咲人
「坂の上の魔法使い」の番外編。
ラベルの小さい頃~大きくなってからのあれこれ。
小話の詰め合わせ本です。
■【雑巾】
ラベルの「使役」が主人公のお話です。
使役が主の話という時点でいやな予感しかしませぬ~w
ラベルが使役に「雑巾ぬっといて」と布を渡すと…
使役はさっそくご主人様に喜んでもらえるような「美しい雑巾」を縫おうと作業に取り掛かります。
雑巾を美しく縫うとは!?w
使役はリー様のところに行き、金や銀の美しい糸をもらい、その糸で刺繍をし、キラキラした小さなアクセサリーをつけ、
雑巾としては余計なオプションがつきまくった「美しい雑巾」を作り上げたのでした。
その雑巾を気がつかずに使ってしまったリー様は、大切な石を傷つけてしまうことに;
ラベルに似て天然な使役に思わず和むのでした^^
使役欲しいけど使役は自分に似るみたいなので…BL本読んで萌え萌え叫んでる使役は…(汗)
■【使役の中】
使役の中には色んなものをしまえるというお話。
うらやましいと思いましたが、キノコの生えた服を出された日にはちょっとヤですよw(ラベルの体操服にキノコが生えていましたwww)
■【おさそい/40年後】
「尊きお方」がリーのところにやって我々のところに来ないか、とお誘いするというお話。
幼い頃も大きくなった今も、ラベルは天然でそそっかしい子なので、リー様はラベルのことが心配で、尊きお方の誘いに良い返事ができないのでした。
「まだまだ未熟者ゆえ…私がついてないと…////」とお誘いを断るリー様、実は相当な親バカなのでは!?
■【本の市】
ラベルが誘致した「本の市」が開催されます。
ラベルがリー様を本の市にお誘いするのですが、リー様が求めているような希少な本は「本の市なんかに売っていない」と一蹴され、断られてしまいます。
ところが、リー様が探していた本をある商人が「本の市」で売ろうとしていることが分かります。
リーは商人のところに交渉に行きます。
「どんな病も治る薬」とぶつぶつ交換しようとするのですが、商人は金貨を20枚用意しないと売らないと、譲ろうとしません。
そこでお金を持っていなかったリー様はラベルの所に行き、今までもらっていなかった顧問料をもらおうとしますw
しかしラベルにあっさり断られ。
ついに禁断の「金貨製造」を自らすることに!!!虫を使い、地脈から金貨を集めてきます。
魔法ってそういうことに使っていい術なんでしょうか!?www
人間じゃないから人間の法律なんか関係ないもんね~とか思ってそうです(汗)
そしてリー様はニセ金貨で、商人から見事に「欲しい本」を手に入れることができました。
その後、ニセ金貨が本の市で出回ったことがラベルの耳にも届くのですが、
ニセ金貨なのに本物の金貨より純度の高い「純金製」の金貨だったことにラベルは頭を悩ましています。普通、ニセ金貨と言えば粗悪な金貨なのに・・・w
本物の金貨より価値の高いニセ金貨が出てきたから困っているのです。
その横でリー様は「誰も損をしていないのならいいじゃないか」としれっとしています。
リー様、おそろしい子!!www
■【リーの木枠】
使役がリーの木枠がどこにつながっているのかと、ためしに木枠の中に入ってみるお話です。
■【雑巾その②】
雑巾のその後のお話。
相変わらずラベルの使役は雑巾の意味を分かっていない様子でしたwww
全体的にほのぼの本です。
ファンタジー世界の醍醐味が分かる人にはたまらない内容です。
やつらにまた会いたい!というかたがいらっしゃいましたら、ぜひお手にとって欲しいと思います。