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架空の時代・国が舞台ですが、大正時代辺りの日本が下敷きになっている?
しかし服装や街並みはどちらかというとヨーロッパを思わせる世界観です。
登場人物達の過去はそれなりに重そうで、まだ色々と謎がありそうですが、ほのぼのした優しいタッチで進むストーリがとても心地よい読後感です♪
色っぽいシーンは今の所キスくらいですが、このまま二人の関係をゆったり描いていってほしいなと思います。
上流~中流階級の「アッパー」と、下層階級「アンダー」という二つの階級により、住むところが区分されている国。
主人公・章生は、元々アッパーの中流家庭だったが、幼い頃両親を亡くし、兄とともにアンダーの街で暮らしていた。その兄も奉公先で死に、身寄りがなくなってからは、身体を売って日々の稼ぎを得る。
ある日、栗須という男に拾われた章生。アッパーの屋敷の主・総司郎は章生に、弟・久世の世話を命じる。
欲目抜きに章生に接し、キレイだと言ってくる久世に引け目を感じつつも、その優しさに荒んだ心が少しずつ解けていく章生。
久世だけでなく、屋敷の人々全員(総司郎除くv)が温かく。そんな環境でまっとうに働き、人に感謝される喜びを知る中で、章生は忘れていた明るい光を取り戻していく。
二人の関係の進展も気になるところですが、
章生が雇われた理由や、久世の生い立ちの謎、兄・総司郎の抱えるもの等、色々と謎が多くて、2巻が待ち遠しいです。
あと個人的にいいなと思ったのは、屋敷に勤めるメイド姉妹!
メイド服や外套が、シンプルだけど上品で可愛いです。
出番はそう多くはないけど、さりげない心配りが気持ちよく、特にお姉さんの優しさや思慮深さが本当に素敵v 女性が苦手で殆ど顔も合わせない久世に喜んでもらおうと林檎のタルトを作るエピが好きでした。心温まる話だけど、お姉さんの久世への秘めた想い?も垣間見え、少し切ないシーンなのです。
三池さんの新刊!!!(*゚▽゚*)
と思って買ったはいいものの、(1)表記に気づいてなかった。
BLの連載っていつ次回が出るかわからんから次でても忘れちゃうのよな~
なんて思いながらの読み始めでしたが
やっぱり長編だと、ストーリーもゆっくりで、気持ちの変化や状態の変化が
忙しなくないのがすごく良いなぁと実感致しました。
天涯孤独でその日暮し。
そんな受が拾われた先。
拾われた理由はいまだ不明だけれど、居心地の良い空間と
なついてくれる人の暖かさにほだされていく様がすごく心地いい。
唯一の肉親である兄を失ってから、兄の嫌っていた仕事をして
金のために男にカラダを売って。
表面を滑る表現は良かったのか悪かったのか。
個人的には、もう少し濃くあったほうあ好みではあるのだけれど
三池さんの雰囲気なら仕方がないのかな。。。
ずっと人に興味を示さなかった攻が惹かれていく受。
その愛の表現は、とても紳士的で優しいのだけれど
そんな風にされたことがない受はそれがくすぐったい。
甘く溶かすような仕草に~な表現好きでした。
受が照れるくらい甘やかす。それが自然で、「ごめんね」と言いながらの笑顔が可愛かった。
とりあえず全体的に序章てきな印象。
兄の抱えた秘密もろもろ~はまた次回ですかな。
予想ですが、おそらく受の兄がなんらかの関係してるんだろうなと思うわけだ
兄さまのいう「価値のある人間」の価値の部分がなんなのか
首を長くしてまちたいと思うのです。
アンダーという下町で男娼として暮らす章生。一方、アッパーの御曹司の弟、久世。そんな二人のお話。
1巻は、章生が拾われ、お屋敷に連れてこられるところから始まります。そこで、当主の弟、久世の世話を頼まれます。
