kirara
小説
水壬さんと鈴木さんの恒例の合同誌です。
それぞれ2編ずつ(うち鈴木さんの1編は2部構成。プラス水壬さんのおまけ的ネタ?)。
まずは鈴木さんサイド。
『ドライフラワーの秘密(妖精メイド編)』
今回の鈴木さんで、本編が唯一好きな作品。
裸エプロンプレイです。
一柳(攻)は、幸歩(受)がメイドを辞める時、メイド時代の『制服』を買い取ったんだとか。そのエプロンを利用してるんですね~。
一柳が幸歩に『一周年記念』の薔薇の花束を贈って来ます。何の記念か思い当たらず考える幸歩。正解は?
一柳・・・乙女か。
そのお返しが『裸エプロン』だったと。
短いけどあまあまです。
え~、申し訳ありませんが、鈴木さんの作品は『妖精メイド』以外は商業本編がまったく好みじゃないので(読んだけど)他はノーコメントで。
さて、水壬さんサイド。
『night of the rose and blood~血とバラの夜~』
商業誌『リーガルトラップ』の番外編です。
こちらは、本編が大好きなんです。
しかも薔薇ですよ!
本編(の続編『リーガルガーディアン』)での、佐古(攻)の一世一代の決め台詞のリベンジなるか?
作中に、まさに『旬のネタ』が入ってます。←『バイト先のお店でバカやってる画像を・・・』ってヤツです。
征眞(受)とのデートに目一杯気合いを入れる佐古。
シルクのスーツに薔薇の花束を抱えて家までお迎えに行きますよ~。
ホテルのレストランでのディナーの途中で、お約束の如く征眞に電話で邪魔も入りますが、今回はそれもなんとか躱します。
佐古は気合い十分ですから、もちろん部屋も取ってあったんですが、征眞は『今夜はおまえの部屋がいい』と言い、2人で歩いて帰ることに。
まあ、その帰宅途中にトラブルに合うんですけどね。←だから『血とバラの夜』なわけです。
その後、佐古の部屋で熱い夜を過ごします。ホントにアツいです。
この2人のキャラクターが好きなんですよ。やっぱりいいなあ。
『白薔薇の君』
商業誌『森羅万象』シリーズ3作より、3CP合同の番外編です。
『狼の式神』の葵(受)視点で、御知花神社の真夏の1日って感じでしょうか。
普段から神社で暮らしている『狼の式神』『水守の守』の2CP(千永×葵・忍×ナギ)に『狐の輿入』の那智(受)もやって来ます。瑞宇(攻)の留守に『心配だから』と預けられたんですね。
1・2作目のCPは、ほのぼのというかコミカルというかの日常でしたが、3作目のCPは(Hはないんだけど)なんとも甘い雰囲気が漂ってました。
とにかく、18年経っても瑞宇は那智を大事に可愛がってるようです。
しかし、那智のイメージが・・・
『狐の輿入』の箱入りお狐さまのときならともかく、18年後の那智もこんなに可愛いキャラクターだったのか!?とちょっと意外でした。
本編では『18年後(つまり前2作の時系列)』の那智はハッキリと内面までは描かれていないんですが、読んでわかる限りはもっとクールなキャラクターに感じたので。
イヤ、こちらでも普段の那智は葵の目には『クール』に映ってるようですが。
でも『狐の輿入』の那智がものすごく好みのタイプなので、嬉しかったです。
那智の今の可愛さが見られただけでも価値がありました。
ラスト『situation `ROSY′』
『エスコート』シリーズで『恋人に薔薇の花束をもらったら?』という小ネタ集。
シリーズ各作品の攻が受に薔薇の花束を・・・
それぞれのキャラクターの個性が出ていて面白かったです。
水壬さん作品だけなら『(きわめて個人的に)神級に好き』ですね。トータルではもう『萌×2』で。