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「飛鳥沢総帥のタブー」のスピンオフです。
こんな癖さえなかったら、超素敵な攻!という
コンセプトのシリーズということなのですが、
ギャップ好きには持って来いの作品です。
今回は、実はオネエな攻です。
個人的には、オネエ攻の設定も大好きで、
表紙もカッコいいし!ウキウキ購入に至りました。
何よりもドキっとしたのは、いつもはオネエ言葉なのに、
いざエチ!というときに、男っぽい言葉になるのが、
たまらなくドキ~~!!とときめいてしまいました(笑)
鈴輝は、陸上選手としての人生を諦めて、会社社長秘書として働くことに。
鈴輝は、飛鳥沢グループにスポーツ選手として、支援を受けてきており、
その感謝の気持ちから、その会社で働くことにしたのでした。
秘書として、働くと飛鳥沢の有能さに、憧れていくのですが、
実は、オネエということを知るのです。
鈴輝は、飛鳥沢に憧れてはいるものの、ゲイではなく、
うまく接することができなくなります。
しかし、徐々に飛鳥沢自身も夢に破れていたことを知り、
惹かれていくのです。
何とも、夢にあふれた作品でした!!
幼い頃、久道の住む飛鳥沢のお屋敷にピンポンダッシュしてた鈴輝。その俊足ぶりを買い、スポンサーとなって鈴輝の陸上選手としての生活を支援していた久道。
やがて就職する年齢になった鈴輝は、飛鳥沢重工の社長秘書となる。若く有能な社長、久道を尊敬と憧れの眼差しで見ていた鈴輝だったが、ある日、彼が実はオネエだということを知ってしまい…。
ずっと陸上競技をやってきた鈴輝が、とても純粋で真面目、初心なために、久道の正体を知った後、それについて結構悩んでいる描写が長くて少し疲れてしまった。
しかし、その初心さにつけこもうと思えばつけこめたはずなのに、久道がそうせず、多分ノンケの鈴輝が、なし崩しにエロい関係に流されるという展開にならなかったのは好印象。
一度はそうなりかけるものの、そこで元野球選手としての久道の過去を知ったり、野球の試合で活躍するシーンを目の当たりにしたり、きちんと相手のことを理解して、鈴輝がはっきり恋を自覚してから最後まで結ばれるのがよかった。
いろんな人にボティタッチなどの軽いセクハラをよくする久道に、なんだかなあと思っていたけど、実はずっと鈴輝に一途だったというのもいい。
ただなんとなく、エッチの時に口調が男っぽくなっちゃうのに逆にハマらなくて、萌え萌え~とはならず。せっかくオネエ攻めなら、鈴輝とふたりの時はもうずっとオネエのままでもよかったんじゃないかな。
ああいう時って素が出ると思うんだけど、オラオラな久道とオネエさまと、どっちが素なんだろう、って混乱してしまうんだよな。
『飛鳥沢総帥のタブー』のスピンオフで、飛鳥沢グループの重要企業・重工の社長であり総帥の従兄弟にあたる久道と、
ピンポンダッシュで知り合い、久道が後援し期待されるスプリンターだったのが怪我により陸上を断念して久道に恩返しがしたいと、久道の秘書として重工に採用された新人の鈴輝のお話。
このシリーズ、ギャップものらしく(作者さん後書きによると?)前作はメンズブラだったのですが、今回はオネェ攻め♪
格好よくてイケメンで背も高くて、社長としてもとても有能で、
そんな憧れの男性が本来は女性的ならば、言葉もオネェというギャップの設定だったのですが・・・
本当だったら、すごく萌える設定だと思うんです!
間違いなく大好きな設定なはず。だけど・・・何故か萌えない(涙)
何故?どうして?おかしいな?
エッチの時は、男くさい言葉になってオラオラ攻めになるんですよ。
まさに好みのはずなのに・・・
未だにわからないのですが、ひょっとしてそれをノセる相乗効果として受けとなる存在のキャラクターによるんじゃないか?と。
鈴輝、カッコイイ&男らしいとして久道を憧れの目で見ているのです。
それがオネェだと知って、ショックを受けてドン引きしてしまうのだが、上司であるからと心の葛藤がある。
色恋にも疎くて、初心くて、
これがまっとう過ぎたのかな~?
なんだか久道のおネェ設定が物語の中で浮いてるんですよ。
話に馴染んでない感じがする。
ストーリー展開は結構、健気な想いが実はあったりして鈴輝のキャラにあった展開だったと思うのですが、それが面白い(?)と思えなかった原因なのかな~?
それとも鈴輝というキャラが気に入らなかっただけなんだろうか?
彼には恋愛展開って程遠い感じが最後までしてしまったからなんだろうか?
未だによくわからないままに何度読んでも、久道と鈴輝が交わらなくて馴染まないのです。
うう~ん。。。
読みはじめは良かった・・・しかし攻め様の地が出始めると何故か微妙な違和感がある、
明神翼さんのイラストは大好きだけど、オネエには合わないかもなんて思います。
内容的には、小さい頃からやんちゃな受け様が攻め様の家にピンポンダッシュをした縁で
その脚力を買われ、陸上選手としてバックアップを受けながらも道半ばにして怪我で引退
その後は運よく攻め様の会社に就職し、今までの恩返しの意味で攻め様の為に働こうと
健気な思いが通じたように攻め様の秘書になり、子供の頃からカッコ良くて素敵な
攻め様に尊敬と憧れを抱いていた受け様なのですが、攻め様の本当の姿を見た事から
困惑と苦悩を抱きながらもやっぱりどんな攻め様も好きだと言うお話。
受け様にとって攻め様は顔の見える足長おじさん、もといお兄さんなのですが、
男らしくて素敵だと思っていた相手がオネエで、男が好きな人だと知りセクハラまでされ
受け様は動転しがち、受け様は解らないけれど、攻め様の執着と溺愛が陰にある内容。
でも、攻め様の地がオネエなのはいいのだけれど、抱き合う時に言葉も男になるのは
地がオネエな設定なのになんて思うと違和感がありましたね。
それに何度もいいところで萌えが不消化気味になるのですよ。
面白くなるか?なんて何度も思うのですが結局はああ・・・で終わる。
好奇心旺盛な近所のお節介おばさんの恋愛みたいな雰囲気もあってちょっと個人的には
それ程でもなかったなぁ、と残念に感じた1冊でした。