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9割方の作品がBLというよりメンズラブな、
いい年したおっさん同士の話です。
表紙から親父臭は感じられず、まさか橋本さんが親父を描くとは思ってなかったので、
読み始めた瞬間から大興奮でした…
表題作はバイのイタリア男×ノンケフリーライター
二人とも三十代だったかな?
じわじわと惹かれていく、落ち着いた関係で、ほっこりします。
攻めのディーノが、超かっこいいです。
受けも変に恥ずかしがったりせず、ノンケらしい反応で、
でもそんな三十路がときめいたりしてて可愛い。
番外編として、二人のその後のらぶらぶっぷりと
既刊の「恋とセンチメンタリズム」の健斗と智哉のらぶらぶっぷりを堪能できます。
もう一つは四十路同士の腐れ縁カップル
受け攻めは明確には決まってません。
同じ会社の別部署所属で、二人とも部長職。
方やクールで頼りがい・落ち着きのあるタイプ、
もう一方はメガネなのにチャラくて明るいタイプで、
全然雰囲気の違う二人ですがなんだかんだと腐れ縁が続いて
20年来の仲なのに今更!?まさか!?な二人。
なんとな~く、こっちに受け攻め収まっちゃうのかな~?と想像できるのと逆が好みなので、
明確に決まってないのはありがたかったり。笑
最後にファンタジー短編が一本入ってます。
前の二作とはかなり毛色の違う作品で、
俺様なイケメン魔物×魔法使いの血を受け継ぐかわいこちゃん高校生の話。
設定は分かりやすくて、端折るとこは端折ってよく出来てるな~と思います。
でも短編でファンタジーなので唐突感は否めませんが。
可愛い子受け本来苦手ですが、話全体が可愛らしくまとまってたのでこれはこれ、と、
なかなか楽しめました!
橋本さんの作品はよく女性キャラが出てくるのですが(今回だと四十路カップル)、
みんないい子でさっぱりしていて大好きです。
攻めや受けを引き立たせるためにやたらと悪く描かれたりしないので、気持ちよく読めます。
今回、既刊「スーツを脱いだら」に出ていた女の子が救われていて、幸せな気持ちになりました。
親父スキーで甘々スキーの方には超!おススメです。
劇的な展開やたっぷりとしたエロがあるわけではありませんが、
なんともほっこり温まる、落ち着いた作品集です。
前作between~からの方は、丸々1作1カップルでもないし、
エロは前作に比べると控えめなので肩透かしかもしれません。
『ふたりの熱量』
陽気なイタリア人、ディーノと突然始まった同居生活。
自分のテリトリーに入ってきたディーノに対し、龍之介は徐々に慣れ親しんでいく。
酒に酔ってグデングデンになった龍之介。
その頭をナデナデするディーノ、「もっと撫でろ…」と無邪気な龍之介にまずキュンときました。
実は結婚していた龍之介。自分の失態で破局してしまい、あいつを傷つけた自分が嫌いだと。龍之介はそれからずっとひとり。
龍之介のその淋しさを「人恋しい」とディーノは言い、身代わりでもいいと人肌で温める。
仕事でのすれ違いでディーノがそばにいない。
それがどんなに淋しいのかを自覚されられ、龍之介はディーノに思わず本音を言ってしまいます。
「早く帰ってこいよ──会いたいから」
そこからの行動はさすがイタリア男。情熱的です、ディーノさん!
『右か左か』
………あれ?オヤジは嫌いではないけど、好みでもなかったハズなのに…なんだよこれいいではないか!と開眼(笑)した作品。
ぶっちゃけ表題作『ふたりの熱量』より悶えました。
20年友人を続けてきた南海と北條。
ひょんなことから、擦りっこが始まります。
南海の唇ペロリがエロい……。
嫉妬、動揺、ごちそうさまです。
四十路のもだもだにこんなに悶えるなんて…。
本番はありませんが、それがまた妄想膨らむっつーね。
リバでもいいけど、初めは北條が突っ込んで欲しいなぁ、なんて。
だって南海サン可愛いんだもの。
南北のふたりはなんらかの形でハッキリさせてあげたいと思っております!の作者のお言葉、これから楽しみに待つことにします!
そしてやっぱり絵が素敵。
作家買いして損は無し!の画力です。
メガネを外して髪を乱した南海サンが萌えでした。
「伸るか反るか」を読んでこのカップルにすっかりはまり、その2人の馴れ初めが書かれた本があると知り、あわてて探して(現時点で売り切れや出版社取り寄せになっていて焦りました・・・)ようやく入手し、読む事が出来ました。
「伸るか反るか」カップルの話はコミックス後半の「右か左か」になっています。まずは、そちらから読んでしまいました。
馴れ初めエピソードもとても好きなノリで、本当に嬉しかったし楽しかったです。良いですね。長年親友だった2人が・・・というお話。本当に大好きです。
やはり今回も、北條と南海がここはグ○○○ウ○ドのし○ぶとみ○つるに見えて、萌え度も面白度も倍増でした。
それぐらい、北條×南海カップルはツボで・・・もっともっとこの2人の話を読みたい!!!と言う気持ちでいっぱいでした。
そして、後回しにはなってしまいましたが、表題作の「ふたりの熱量」も、好きな感じのノリでこれまた楽しめました。
ディーノと龍之介カップルが旅行先で寄ったカフェに登場する2人は、橋本先生の「恋とセンチメンタリズム」に出てきたカップルとのことで、そちらも読んでみようと思っています。
やっぱり橋本さんの絵ってきれいで好きだわ。
同時期に出た「between~」の方がインパクト合って、ついこちらの本はレビューし損なっていたようだけど、多分、私としては「between~」よりこちらの本の方が好み。
特に「右か左か」みたいな、長年親友をやってきて、ついうっかり一線超えて、初めて気づく、もう既に友情の範疇じゃなかったお互いの関係っていうお話がとっても好きで、それもどっちが攻めるかせめぎ合う展開だと更に好きで、決着つかないまま終わったのも好ましい。
この後の展開としてはリバってくれるとパーフェクッ!
気になっていた作家さん。修正は割と薄めでリアルだと聞きました。電子で買ったので白抜きでしたが…
3つの短編が収録されています。とても絵が綺麗でおしゃれな雰囲気。作者様はお酒や料理に詳しい方なのか、それらが所々魅力的に描かれていたのも素敵でした。
表題作「ふたりの熱量」バイ×ノンケ
受けの所に攻めのイタリア人がやって来て一緒に住むことになり恋人同士になるまでのお話。短編なので両想いになるまでが割と、とんとん拍子ですが綺麗にまとまっていてストーリーも面白かった。
他のコミックスに登場している(?)別カップルがちらっとでてきたのでそちらも気になります。
「右か左か」
高校時代から20年以上の付き合いがある四十路カップル。魔がさして擦りっこしてしまい、やっちまったー!からの両想い。いい年した男がもだもだやってるのが楽しいと作者様があとがきでも触れていましたがまさにその通りで、この作品が1番好きです。
凄く良かったんですが作中で本人達も触れている様に、四十路の割に若いのが若干気になりました。どっちが攻めるか受けるかの結果が「伸るか反るか」で描かれているそうなのでそちらも読んでみたいです。
最後に魔法使いだったり魔物が出てくる人外のお話が1話。こういうお話も描くんだ~と意外でした。人外ものはあまり好みでは無いので自分には合っていませんでしたが、全体的に楽しめた1冊でした。