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表題作妄愛ショコラホリック

由利高晴
25歳,ショコラトリーのオーナー兼ショコラティエ
佐倉頼朋
27歳,カフェのオーナー

その他の収録作品

  • 偏愛コスチュームプレイ
  • あとがき

あらすじ

大昔のバレンタイン。頭突き付きで振ってやった冴えない男が、超イケメンショコラティエとなって舞い戻った! 十有余年想い続けていたというが、その盲愛と再アタックぶりは完全に変態で……!? 

作品情報

作品名
妄愛ショコラホリック
著者
川琴ゆい華 
イラスト
北上れん 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
シリーズ
妄愛ショコラホリック
発売日
ISBN
9784592877103
3.5

(150)

(40)

萌々

(50)

(35)

中立

(6)

趣味じゃない

(19)

レビュー数
25
得点
511
評価数
150
平均
3.5 / 5
神率
26.7%

レビュー投稿数25

主人公の味方が私しか居ない

主人公以外の登場人物を誰一人好きになることが出来ないまま読み終えてしまいました。
とはいえコミカルな作品なので野次を飛ばしながらも楽しく読めたと思います。

攻めは突き抜けたストーカーでキャラがたっていて良かったです(好きになれるかはさておき)。
特に描き下ろしで語られた主人公へ恋に落ちたキッカケとその後の行動が気持ち悪くて最高でした。
しかし、主人公との恋愛を応援出来るような要素はありませんでした。
主人公もわかりやすく攻めを拒絶していたので、どのような展開で両想いになるのかワクワクしていたのですが、結局のところ押しに負けてしまったとしか思えず残念でした。

しかし、そんなことよりも主人公の周辺人物の言動に腹の立つ作品でした。
主人公の親友、当て馬二人、主人公の父親。全員嫌いです。
特に親友。ストーカーである攻めに主人公の盗撮写真や近況、使用物品を横流しする最低の人物でした。
何故かストーカーの肩を持つ親友にめちゃくちゃ腹が立ちました。

主人公は応援の出来る人物です。
というか、周辺人物が皆攻めの肩を持つ(主人公の対応が悪いと責める)ので、そこに私を召喚してくれと思いながら読み進めました(笑)
ちなみに主人公は作中でかなりハッキリと攻めを拒絶しています。更にはストーカー(攻め)が原因で体調を崩しているのにも関わらず、何故周りに味方が居ないのか……。
何度も警察と弁護士を呼びたくなりました。

言いたいことは山ほどあるのですが、そうやって読みながらツッコミを入れるところ含めて結構楽しかったです。
主人公に寄り添えたところ(多分)は良かったと思います。

0

一途な美形変態ストーカー男の純愛

いや〜〜、面白かった!!

十年以上、一途に受けを追いかけ続けるストーカー収集癖美形攻めと、翻弄される受けのラブコメです。

一途攻め・執着攻めってなんでこんなに胸ときめくんでしょうね。。

高校時代、バレンタインデーに突然の後輩(男)からの告白。
同性から告白というだけでも受けにとっては「えええ」なのに、もらった手作りチョコは激マズという…悪しき思い出。
その際の「出直してこい!」という言葉を間に受け、攻めはフランス・ベルギーで7年修行してショコラティエとして日本に戻り、受けのカフェの真向かいに店を構える。
そして「好き好き」と押して押しての好き好き大作戦が始まるー

ざっくり、こんなストーリーです笑

ちなみに攻めの飼い犬の名前は受けと同じ「ヨリトモ」。家には犬のヨリトモが守る「頼朋コレクション部屋」があり、頼朋に関するありとあらゆる物が大切に保管されています。折れたシャーペンとか。頼朋の高校時代の制服とか。(→これ、最後に制服プレイとして使われます( ̄∀ ̄))

断固拒否!している受けにはちょっと甘いところがあって、その結び目が解けたところを見逃さず、するっと入り込んでくる攻め。確実に変態ではあるのですが(収集癖や、走った頼朋の額の汗を拭って舐めて頼朋に本気で引かれたり…)本気で・全力で頼朋のことが好きなことが伝わってきて、嫌いになれないどころかいつの間にか心から応援していました。

欲を言えば、受けが絆されてから愛を返すようになるまでがちょっと急展開というか、180度の方向転換で、もう少しじっくりと絆されるまでの過程・心境の変化を見たかった気がします。

途中、受けの父親絡みでお店を手放さなければいけないかも…などのピンチが訪れますが、受けが攻めに救済されるーという単純なシンデレラ系ストーリーではなく、受けが自分自身でしっかり対処しようとしているのが格好良くてとても好きでした◎

