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タクミくんシリーズはいまだに私の中で王道中の王道。これをこえるものはいまだない。
今回も文庫、表紙が真三洲、
新鮮すぎました。
内容は既に暗記する程読み込んでいるものの手に収まるこの文庫サイズとなると違った読み心地があります。
タクミくんシリーズを映像化で好きになった方が多いのにとても驚きましたが多くの方にこの作品を知っていただけるのは大変嬉しいです。
この作品をは長すぎた?夏の残像シリーズを読み直してから読んだほうがすっきりするかも。
すべてがクリアになるわけではないのですが、表紙の2人は大きな動きがありました。
真行寺が切ない。とにかく
切ないんです。健気をこしてます。
修行もこえてるきがする。
こんな精神力でいられる高校生っているのか。
ギイは別格として。三洲が難解と言い表されること多いですが真行寺の方が実は難解な気がする
こんなに耐えられるのは愛だけなのだろうか。
大型ワンコとツンデレ美人は間違いなくこの2人があったからこそ生まれたのではないかと思う。
タクミくんシリーズはできれば小コミックではなく、文庫で堪能していただきたい。
ごとう先生の文章大好きです。
完結なんて一生してほしくない。そう強く今でも思ってます。
お節介ですが、この2人を読みたいと思われたら
美貌、ピュア、夏の残像シリーズを読んでいただきたい。
できれば、美貌以降全部読んでいただくと、2人の状況がよりわかります。
それをふまえて、この作品を読んでいただければ楽しさ倍増です。
番外編でガッツリ真行寺、三洲メインだけではなくギイ、託生、野沢、駒澤も顔を出している。
3カップル分登場しているのに今回は別々に顔を出している。
二人のすれ違いというよりも、真行寺、三洲を別々に捉える事が出来るので「Pure」よりはとっつき易かった。
私にはシンミス萌えがなかったので長い間未読だったのだけど、初めてこの文庫版で読んでみてこれはラスト前に読む必要のある番外編だと改めて気が付いた。
私自身読み込みが足りないので、まだ脳内で過去のエピソードとこの巻の点を線に繋げられないんだけどね。
しかし、三洲自身にも秘密があったんだね…
この部分を読んでようやく彼に関しての掴みどころが出てきた感じなので、正直本筋とは関係ないもののバサリと切るには惜しいエピソードな気がする。
ギイの隠し事の一つも分かったものの、その事を託生ではなく三洲に打ち明けるって流れはなんだか切なかったけれどね…
最後まで仲良くはならなかったギイとの語らい、久々登場の駒澤くんの少ないセリフから如何に野沢くんが彼にベタ惚れかが分かる様子、終盤の三洲と父親との語らいなど温かいエピソードがいくつか伺える。
それぞれのキャラの進路についての語らいもあり、残りの高校生活の中の貴重な一日を覗いているかのようで切ない。
この巻を読んで三洲ってツンデレ系よりも屈折系に印象が変わりそう。
その屈折さで遠回りしたようだけど、真行寺と三洲のこれからはようやくスタートラインに立った所だね。
お幸せに…