはまったので、鳥谷さんの本を少し読んでみようかな、と。
いやー、私、この方がとても好みのようです。
ヤメ検弁護士になるつもりだった佐原は、やってもいないセクハラの嫌疑をかけられ検事を辞職します。悪い噂を立てられたせいで、弁護士になるために必要な推薦人が見つからない中、大手弁護士事務所の遠宮眞治から成功したら推薦してもらう約束で、遠宮の法律事務所から独立した末息子、眞史の家にハウスキーパーとして入り、戻ってくるよう説得する仕事を引き受けます。
行って見れば、家はゴミ屋敷。だらしなく和服を着流した眞史はその合わせ目から局部がチラチラ見えるような自堕落ぶり(付けたあだ名が『チンチラオヤジ』)。おまけにどう見てもその筋の人に見える有馬という友人と一緒に、佐原をいびり倒そうとします。何としても推薦人を見つけなければならない佐原は、眞史の嫌がらせにも耐え、依頼に応えようとするのですが、ある日、夜の街に遊びに行こうとする眞史を引き留めると「俺の相手をするなら、お前の言う通りにしてやってもいいぞ」と取引を求められて……
お話自体は分類すると『執着もの』なのかも知れません。
そんでもって確かに『エロエロ』なんですけれど(とにかくやってる。暇があればやってる)。
執着でエロエロだと、どうしてもある種の暗さが付いて来るお話が多い中で、何か可笑しいのです。とぼけているのです。
そして、ほんのりあったかい。
『好きな作家』が増えました。