日本最大級のハイブリッド書店
BLバブルの頃の作品としては割とそこそこ読ませます。
雛元[受]は美大を目指してますが2浪してしまった為に生活費だけは自分で何とかしろと言われてコンビニでバイトしている、比較的恵まれた浪人生。
そのコンビニに強盗が入り、偶然居合わせた客の篤朗[攻]が助けてくれるのです。
それをきっかけに強引な篤朗の押せ押せもあって、抜いてもらっちゃう雛元。
彼はお坊っちゃんだけあって、抜くのなんて男同士で当たり前という言葉を信じてしまいなし崩しでそんな仲に。
篤朗が元々、絵に関して天才少年と言われていた過去があり今は絵から遠ざかっているところや、喫茶店に飾られていた雛元の絵に魅かれ、その描いた本人にも興味を持つという辺りはストーリー的になかなか良いです。
しかし途中で入る、プチ事件がチープというか安っぽいというかこれなら入れない方が良かったんじゃ……というレベル。
主題となる軸のストーリーはなかなかいいと思います。
ただ事件うんぬんは正直蛇足でした。
発行時代背景を考えて、オマケ気味の萌で。