茶鬼
本編後のお話ですが、何と主人公は本編でチラっと電話だけで登場した高校時代の勇人のクラスの委員長♪
彼から見た勇人が描かれます。
本編の中、友達の水野が勇人を合コンに誘ったら断られたということで委員長が電話をかけてきた時に、何となく年上の人がどうのこうのという恋バナっぽい話を勇人から聞かされておりました。
久々に遭った勇人の格好も気を遣って大人っぽく見せるようにしているという発言に委員長はピンとくるものがあったのです。
さすが委員長設定、面倒見がいいのですね(笑)
「困ったことがあったら電話しろよ」って、、、
そして、早々に帰って行った勇人に水野が「あれ、彼女だよなチクショー」の言葉を投げると、(いや、多分彼氏だろ)
・・・委員長は聡いのです←コレもまた委員長設定らしいわw
しかも彼は王様の耳はロバの耳気分だったとか・・・
主人公のラブラブ後日談も悪くないのですが、まさかよもやの委員長の番外に思わず笑いがこみあげるのでした。
本編作中にチラリと勇人との電話で出てきた高校時代の友人で委員長と
今でも言われている千葉視点でのショートでした。
なかなか伊達に委員長と呼ばれている訳ではないと、その敏い感じに興味が湧きます。
久しぶりに高校時代の友人と待ち合わせた勇人は、千葉が考えていた以上に
少し大人っぽく、更に艶っぽくなっていると感じる。
そして、不意に脳裏に浮かんだのが電話で話した大人な俳優のことで、
もしかして・・・と思いながらも勇人に何かあれば相談に乗ると告げる。
本当に敏いのです。
もう一人の友人と3人で久々に遊びながら、帰り際に勇人に入った電話。
そしてもう一人の友人が絶対彼女からだと羨ましがる中、冷静な委員長千葉は
心の内で、彼女ではなく、彼氏だろうと思いながらも誰に告げる事も無く心で思う
そんな友人思いのショートなのです。