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眼鏡の保父さん(実は筋金入りのビッチ)が、高校生の頃の憧れのクラスメイト(スポーツ万能爽やか優等生)と勤務先の保育園で、保育士、体育講師として偶然再会して、、、。
実は昔から好きだった、な、胸キュン初恋成就の再会物。なんだけど、、、
眼鏡くん(南)の方は学生時代から乱れまくりのビッチ設定で、行きつけのゲイバーでも毒吐きまくりの男漁り放題。
そんな自分と対極の存在であるからこそ、澤田に憧れていて、澤田とは付き合うことも内だろうと諦めていた。
爽やかくん(澤田)の方は、高校時代に垣間見た南の姿が忘れられずにいて、、、。
この、南のビッチ設定、OKになるかNGになるか、結構むずかしい設定なのに、上手いことバランスがとれていて、ちょっとギャグっぽいちみキャラのコマが効いている。
澤田の爽やかイケメン顔なのに、天然絶倫エロなのも楽しかった。
ビッチと純情くんのカップルです。
個人的な好みで、受け様の南くんがそこまで好きになれなかったです。
高校の頃から攻め様の澤田に憧れていたと言いつつも、それはそれとして遊びまくってた感があるのが、ちょっと苦手でした。
ピュアな澤田くんが実はあっち方面が強いっていう設定に萌えました。
どちらかというと、同時収録のブラッドレス・ブラッドがすごく好きでした。
こちらはちょっと暗い、執着、復讐系のお話。
義兄弟のカップリングです。
受けの辰馬のけなげさも可愛いのですが、攻めの義忠の執着ぶりがエロい…。
とはいえ、全体的にHは少なめです。
ちょっとエッチなイメージのする題名ですが、コメディタッチの愉快なお話。
ビッチ系の保育士が、高校時代見ているだけでいいという片思いをしていた相手と再会して、というお話はこの保育士のキャラの動きが軽妙で、意外な純真さを見せたかと思うと襲い受けをしてみたり、ちょっぴり可愛いかも?と思える憎めない愛するべきビッチ君に仕上がっていました。
そんなコミカル作品の同時収録は、ダークでドロっとした復讐劇。
この1冊の中に陽と陰という両極端な組み合わせはインパクトがあり、飽きさせない構成だと思います。
高校時代おバカ男子校でヤリまくっていた南は保育士になろうと、3年の時進学クラスに進級して、そこで片思いしていた相手がスポーツに秀でた学園のスター澤田。
彼が南の居る保育園に派遣の体育教師としてやってくる事で5年ぶりの再会を果たします。
実は澤田は南が男が好きだという事を知っていた!?
思わず開き直って襲いかかる南。
気まずさが流れるが、その後の澤田の男らしい態度にほれなおして、友達でもいいから澤田の側にいたいと思える南でしたが・・・
大筋だけ書きならべると、切ない片思い物語?とも思えるから不思議♪
確かに切ない片思いなんだけど、南が案外にポジティブで。
彼が口が悪いとか、酔ってクダを巻くとか、本音ダダ漏れするとか、そういうスキがいっぱいあるのでウジウジしてないんです。発散系?
澤田も設定どおり、これが体育会系のガッツリ男だったらまた展開が違うでしょうが、爽やかイケメン(?)設定なんで、そして南の好きなのは純真な部分ですから、彼のそういう真っ直ぐさが、真っ向から南と向かうので前向きなんですよ。
それに南ってばちゃっかり者だし(笑)
南の最初の登場シーン、子供の姿になごんでるんですが、すわ!ショタコン!?
…かとおもったら、自分がただれてるので、正反対の子供のような無垢さに憧れてるっていう設定だったみたいです。
だから好みの男性も心根が真っ直ぐなイイ男なんですね。
若干南が押し気味に恋人になったようでありますが、この澤田運動系らしく持久力があるという設定が笑わせてくれます。
事後に使ったゴムの数を数える南とかw
描き下ろしの青姦のアレとかw
さりげない、しらっと真面目な素顔に隠された実はな設定が楽しい一本でした。
【ブラッドレス・ブラッド】
一転してかなりシリアスダークなお話でした。
金持ちの医者の家のお手伝いさんをしていた母親が事故で亡くなり、その家に引き取られた主人公。
頭がよく成績優秀で、その家の実子達は不出来で主人公に嫌がらせを散々してきました。
そして進路が決定するころ、主人公は復讐に出るのです。
それは彼を唯一可愛がってくれた義理の兄と共に。
思いっきりベタな設定でありますが、こういう作品、結構好きです♪
タイトルと表紙から年上受けがリードする艶っぽいお話なのかと思ったら、同級生のお話でした。
高校のころ気になっていた相手と、保育士になってから再開するという再開ものです。南は手慣れているけど、そこまでふしだらというキャラクターでもない気がしました。それでも保育園内で事に及ぶ、しかもいきなり保育士が臨時教師を襲うというのは余りに唐突なのでえ、いきなり?と思わなくも…。
前から気になっていた相手だと言っても、澤田があっさり南を受け入れたのも展開がさらっとしすぎていて、個人的にはあと一歩あれば…という感じでした。
「ブラッドレス・ブラッド」
こちらの方がお話は面白いと思いました。
しかし、かなり暗くて重くて、好みが別れそうな作品だと思います。
攻めである義忠が最初から受け辰馬を溺愛してるのですが、その理由も何も描かれていないのが少し不自然。
辰馬も義忠を愛していますが、ほとんど刷り込みに近いもので、恋愛ものとしてのドキドキやきゅんとする箇所はなく、少しぞっとする重い愛、という感じです。
義忠が、ミステリアスなのでちょっと嘘臭いキャラに感じました。
サスペンスでいう、「第三者」「キーキャラクター」というような位置づけです。なので余計に感情をはかるということが出来ず、萌えというより不思議なカップルを見ている気分になりました。
二人で堕ちていく、というようなあまり前向きではないテーマかもしれないですが、こういうのは割と嫌いでないのでストーリー自体はとても楽しめました。