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同じ高校に通う3組のCPの話です。
それぞれ片割れがみんな同じクラス(1–B)という設定でした。
各人とも特徴のある外見をしているにも関わらず、なぜか陥る「え、誰だっけ?」状態。
おそらくキャラ導入部分が大幅に省かれているせいでしょうか。
2話構成になっている1組目に関してはきっちり「学校一強い美人ヤンキー」と「自分で動かずに手下にばかりケンカをさせる頭が気に食わない1年坊主」という紹介があるのですが、2、3組目に関してはいきなり始まります。
わたしが何か見落としたのかもと思って読み返したら、2組目の受けは1組目の受けの友人代表みたいな感じで一応名前が出てました。
でも扱いがモブに毛が生えたくらいだったので、まさか3話目の主役がこの子だとは思わず。
いきなり絡みから始まっているので、1、2話のメインCPだと思い込んで「あれ?リバ?」と思ったひと、わたしだけではないはず。
そして続く4話目もいきなりの絡みスタートですが、この3組目のCPは受けが2組目の攻めのお兄ちゃんでちょっと出てました。
という感じで、「この人は脇役だな」程度の印象しかないキャラが、次の話のメインを張るという、ちょっと不思議なオムニバスでした。
わりとこういう場合、「あ、この人も絶対メインで扱われるな」という空気を最初から醸し出すくらいには存在感のある描き方をすることが多いと思うのですが、そうじゃなかったです。
しかも各CPにサブタイトルがついているわけではなく、Episode1〜4という表記なのが、余計にCPの入れ替わりを分かりにくくしていた気がします。
わたしだけ、でしょうか。
いろいろ分かりにくかった点はあったものの、最後のワンコ後輩には萌えたので評価は「萌」にしました。
男子高の不良たち(ヤンキー?)の3組の恋模様色々。
ちょっとPOPな表紙とか、フォントがいつもと違う装丁で目を引きますね。
最近、ヤンキーって何だろう?ってちょっとあいまいな気分。
現在の流れだと、イメージ的にケンカ上等な映画「クローズzero」とかああいう男の子達を想像すればいいのかな?って思ってます。
学内の不良たちの頭である一条遥に気に入られてしまった、唯一反抗してその傘下に入らない1-Bのクラスの代表みたいなヤンキー・万里生が堕とされてしまうという話。
クラスが傘下に入らないというよりも、万里生が勝手に一人で息まいてる感じ。
どうして反発しているかというと、王子と呼ばれるほどに綺麗な顔をして、自分で手を下さずに動かないから?
万里生が超ツンデレのようでして、これって嫌よ嫌よも好きなうちと言う奴だろうか?と思う。妙に意識しまくってるから。
万里生は首が弱い設定で、それで後ろの髪を一筋伸ばして結んでいるのだがその弱点を一条に知られてさわられて・・・勃起するって、どんだけー!?(爆)
そして、この話の意外な点は美形の一条が攻めな事♪一見女王様っぽいのだけど、そこはしっかりオトコでしたw
一条、一応隙をついて万里生を組み伏せているので強いと思うのだが、頭を張るくらいの強さというのを、ケンカで見せてほしかったかも?
【寡黙なヤンデレ×健気な幼馴染】
万里生と同級生で友達の裕次郎のお話。
彼は一つ上の幼馴染の政臣に告白されて恋人になったのですが、それまでケンカして暴れていたのが亡くなった分、不機嫌になってしまった。一体どうして?
好き過ぎてどうしていいかわからなかった・・・って!?
あ、難かヤンキーっぽいよねw ちょい不器用なの。
ともするとすごく怖い執着愛なんだけど、ヤンデレはいってるかもしれないです。
【年下ワンコ×寡黙なクール】
ワンコかわいそうだよ、、、
やはり1年生で万里生と裕次郎の同級生である未輝が攻めで、相手は3年生で政臣の兄の静。
これがまた綺麗な顔しているのにケンカ上等で、性欲処理でケンカをするというツワモノ!
だからケンカをしないように未輝とエッチをするのです。本当は未輝は恋人になりたいのに。
でも、静がこんなになったのは、どうやら両親が不在がちという家の環境もあるようで愛情不足がこうさせてしまったのかも?
ワンコの健気な愛情は伝わるか?
こうして見ると、ヤンキーって1話目の一条はちょっとタイプが違うけど、皆単純でちょっぴり子供で不器用な感じがします。
カバー下本体にイラストがあるのですが、「カップルシャッフル」でこの本に登場する3組がくじ引きで受け攻め組わせされているのですが、3組目の未輝×政臣・・・ありえねー!で爆笑しました。
インパクトある表紙の絵柄に惹かれて、初読みながらも、この作家さんの作品を2冊同時購入してみました。
2作品読んだ、この作家さんの評価としては、絵柄も綺麗系でエロもガッツリ系と堪能はできるんですけど、ストーリーが今ひとつ!
設定やキャラは王道ながら悪くはないと思うんですけど、噛み合っていないというか…展開しきれていないというか…私の萌心を刺激する迄には至りませんでした。
キュンとするような色っぽい表情もあるだけに、やや残念。
この作品は短編3作が収録。
内容は全部『梅ヶ谷男子高校』の学生のお話です。
少し古き良き時代の不良少年を彷彿させられますが、なんだかんだとラブラブ王道展開で進んでいくので、安心して読めるかと思います。
①美貌の王子様•一条 × 熱血不良•万里生
万里生が強気だけれど、男気があってツンデレ受の予感にワクワクだったんですけど、首が弱点なものだから、そこを攻められると簡単にトロトロになって、一条の手に落ちてしまうんです。
その急展開が今ひとつ…(笑)
②寡黙な不良•政臣×年下の面倒見が良すぎる•裕次郎
万里生の友人だった裕次郎と、一つ年上で幼馴染みの政臣。
裕次郎が本当にいい子!
万里生の時も思ったんだすけど、振り回されながらも、どうしてもほおっておけない面倒見の良さが可愛いというか、健気という、そんな人のいい性格はお気に入りでした。
執着攻の政臣に期待したんですけど…ここでも急展開でトントンエロ突入が残念でした(笑)
③舎弟年下わんこ•未輝 × クールビューティー•静。
静は政臣の兄。
このカプは、静のツンだけど寂しがり屋な部分と、未輝の年下わんこっぷりに笑えて良かったんですけど…。
やっと萌させて頂けるかと思いきや、これまた急展開なお決まりエロ突入状態で残念(笑)
と、不良少年達のお話ながらも、可愛さもたっぷり、キュンの要素も詰まっているのに、エロに走り過ぎた感を否めないストーリー展開が本当に残念でした。
エロ重視の人は好みなのかもしれませんけど、私のように、恋する展開を堪能したい方は物足らないかと思います。