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俺と、結婚してくれないか
書籍の帯に義兄になるひとなんて書いてあるから禁忌的な雰囲気があるかと
読みはじめたら溺愛型の甘い相愛ものに名家の陰謀をプラスしたお話でした。
有馬家と周防院家、双方にメリットがあると言う理由から政略結婚みたいに
有馬家の次男の利久と周防院家のお嬢様との婚約パーティーが8年前にあり、
政略結婚とは思えない程、利久とお嬢様は仲良し、更にその兄の義直にも利久は
懐いていて、3人で婚約できればいいと真面目に言うくらい利久はは義直が好き。
10才の初恋みたいなお話なのですが、義直も歳の離れた義弟になる予定の
利久に庇護欲を掻き立てられ、愛情を感じているような流れで、妹も応援してる感じ。
そんな幸せな雰囲気が利久の誘拐騒ぎで突然全てが終わってしまう。
利久の婚約は一方的に破棄され、事情も話せぬまま周防院家兄妹から一人海外に
引き離された利久は、誘拐の時のトラウマを懸命に克服している話でもあります。
利久は8年も音信不通になってしまった周防院家兄妹に恨まれていると思っていて、
婚約破棄になった理由の説明をするのが目的だと思い込んで帰国。
しかし、実は水面下で不穏な動きが再び始まっている、そんな内容でした。
読み終わって思ったのは利久には何も責任が無いどころか周防院家のお家騒動に
巻き込まれた被害者じゃないですかとツッコんでしまいます。
それでもちょっとした擦れ違いや誤解はあるのですが、甘い溺愛型のラブでした。
事件て何だよ!?と気になり、怖い感じのものかと思ったのですが、
しょっぱなからけっこうあまあまでビックリしました。
自分の思い込みだったんですが(;´Д`)
昔から両想いだったようで、あま~い生活がはじまります。
事件がらみの件は、トラウマがらみでかわいそうですが
おかげで甘く夜を迎えられましたw
20前後の男子がくまさん押しなのが気になりますが
トラウマの助けということで納得しておきますw
軽めに読めてよかったと思います
受けの利久が強気で健気で可愛いけど、幼すぎます。
10歳の時に誘拐されて性的ないたずらまでされて、厳格な祖父に海外に留学させれてしまうんだけど……寂しさから一人で寝れなくてアメリカ人の祖母と一緒に寝て、おやすみのキスまでしてくれる。
誘拐や両親から引き離されたそのことが精神的なダメージを与えてるのはわかるんだけど、18歳になってもそれが続いてるのは幼すぎます。
最後の方で利久も一人で眠れるようになりたいと言っていたからあれなんですけど……。
甘々で扉の前で寝ちゃう利久は可愛いけどね。でも、中立かな。