snowblack
最近新装版の文庫が出た、「熱砂の王」の同人誌。
結局、まだ続く?まだ続く?と、5冊組の長編になりました。
それぞれ同じデザインで色違いの表紙は、なかなか綺麗。
最終巻のこの5はペパーミントグリーン。
パリで年若き王ラシード(ラス)に拉致された、日本人善也。
その後いろいろな経緯を経て、砂漠の国で愛妾として暮らすことになった彼は
一方で昼間はスーツを着て、特別環境顧問として仕事もし、
充実した幸せな日々(笑)
ラスの弟がめでたく婚約し、その祝宴に出席するために
アメリカ留学中のラスの腹違いの姉・ファディラも帰国する。
善也もヨシュア妃として祝宴に出席し、嫁として親族とあれこれ(笑)
彼女を巡って、結婚させたい王太后の思いやらなんやらもあって
ドタバタとファミリーコメディ風に展開していたこの番外編。
最終巻は、ヨシュアに反発していたファディラの思いも分かり、
姉弟の気持ちがちゃんと通じ合い、バカップルのHもあって
そしてこのタイトルの意味も分かる、という
暖かで盛りだくさんな(実際増ページだったらしい)一冊でした。