ボタンを押すと即立ち読みできます!
chi-co先生ダリア文庫初登場! 泣きたくなるくらい切ない恋物語
シリアス系や悲しい感じは「神」評価になりやすい私ですが・・・
すみません・・・すんごい今しんみりしていて
泣けてくる話でモヤモヤしながらも感動といいますか(;´Д`)
chi-co先生には珍しくシリアスといいますか
トーン抑えての作品でした
ですが本編のカップルがこれだけ、どんよりカップルなのですが
ちょい脇役カップルが温かいいちゃつきをみせてくれるので
ホッとします
受け様が「夢喰い」ということで
自分に向けられている好意を、受け様がその人の夢まで
寝ている時に飛んで、食べてしまい
次の日からその行為がなかったかのように、逆に嫌われている始末です
友達ならともかく、今回攻め様になる方に対しても
受け様は攻め様の好意を夢で食べてしまいます
現実では嫌われてしまうので、受け様は攻めて夢の中ではと
攻め様に抱いてもらいますが、これでハッピーエンド♪となりません!
最後の最後は読んでいて「これあと数ページしかないけど完結するの?」と
不安になるぐらいに読んでいる私は焦ってました(;^ω^)
本編はこれで完結!とはなりませんでしたが
今後この2人はどうなるんだろうと、
辛い日々が沢山ありそうですが、明るい未来が創造できる終わりでした
《夢喰い》直系男子長子が引き継ぐ、悲しい呪い。
相手が 自分に向ける好意を 夢の中で食いつくし、
相手は離れ 増悪な感情を向けられる。
その呪いは、あふれんばかりの好意をもらった時に、
次のものに引き継がれる。
伯父が 引き継いでいたその呪いを、大学生の志信に引き継がれる日がきた。
前日、好意を示していた相手が、翌日冷たい視線を向ける。
その事実を、目のあたりにして、傷つく。
とくに、志信自身が、好意をもっている「浅見」からの冷たい態度は。
めげずに、何度も関係を修復するが、その都度、「浅見」は忘れてしまう。
支えは、協力してくれる家族。しかし、もし志信が呪いを卒業したら、
それを引き継ぐのは、かわいい弟たち・・・
何度も 何度も 好意を持っても 失われる。
精神的に、きついのに、 志信はけなげに耐えしのぐ。
弟の優しい言葉が かえって辛く感じそうです。
《夢喰い》を根本から根絶やしにしないと、
弟思いの志信は、呪いから卒業方が辛そうです。
このストーリーはまだ 未決です
「志信」「浅見」の関係がループのまま、じれったくて、切なくて 悲しいです。ハッピーエンドを信じて続きを楽しみにしています。
不思議で、切なくて、いつまでも印象に残りそうな、ふとした瞬間に「その後」を想像してしまいそうな、そんな作品でした。評価件数は少ないけれど神率が高いのも納得です。
主人公の志信は、ある日「夢喰い」という特殊能力に目覚めてしまいます。自分に好意を寄せる人間の夢に侵入し、自分に対する好意を食べてしまう「夢喰い」…好意を食べられた人間は、その反動で「夢喰い」を極端に嫌うようになります。そんな数奇な運命に翻弄されて哀しいループに陥る志信と浅見。好意を寄せられ、その好意が消えて、嫌われて、また関係を再構築するーーその繰り返し。
何が切ないって、このループに浅見は気づいていないんですよね。それでもメゲない志信が…いわゆる健気受とはちょっと違うのですが、本当に健気で胸が締め付けられました。
あらすじを読むと救いがないように思うのですが、志信の希望とも言える存在がちゃんと用意されています。物語の「その後」を良い方に想像できるというのはハッピーエンド至上主義の自分にはとても大事なことなので良かったです。
刊行から1年半か…。続編を心から期待したいです。