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実はこれで最後じゃないのかって表紙見て思ってました。
矢野さんがこっち見て清々しい笑顔で手を振ってる…。扉絵でも登場人物ずらっと横並びで宮坂もニコニコして手を振ってるし…。
しかし違った。
まだまだ続くんだって!あと46巻ぐらい(願望)
次巻が来年だそうですが、待つよ。待つ!
BLかどうかは置いといて…。
主人公がホモなだけの映像裏方漫画で、ビッグコミックなんかに載ってても全然違和感ない作品ですが、これもうほんっとに面白くてワタシ大好きだーーっ!
前巻の続きで、のっけからド修羅場の宮坂の部屋。
てっきり三つ巴かと思いきや、他に女性が3人も来て違った意味で大混乱。
なにひとつ解決していないように見えたけど、宮坂の現状を見てなにかを感じ取る元カノ。
新人橘はいつの間にかユカさんにアメリカと呼ばれてて、相変わらず高慢チキだけど、こんなやつでも真剣に真正面から相手にしてやる矢野さん。男前だ。
ここで出てくる泥沼の喩えが素晴らしくて、ちょっと震えました。
そして矢野さんが宮坂のことを才気溢れる人物だと評価していただなんて…
気が利くマメ男だから、傍においとくと便利だぐらいにしか思ってないだろうなとばかり…。
本人がこの事実を知ったら、熱出して倒れちゃうんじゃなかろうか。
それにしてもキスシーンが、いちいち色っぽくないんです。
誤解されないように必死で言い訳する宮坂の口をふさぐキス
睡眠不足でウトウトする宮坂を起こすためだけの激しいキス
ムラムラしてきた宮坂は仕事の邪魔だから本気で寝かせるためのキス
ムラッときても、荷物を置いて一礼してからキスしにいく宮坂
全部大爆笑でした。
他にも…
どの飲み会でもチーズばっか注文する長谷川くん
どうも宮坂のもっさもさのヒゲにムラムラした様子の矢野さんに気づいてない宮坂
太った矢野さんを抱き心地がどんどん良くなるキャーなんて言って喜んでる宮坂
お尻が最高と連呼する宮坂
矢野さんのドロップキック
などなど、もうそこかしこで笑えるシーンがいっぱいでした。
仕事にも慣れてきて矢野さんとの共同生活も楽しそうで、順風満帆な宮坂。
でも最新の同人誌を先に読んでしまったので、この一歩先の続きがものすごく気になってます。
あーもうほんとにこち亀ぐらい続かないかなあ。毎度ワンパターンのドタバタオチになってもいい!
せめて宮坂犬がナニモノかになるまでは続けてほしい。どうか見届けてさせてください。
「東京心中第三弾」と書いてありますが4冊目ですからね、お間違いなく♪
さて、このシリーズとうとう「神」をつけます!!!
何がいいのか、何がおもしろいのか、これはぜひぜひに1作目から読んでください!としか言いようがないのですが(笑)
涙あり(?)笑いあり、シリアスあり、ギャグあり、バイオレンスあり(?)ぜ~んぶがつめこまれたおもちゃ箱みたいな放送業界を舞台にした
矢野さん大好きなバカワンコ年下宮坂攻めの話でもあるんだけど、案外にまじめに働くお仕事ガッツリ物語でもあるのです。
今回、とうとう神を登場させた理由。
彼らの恋愛がすごくポジティブでだた「好き」「愛してる」じゃなくてその存在すべてであるというグローバルな部分がはっきり明確になったこと。
宮坂の押しに負けて矢野は彼のワンコが好きになったんじゃなくて、そこには宮坂も気が付かない切磋琢磨の要素もあるということ。
宮坂の才能に(隠された)矢野自身が惹かれ認め受け入れ、彼を好きと思うということ。
最初の始まり、宮坂が仕事を頑張る理由は矢野さんで、それは今も変わりがないんだけど、ただそれだけじゃなかった。
彼には知らない間に学ぶ学習能力があり、それはすごい才能だということ。
オーノー!(?)
こんな奥深い物語だったのか(笑)
ま、まじめなことは置いておいても、冒頭すごいツンデレの嵐でしたね♪
そのたびに張り倒される宮坂が哀れでもありましたが、この怒涛の展開はすごい、この作品ならではですよ。
あの名監督を父親に持つ傲慢新入社員の橘に言って聞かせる矢野の言葉、胸に響きましたね♪矢野すげーよ。
人生棒に振る覚悟がないくらいにあたらないと、欲しいものはつかめないって題名でいいんっすか?
自分はそう解釈いたしました。
若さ、情熱、そうだ!恐れるな失敗。
この題名もいいじゃないか。
思わず、マジで「感動した!」なのです。
あの、多分これあんまり
レビューになってませんすんません。
いやあまりにガツンと来て
自分に重ね過ぎてる。
私はこのマンガに
人生を揺さぶられた気がしている。
私は、矢野さんと同じ気持ちを経験したことがある。
好きで好きで今でも追いかけている夢があって、
その為にずっと頑張ってた。
そしたら「私もやってみたくて~」と
親友が私の目指すものに簡単に手を出して
衝撃的な結果を出した。
愕然として本当に妬ましくて、
でもその結果は本当に素晴らしくて。
初めてその子の手を振り払いたいと思った。
好きな気持ちと嫉妬の入り混じった感情。
だからもう橘に向かって
諭すように自分を振り返るように
矢野さんが語るあのシーンで大号泣で、
さらには涙止まらんくて嗚咽。
超私事書き殴って申し訳ない…
でもそれ程に衝撃と言うかなんか…
私自身が橘になって、
矢野さんに「自覚しろ」って言われてるみたいで
ぐわーーーーってなって…
私も、もっと苦しんで頑張りたい。
前巻までは宮坂に感情移入しまくりだったけど、
今回は矢野さんに感情移入しまくった。
橘の気持ちも伝わってきて、
ただの当て馬じゃなく見ることが出来るような気がした。
来年かーーーー、次巻!
