ボタンを押すと即立ち読みできます!
慇懃無礼な大学教授×熱血刑事のアダルト・ラブチェイス!!
作家買い。
タイトルや表紙を見るとあまり事件には突っ込まないのかな…と思いつつ、あらすじを読んでみるとそうでもない感じ。
推理サスペンス系が好きなのと、火崎さんの作品が好きなので買いました。
一色教授が言葉のまま慇懃無礼で掴めない人だなと笑いました。
一色は清白に一目惚れ。事件を追いながら、事件の関係者である一色と関わることで清白のベクトルも傾いていく…事件も二人の関係も気になって一気に読んでしまいました。
受視点で書かれているので清白と一緒に一色の一挙一動に振り回されてました(笑)
一色がこんなに活躍できるのはこの人が本当に賢いのもあるけど、自分のいる大学で、関わりのある人間がいて、推理の材料も多かったからかな。
事件も解決してようやく思いが結ばれたHシーンは少なめ。
隙のなかった一色に余裕がなくてどこか抜けてて、かわいく見えてきます。
ワインを潤滑油代わりにしても滑らないですよ教授!
挿絵も、駒城さんの絵は火崎さん前作の「許される恋」から知りましたが、丁寧できれい♪
今作は口絵もついていてカラーが見れて嬉しかったです。
あとがきに書かれてましたが、一色がピュアで、受の清白の方が男前。
余談ですが、火崎さんのサイトのブログを拝見したら売上げがよかったら二巻もでるかも、と書かれていたので続きが出るなら読みたい私は推したい作品。
二人が慌てる事態が起こるといいなあ…
そんなわけで初レビュー失礼しました…!
好きな作家さんなのでつい評価が甘くなってしまうかもしれません。
男前受けも大好きです。
清白(すずしろ)が大学教授殺人事件の捜査のため訪れた事件現場の大学で出会った細菌学の一色教授は、頭がよくてかっこいいというのが清白の第一印象なのですが、もちろんそのことは本人には言いません。
何かと個人的なことを聞きたがる教授に閉口はしても、的確なヒントを与えてくれることから邪険にも扱えない。
だからとって、彼はゲイではないし事件について事情を聴いた関係者というだけなのでこのあと何度も会うことになるとは思ってもないことでした。
事件の捜査は全く進まないまま第2の殺人事件が起こる。
進展がない状態でつい一色からなにか新たなヒントが得られないかと会いに行く。
一色からの推測や情報でいろいろ動いて考えてはいるけれど、彼本人が事件解決に活躍することがないのはちょっと残念です。
清白ははじめ一色が、話していてズレていたり職務中に口説いたりと困った教授と認識していた徐々にその気になってしまうんですね。もともと、『頭のいい人が好き』な清白ですからそうなる芽はあったんでしょう。
だから、一色がその身と交換に疑わしい人を教えようという取引に清白は言うことを聞くんじゃないかと思いましたがきっぱりことわるのです。
その後、力づくで体を押さえつけられたときはもう逃げられないんだろうなと思ったら、きっちり逆襲できました。よくある展開として、SPなのになぜかこんな場合に素人の腕っ節の強い攻めに簡単に押し倒され逃げ切れず強引に…というのが多いので。相手が上司とか王様とか逆らえない関係であってもそう簡単にやられちゃダメじゃんと叱りたくなります。
それに強引に身体だけ奪うような人じゃなくて紳士的な先生でよかったです。
事件解決後、清白は教授のもとを訪れます。
捜査中の関係者でもなくなり、そして取引でも力づくでもないこの時を待って。
そこで一色が清白への気持ちは遊びではなく本気で付き合いたいのだということを確認すると自分も同じ気持ちでいたことを告げます。
予想以上に男前で芯の強い清白の勝ち!て感じでとっても面白かったです。
全体があっさりしていて攻め受けのキャラクターも特にアクが強いって訳じゃないのに個人的な好みに嵌った一冊。
大学内で起こった殺人事件を追う形で話は進行していくけれど、調査の進捗状況に絡めて大学教授の一色が新米刑事の清白を上手く解決の糸口へ誘導していくのが上手い。
最初に事件の聞き込みに来た清白に一色教授が一目惚れした訳だけど、『教授、なかなか見る目があるじゃん』って感心しちゃった。
最近はビッチ受けが好きだけど、久々に転送観念のしっかりした受けに遭遇できて何気に嬉しい。
清白が仕事とプライベートをきちんと線引きできてキス以上の危なげな場面も上手くかわすし、恋愛アピールしたくてもスルーされてしまうので、エッチ方面の期待度は正直低い。
なのに、シンプルにならざるを得ない会話のやり取りだけでも、読んでいて何だか焦らされた気分。
そもそも駆け引きの相手が機転の利くタイプでないと、何気ない会話に密かに色恋を込める楽しみってないのかも。
清白の台詞の「恋は細部に宿るもの」って一言で綺麗に決まった締めくくりで、続篇が読めたらと期待していた作品。
ココナッツさん、はじめまして。 (・∀・)ノ
今回の小説の攻めは、変人枠ってのとは違うかな。
周りを振り回すような程アクが強いとか、エキセントリックって性格ではないです。
大学教授なのに、なんだか探偵っぽい?人でした。
今日、この小説の続編を買ってきたところですが、あらすじをみる限りまた探偵みたいに出しゃばってきそうな予感がするので個人的に楽しみです。
渋茶さま
初めまして(答姐で一方的にお名前を見ておるのですが)、ココナッツと申します。
先日Am○zo○で、あなたにお勧め!と出てきた中にこちらの作品があり気になっておりました。
なので、新着レビューで拝見して思わずコメントしてしまいました。
すみません(^^;;
攻めさんは変人枠って感じでしたでしょうか?