執着(+溺愛)攻めはシリアスな展開もいいですが、こんなふうにハッピーに笑って楽しめるラブコメもたまらなくいいですね・:*+.
二人の結末を見て、脳内で幸せホルモンがパーッと分泌された気がします笑

1

とてつもない執着攻め

高校時代頼朋にとんでもない振られ方をした高晴。
トラウマになっててもおかしくないのに
それは彼の原動力になっていて笑っちゃいましたw

12年という長い月日を、頼朋の為だけにひたすら頑張ってきた高晴。
ほんとに…すごいんですよ彼…。
頼朋たちのカフェの目の前にお店を構えて、頼朋の家の横に引っ越ししてきて
犬(アフガン)にヨリトモって名前をつけていて…。
ただただストーカーでドン引き案件なんですけど、
私は気持ち悪い攻めが好きなので、高晴にとてもときめきました。
高晴が何でこんなに頼朋の情報持ってるんだろう…?って疑問に思っていたのですが
情報源がまさかのまさかで、そこにも笑ってしまいましたw


頼朋の大学時代からの友達の我妻も、なかなか良いキャラをしてて
頼朋に片思い歴5年以上でしたが、高晴の方がはるかにパンチが強いです。
そして我妻は…ダメでしたね…。
それに比べて、なによりも頼朋が大切な高晴はさすがでした。

頼朋は確実に絆されてるのに、なかなか自分の気持ちを認めてなくて
そこのちょっとヤキモキしましたが、最終的にはちゃんと二人がくっついて
『チェリーレッド』も『リリアン』も無事に済んでよかったです。

高晴がずっとずっと頼朋の忠実なワンコだったので
エッチな描写の時は泣きそうな気持ちになりながら読みました。
ずっと好きだった相手と…よかったねぇ高晴…(/_;)


とてつもない執着攻めを見ることが出来て良かったです。
私は『糖酔バニラホリック』を先に読んだのですが
建斗がとても良い働きをしていてニヤニヤしました(*´▽`*)

0

何ですか、この明るい執着愛は

十二年間かけて「マシなチョコ」を、何なら世界有数のショコラティエになっちゃった攻め様、高晴!すごいわ、この人。
しかもそれがダークサイドに落ちてない(笑)

それを受け止める頼朋。
最初はね、ストーカーとして避けるんですけど、柊木君の活躍?もあって、最後には一番必要な大事な、お祖父ちゃんの思い出の喫茶店よりも失いたくない奴になっちゃってるんですよね。

そして…偏愛コスチュームで出てくるエロは半端なく良い!萌!(爆)
北上れんさんの学生服イラストがぁ〜。
高晴の萌、めっちゃ同感。

明るい執着愛、こんなお話があっても良いですよね。
頼朋が認めたから成り立つけど、じゃ無かったら痛い…ま、ファンタジーってことで!

0

生きた狂犬ハチ公

大好きなれん先生の挿絵なのに入れてなかったので今頃レビュー。イケメンなのに超イカレてる奴でめっちゃ楽しいお話なので、そのイカレぶりに敬意を表して萌2にしました。変人好き。本編210pほど+後日談13p+あとがき。何年も前に読んでいますが未だに「こいつ変だった奴だ」と覚えているぐらい、壊れているイケメンがお好きな方でしたら是非。

三軒茶屋でカフェを営む頼朋。そのカフェの真向かいにオープンするので、と挨拶に来たショコラティエは12年前にこっぴどく振った高晴で・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
建斗(受けのカフェで一緒に働く幼馴染)、我妻(大学時代から受けに思いを寄せている)、ヨリトモ(攻めの飼い犬、アフガンハウンド)、ミッシェル(攻めの店の従業員)、受け父ぐらいかな。

++攻め受けについて

攻めは正真正銘のイケメン変態間違いなし。三茶の美男コンテストで優勝するぐらいの美人受けに惚れて惚れて、初めて渡したチョコが激マズだったのに「もっとましなもん作ってこい」と言われたら、勉強しまくってショコラティエの世界1になって、再び受けの元に舞い戻るという、どこか間違っている天才。「生きた狂犬ハチ公」という称号をもらってました。イケメンなのにねえ・・変態入ったイケメンって残念というか可笑しいというか。

受けはきりきり働き、言いたいことはぽんぽん言う男前美人さんという印象。最初は正真正銘変態ストーカーとしか思えないイケメンにドン引きしていたのですが、ほだされて?だんだん慣れてきちゃって、最後はあーあー陥落。

本気で変態な溺愛わんこの粘り勝ち一本!というお話でした!

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