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いとう先生、複数モノをそう書いているわけでもないのに、
なぜか存在感がある。
3P・複数モノでありながら、毎回、奥底にあるテーマが
わかりやすいからでしょう。
それぞれのキャラの方向性も、コンパクトにうまくまとめている。
あまりインドくささはないんだが、
いままでインドもので成功してるって、
中華モノ以上にナイから、まぁこんなものかと。
カーマ•スートラを生んだ国はこれからのジャンルかもしれない。
本作で注目は、攻めにそれぞれ役割を与えている点。
なるほどなと思った。
そんなん3Pじゃ常識のように感じるかもしれないが、
案外、ナイんだよ…。
システマチック(笑)な複数モノとでも言ったらいいのか。
前半はありがちな陵辱監禁系3Pだが、
ちょっとしたミステリー(ややB級風味)をさしはさみ、
消極的だった受けが、ラストでは蠱惑的なエピキュリアンとなる(笑)
この変容が小気味いい。
こういう開きなおりパターンは最近、顕著な複数・3Pの新しい傾向。
えせモラリストを撃破するようで大変痛快だ。
いとう由貴さんの容赦ない感じが好きなんですが…
今回はまた容赦なかったですw
受け様は平凡で平均的な大学生ですが、
旅行先に付いた空港ですぐ拉致されて怪しい宗教団体へ連れて行かれます
そこで神の子とあがめられるのですが
それがまた結局のところ、回されてしまう恐ろしい事態に・・・
全体的にはエロまみれでずっとしている感じでしたw
受け様は最初は嫌がっていたのですが、神の子というのはあながち外れでもなくて
すごいみだれていきます
怪しい宗教団体から攻め様3人wが助け出してくれてめでたしではなく
今度は3人から誰かを選べと言われますが選べず・・・
最終的に10年後になったときは「受け様!どうしたんだ!」
ってぐらい変貌してて正直エロすぎでしたw
最初の普通の受け様よどこいった!!!!
壮絶でした!3Pは王道でよくありますが四人ともなるとあまり見かけないBL界。4Pへの挑戦ありがとうございます。
誰か一人を選ぶのか、もしくは四人で丸く収まるのか、わりと最後までどっちになるか分からずどきどきしながら読ませていただいたのです、が、まさかの…!
受けのビッチ化…!!
神の力で淫乱ビッチになってしまった受け様。平凡な日本人大学生とインドの富豪三人、「傲慢さ」と「慇懃さ」と「優しさ」、それぞれに翻弄されるというトンデモな図式は楽しかったしエロくてお腹一杯になりました。ただ唯一恋心を抱いたマハヴィルは健気で可哀想。
攻3×受1の4Pなお話でした。これだけで疲れそうな予感がしますが、いとう由貴さんの作品らしく、すべてのベッドシーンが「全力エロス!」という濃密なものである上に、怪しげな宗教団体、それぞれの運命を背負った魅惑的な3人の男達…と、読み終えた時にはどっと疲れました(笑) でも面白かったです。
俊也は旅先で拉致られてよく分からないまま「神子」なんて呼ばれた挙句レイプされて散々な目に遭う被害者なのですが、最後の大逆転でトントンかな~。少なくとも後味の悪さはありませんでした。
それにしても日本の俊也の周辺では彼の失踪をどう受け止めているのでしょう。気になります。
この作品を読んで思ったのが、b-BOYアンソロジーのエロとじ 2に収録されていた
同作者の「秘教の女神は蜜にまみれて」でしたね。
思わず持ってる本を出してマジマジ見ちゃいました(笑)そして作品の扉言葉が
「異国の秘儀に捧げられた無垢な体は、マハラジャ達に愛欲を仕込まれて・・・」で
3Pもので似たような設定、違いはインチキ宗教なのか迷いどころの教祖様がいて、
その信者だと言う、それぞれイケメンでお金持ちの御曹司たちを相手にするのが
やはり、神子様なんて言われて攫われてきた日本人の二十歳の無垢な大学生。
そして、もう一つ違うのが、3人の攻め様達が始めは乗り気でない感じで受け様を抱く事。
エロとじ 2のお話を肉付けして、登場人物の背景を少し足して宗教色に大きく色を付けて
エロエロ重視のストーリーに仕上げた感じでしょうか。
最後も似たような雰囲気だが、少し受け様を巡る攻め様の態度や感情を大きくしたような
展開になっていて、更に純真無垢だった受け様が本当に古代のエロ神様の器にでもなったかのように、10年後には3人を手玉に取る様な妖艶なものへと変化していく内容です。
エロ重視作品だと思えばそれはそれで楽しめるのではないかと思います。
物語性を重視したい方にはおススメ出来ないかも知れませんが。