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どうも、この人の作品、好きになれなくて。
どうしてなのか、微妙にずっと考えていたんですが。
この本を読んで、なんでそんなに好きじゃないのかが、ようやくわかりました。
多分、この人が書いている話の登場人物たちの価値観と、私の価値観とは大きくずれてるんだよね。
僕には、この人が「小悪魔」というものが、「小悪魔」に感じられないし。
「怖い」というものが「怖くない」し。
「愛」だというものが「愛」に見えない。
もっというのなら、超早口の後輩が、早口に見えなかったんです。
そんだけ、マシンガントークだって、言うのなら、もうちょっとマシンガンに見えるように書いてくれても、いいんじゃないかな? と、思います。
価値観が違うので、何もかも、おいてきぼりで。
残念ながら、ついていけませんでした。
今回の話にも、今までと同じように。
表題作のほかに、もう一つ話が入っているんですが。
これがまた、まったくもって「よくわからない」としか、言いようがない話なんです。
僕はこれを「愛の一つ」だって、理解できる日は、一生ないような気がします。
ちょっと、毛色の違った恋愛話が好きな人にはお勧めです。
思えばこの主人公達の登場するシリーズも
また作者さんが構成した作品世界の一部
なんでありまして、彼等が狂言回しになる
場合もあり得ると言う事なんですね。
この本編では辛うじて主役を張ってますが。
同時収録作、本編より一寸長いです。