個人的には変人攻めが好きなものでして(;^_^A
受けは男前さんなのですね。よけい気になって参りました。
頭脳明晰な大学教授と殺人事件を追う刑事のミステリ風味作品。
大学内で一人の大学教授が殺された。
捜査を担当した刑事・清白(すずしろ)。
学内で事情聴取を進める中で会ったのが、やはり大学教授の一色。
一色は何かを知っているような。
清白は情報提供を求めるが、一色は見返りに清白を口説き始めて…
…という冒頭。
一色ってはじめは傲慢なセクハラ男っていう登場の仕方なんですよね。
でも、そのロジカルな頭脳で清白に色々ヒントを与える。
そんな中で清白は一色の言葉には全く嘘がないこと、軽口に聞こえるが非常に真摯なことなどを感じ取り、一色に惹かれていく。
さて、殺人事件は。
読者も一色のヒントに導かれて論理的に犯人の行動や動機を考え、人物を絞り込んでいく感覚。
犯人はわかった。しかし証拠が無い。逮捕できない。
どうしても逮捕したい清白は、自分の言う通りに身を投げ出せば…と言う一色に従い身を委ね…!
ここが即セックスにならない所が本作のキモですね!
どういうことかは是非本作を読んでいただくとして。
清白は思ったよりも男前の受けでした。アノ一色が清白一筋を誓うのも納得。
ただし!
清白の後ろを慣らすのにワインを使うのは…アノ一色がちゃんとしたローションもゴムも用意してないなんて思えません。そこだけ違和感でした。
大学で起きた殺人事件。
教授が殺され聞き込みに入った新米刑事の清白が、一色という教授に関心を持たれ口説かれながら、彼の観察眼と言葉から事件を解決するといったお話。
事件を追う捜査の面が中心で、恋愛面という部分はちょっぴり薄い。
ただ、一色がかなりキレ者のとてもスマートな人物として描かれているので、
また、清白も頭の良い青年として描かれているので
そのやりとりは面白い。
最初の出会いの時点で、一色がすかさず興味をあらわに「君は童貞か?」と聞いている。
その後も一色に質問をする清白に、条件を持ち出して互いに1問1答を行うのだが、清白が学内のあれこれを聞くのにたいして、一色は清白のプライベートを質問している。
この回答と質問のやりとりが、噛み合ってないようで実に面白いのだ。
一色のアプローチも強引なようでいて清白次第という裁量をあたえ、実にスマートなのだ。
捜査も連続殺人事件になり、行き詰まりを感じた頃、一色の力を借りたい清白なのだが彼が実に男前なのです。
協力欲しさに一色に組み伏せられるかとおもいきや、反撃するのですよ!
これは驚き!!
きっとこういう清白の賢さが一色が彼により興味を持ち惹かれていく部分なんだろうと思われます。
そんなで恋愛的な進展というよりは聞き込みを通して互いを知っていく状態なので決め手は何になるのかと思いきや・・・
一色「恋の時間は関係ない。好きだと思ったらそれで完結だ」
バッサリと片付けてくれました(笑)
二人とも男前すぎて、色気に欠けるのではありますがw
イラストの一色教授がとても雰囲気をピタリと表わしていてよかったです。
教授と刑事で、事件の解決の糸口を教授が提供するという展開は、某小説&ドラマのここんところ流行りの組み合わせでしょう。
さりげなく取り入れてBLにしている作者さん、心憎いかもしれませんw