当主は仕事はできそうだが辛辣で気むずかしく人当たりが厳しい人。一方の弟、久世は、庭いじりが趣味で内向的、一歩も外に出ないし家業にも全く関わっていない。
そこへ異分子である章生が入ったことで、少しずつ固定していた家が動き出す。
久世は、飾らずキレイな章生に惹かれていく。一方、純粋な久世に惹かれていく章生。1巻はそこで終わります。
評価は萌えなのですが、それはこれがまだ一巻で謎がいっぱい(予想はいろいろできるのですが)これからがどうなるのか?という部分が大きいから。
今回のこのお話は自分の好きなろむこさんの切なっぽい展開なので、とても期待してしまいます。
というのも、キャラクターに謎があり魅力的に映ったからです。
どうやらゆっくりの進展らしいのでじれったさを感じるかもしれないのですが、きっといろいろなモノがわかったとき、そこには大きな愛が待っているような気がするのです。
外国のような、大正時代を思わせる日本のような国の、いわゆる裕福層の「アッパー」と日々の生活に困窮する貧困層の暮らす「アンダー」という階級と住む世界が分かれている世の中という設定。
アンダーで売りをしている生きる目的もない、だれからも必要とされていないと感じている章生が、アッパーに住むある男の依頼により捜索され、その男の家に連れてこられるところから始まります。
依頼主は、総司郎という長男で、仕事で忙しくその屋敷には週に1度くらいしか帰ってこない。
いつもいるのは家の庭で草花の手入れをしている兄と異母兄弟の見た目が外人のきれいな緑の瞳をした弟・久世。
本当の彼の名はキュゼというのですが、兄が当て字で漢字にしたというのです。
きれいなモノが好きで、でも女性が苦手という章生の髪が美しいとだんだんと彼に想いを寄せ触りたいと願う久世と、
人に望まれて生きる場所を提供された章生が、いつも一緒にいる久世にやはり惹かれていくことで、たぶんカプになっていくのだとは思うのですが
なんといっても、注目キャラクターは兄の総司郎です!
彼はとても冷たく傲慢で弟の久世にも、自分でここに連れてきた癖に傲慢でそっけない態度をとります。
しかし、通いのメイドや友人という栗生は、そんなことはないと、人を思いやる優しい人だというのです。
多分、どうやら章生の亡くなったお兄さんが大いに関係あるのだと思いますが、彼が杖をついているのもなにやらありそうです。
そして、どうして久世がこんなひきこもりのような庭いじりばかりしている人になってしまったのか?久世に対して兄は冷たいのか、
絶対にこの総司郎がキーパーソンだと思われとても注目してしまうのです。
彼の過去がわかるとき。
あと、1年後でしょうか?
楽しみに待ちたいと思います。
子供の頃に読んだ、バーネットの「秘密の花園」は、どんな話だったかな、と想いを馳せる。
アンダーと呼ばれる、貧民層の暮らす街で、両親にも兄にも先立たれ、独りで生きてきた章生は、ある日、栗須という男に拾われる。
栗須はただの使いだと言い、豪奢な屋敷へと連れて行かれる。
屋敷には、若くして世捨て人の様な暮らしをして、広大な庭の植物の世話をして、日がな一日暮らしている久世という男。
たまに屋敷に帰ってくる、気難しそうな兄の総司郎。
そして、総司郎に命じられたと言い、章生の教育係をする栗須。
週に二度、通いで働くメイドの姉妹。
章生は兄が亡くなってからは、生きる為にウリをやっていた。
どんなに身体を洗っても、自分は汚いと感じている。
そんな章生を綺麗だと言って、口付ける久世。
章生はなぜ拾われたのか。
久世や兄、総司郎の思惑とは。
この一巻では、謎だけがばら撒かれ。そこにヒントは無い。
けれど、章生がこの広い屋敷の中で。血の通った温かさをもたらしている事は確かで。
何だかドキドキしながら続きを読むのです。