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寡黙で俺様な先輩×健気でかわいい後輩という私のドストライクゾーンをついてきたこの作品。無愛想な先輩に最初は好意を抱いていなかった後輩ですが次第に先輩の隠れた優しさに気づき心引かれていきます。かわいいっ!
過去のトラウマに悩まされ続ける先輩、ギクシャクした家庭環境に悩む後輩。2人が互いに寄り添いあって問題を解決していきます。
個人的には先輩がめちゃめちゃタイプです!クールで俺様でちょっと近寄りがたいけど、好きになった相手には優しさも見せてくれる。まさに私が思い描いていた攻めでした。
逆に後輩の天然さはちょっとニガテだったかもしれません。
絵も小嶋さんらしいほんわかしたかんじでかわいらしかったです。
ずっとずっと気になっていた小嶋ララ子さんの作品。といっても今回は原作が渡海さんですが。「学生寮で、後輩と」は読んでいたので、リンク作品と気がつかずに買ってびっくりしました。
かわいいなあ、と始終にやにやしてしまいました。特に犬化した平野くんがかわいい。全部気持ちが筒抜けなのに、それでも頑張って意地を張ったり一緒にいたいと口に出してみたり。
「不適切な関係になったら退寮になる→迷惑になる」寮長の脅しがしっかりきいていて、でも一緒にいたいから好きって気持ちを出さないように隣にいようとする。ああもう、かわいいなあ。の一言です。
よくこういう設定のものは受けが攻めを避け始めて、おかしく思った攻めが問い詰めて実は好きなんですハッピーエンドだと思うのですが、一緒にいたがる平野くんはとてもかわいいと思います………かわいいしか言ってなくてすみません…
同じ部屋の南矢名も田崎もいい奴で、終始ほのぼの読み終えることができました。いつか自宅生がもつ森丘先輩のイメージも変わればいいな。
またララ子さんの作品を買ってみようと思います!
わんこキャラというとだいたい攻めの大型犬をよく見るのですが、ではなくて受けのチワワわんこキャラ。ひたすらかわいいです。小生意気だけどまっすぐな純情受けワンコが閉ざされた先輩の心を開くまでのストーリーが丹念に描かれているので、ただの甘いラブストーリーでも納得して読むことができました。
ワンコの平野くんがたまに犬として描かれてるのですが、小鳩先生の描く小型犬がものすごくかわいいです。
平野くんは、ただ純情なだけじゃなくて、ちょっとずるい側面もあるし、ワンコなだけじゃなくてきちんと男の子として描かれているところがすごくいいなと思いました。
また、小鳩先生の平野くんの描き方が素敵です。コマのたびにちょこまかと動たりぷるぷる震える小動物感満載の描写が最高に合っていました。
何も考えずただただかわいい受けを堪能したいときにおすすめの1冊です。
母親の再婚で1歳違いの義妹と義父が出来た主人公の晴斗は二人に気を遣い
寮がある進学校に進学するが、外部組であり、伝統的に新しく入って来た寮生には
先輩のお世話係が付く事になるが、そのお世話係は怖い噂もある先輩冬士。
しかし、教えてくれるはずも冬士は初めから晴斗の世話をする気が無くて
家でも疎外感を感じていた晴斗が寮でもそんな風にされ、寂しさを覚える。
不愛想で晴斗の世話を面倒だと思っていることが見える冬士だが、
次第に実は面倒見が良くて優しいと思わせる行動を感じさせられ、怖い第一印象が
次第に薄れ、晴斗は妙な噂のある冬士が本当はどんな人物なのか気になるように。
少し近づいたと思ったらバスケ部にまつわる冬士の黒い噂のことが原因で
また離れてしまう距離感。
冬士の優しさゆえの行動が切なくて、同時に冬士の中に出来てしまった澱が見える。
冬士の過去の出来事を同室のバスケ部員の同級生から聞き及ぶ晴斗だが、
自分の指導係にされたのは冬士の過去のこだわりを少しでも払拭させたいとの
冬士の同級生の心遣いだったと知り、冬士が優しいのは自分だけではないと、
誰にでも優しく特別扱いされていた訳ではないと知り何故かひどく落ち込む晴斗。
少しずつ晴斗の中で何かが育っていくような展開で、青春してる感じです。
冬士と晴斗の勝手な思い込みですれ違って今度は晴斗が冬士を誤解させ傷つける。
それを後悔し落ち込む晴斗が、偶然冬士の過去のこだわりになった相手と
偶然出会い、更に過去話を笑いのネタにしている相手を殴り倒してしまう。
大人しめで真面目だと思っていた晴斗との激しい一面ですが、
一途な先輩への思いも感じられるシーンで、その後の涙が余計に染み入ります。
冬士との出会いで、晴斗の心の成長も感じられるし、恋すると強くも弱くもなる
そんな風に感じる気がします。
晴斗の家族との自分から距離を置いてしまった溝も埋めて行く流れもあって
ほのぼのとした暖かな恋心を感じさせる話で素敵でした。