ずっときっと宮坂と矢野さんは続いていく感じがする。
矢野さんは宮坂をねたみながらも、
切磋琢磨と言うか、刺激を受けてもいるから、
ただ好き好きじゃなくて尊敬する部分、
素直にすごいと思う部分があるんだよね。
宮坂だって、矢野さんに対しては同じ気持ちで。
だからとても、この二人を応援したいし見ていたいし、
矢野さんが撮るドラマが見たい。
宮坂が将来どんな仕事するのか見たい。
本当にこんなBLは初めてだ!!!!!
夢を追ってる人全てにおすすめしたい!
勿論シリーズ通して。
絵柄気になる人もいるかもしれないけど、
是非チャレンジしてほしいなぁ。
本巻は、「萌え」とはちょっと違うツボが多かったと思います。
あまあまラブストーリー好きにはぐっと来ないかもしれないけれど、
青年漫画も好き、って人にはいいと思う。
(↑ってかやっと冷静になってきてレビューっぽく書いてみてるとこ)
いやほんとに、衝撃。
私も泥沼で溺れながら進もうと覚悟した。
登場キャラクターが格段に増え、彼らの個性も描かれているのですが、それをテンポよく読ませるのはさすが。ただし、ここまでくると背景を理解していないとついていけないので、気になっている方はぜひ「東京心中・上巻」から購入することをオススメします。
東京心中・3はお仕事にフォーカスした話。BL要素は既刊に比べ少し減っていますが、それでも順を追って読んでいると、矢野さんが宮坂を想う部分の裏側が見えてきて、二人の関係性の奥深さがわかります。
また、東京心中・2では新たに矢野を狙っていると思われる男性ライバルキャラの橘が現れ、「ただの当て馬になってしまうのか…?」と不安に思っていましたが、この巻では橘の過去や不遜な態度の理由なども描かれ、好感が持てるようになってきます。
そして、矢野さんが苦悩する橘にかける言葉が表題につながってくるわけですが、こんな言葉をかける上司って想像するだけで胸が熱くなりますね。
タイトルだけ読むとギャグっぽいんですが、いたって真面目なタイトルなんですね。それも、やはり矢野さんのこれまでを読んでこないと響かないので、やっぱり既刊を読むことをオススメします。
それにしても、東京心中を通して描かれている、決して甘くない仕事の描写は、読んでいて清々しいですね。仕事のことを考えたくなるBLは初めてです(笑)
『非日常である日常』をコミカルかつ丁寧に描かれた4冊目です。
もともと製作側目線のため業界ものらしいキラキラ系は皆無といってもいい作品なんですが、特に今作は登場人物たちの会話や仕事風景の細部から彼らの仕事に対する『世界観』が溢れています。
これまで明かされていなかった矢野さんの映画に対する情熱が詳らかにされました!!
生意気新人:橘に対する矢野さんは大人対応というか、映画好きとしての対応。
あんなバカちん、ほったらかしだよな~と思うのですが矢野さんはとても矢野さんらしいアプローチで橘の浅~い目論みをぶち壊します。
3冊進むにつれ矢野さんの好感度はグイグイ上がるもののイマイチ、この人の本質が、どんなものかわからなかったので彼の映画に対する熱い愛情がわかってスッキリしました(笑)
それにしても矢野さんの映画への愛情表現…宮坂が矢野さんに向ける愛情とそっくりなんですが、そんなこと気づいてないだろうな、矢野さん(笑)
その宮坂は矢野からカメラをプレゼントされます。
※もらった時のサイレントリアクションが超絶可愛いッッ!!
宮坂がフレーム内におさめた矢野の姿は他人から見たら『特別ではない、とある一瞬』を切り取っただけのものですが、宮坂の上司の吉川は宮坂に化けそうな何かを感じています。
『巧い』と言っていいのかわからない部分もあるものの小手先の技巧に頼らず、ただ大好きッッ!』を表現するだけの強さ。
矢野さんも宮坂の中に潜む代替えのきかない強さと柔らかさを心地よく思っているんですよね。
特に目的もなく、この業界に就職した宮坂の天性が芽生え矢野や周囲に影響をうけ成長しつつあるこの巻は『B(ビジネス)L(ラブ)』でもありました。
演者たちとの飲み会『23才男子の会』が楽しかった~。
違う立場の人とのコミュニケーションは正面だけでない側面を教えてくれますよね。
そしてワンコとしての宮坂も相変わらず健気でした。
『うっとおしい』って矢野さんに言われても読み手としては、まったくウザいところなんて感じないんですよね~。
『一大事だ!!』と大騒ぎしていてもふたりの仲は自然です。
宮坂の元カノが性懲りもなく現れても不穏な空気になる気配もなく矢野さんがもっさりヒゲ眼鏡な宮坂に頬染めたりして。
映画と仕事のみかと思いきや、ちゃんと恋情っぽいものもあったり控えめに喘いでいて不思議な面白さは健在です。
元カノを送りながら矢野への想いを吐露する宮坂の充実した表情が穏やかで良かった。
番外編がちょくちょく入りますが、どの話も面白い。
出てくるキャラクターの人となりが出ています。
ユカさんたち女子チームの図太さに腹を抱えて笑い、宮坂によるファーストネーム呼びシミュレーションに悶え、矢野犬(けん)さんの話で涙し、ぬこ矢野さん(仮)に癒され顔の表情筋を鍛えられた一作でした。
今さらのレビューなんですが来月の新刊に備えて再読しました。
続編が楽しみです!!