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粉子すわるさんの作品はやはり品のある美麗な絵が素敵です!うっとり。
ストーリーはすごく深いというわけではないのですが微笑ましい感じでどのお話もよかったです!短編であることを踏まえても(私自身短編は大好きです)わずかに物足りなさも残ってしまうのですが、もう少し読みたいなどの欲はプラスに捉えます^ ^
また、お話の題材や舞台が素敵ですごく好きです。小樽とか列車とか水族館とか…個人的に○○急行とか魚とか好きなんです、あと道民だし(*´艸`)
《ビスク・ドール・レプリカ》
仕事で小樽に来た考と、考が昔小樽で見た綺麗な人形にそっくりなユウくんのお話です。
このお話はユウくんがめんこいです。「ふほうしんにゅう?」とか、ご飯がビスコとか、不器用でぷるぷるしながらパフェ作ってるとか、寝癖とか色々クスッと微笑ましくなります(*^^*)
色々ずれているのに意外と積極的なところもユウくんの魅力だと思います。ここでは考はまだこれから恋を実らせてゆくのだろうというところで終わっていますが、巻末の描き下ろしでは友達以上恋人未満ではありますが気持ちが少し進展していて、一緒に寝るシーンはとてもよかったです!
《はちみつねこ》
同じ猫カフェで働くつきあって半年の二人、ノンケの実とゲイのしずるが、そろそろキスからステップアップしたい…というお話です。最後はよかったね♪という感じです^ ^
《密室ファニーロマンス》前後編あり
スランプ中の画家アレジが友人の勧めで寝台列車の旅をすることになるが、泊まる部屋には恋人に殺されたアジア人の幽霊が出るという噂があり…そしてその部屋で幽霊と名乗る男と出会い、一目惚れして体を重ね、列車から連れ出したいと思うようになり…というお話です。
前後編あるのでよりまとまってますし、設定がおもしろくてよかったです(*゚ー゚*)
《人魚のいる景色》
水族館で泳ぐ姿を見て人魚のようだと一目惚れした渉と、一目惚れされた水暉のお話です。今まで人との付き合い方が軽かった渉が初めて水暉には悲しい顔をさせたくない、傷つけたくないと思うようになるという感じでした♪
今後の作品も楽しみです( ´▽`)
美麗な絵で、ずっと見ていても飽きません。
美人受け、というワードでピンと来るなら買った方がいいです!
*ビスク・ドール・レプリカ
考は数年前に見たビスクドールの美しさに心奪われていた。
そのドールを見た街に祖父のお店がある。
お店で働くことになった考は、あのドールとそっくりな少年と再会する。
*はちみつねこ
猫カフェで働く、ノンケくんと美人なゲイ。
付き合ってはいるものの、なかなか進展しなくって…
*密室ファニーロマンス
友人に勧められて乗った寝台列車。
スランプ中の画家が止まる部屋には恋人に殺された幽霊が出るという。
部屋に入るとそこにはお風呂上がりの美人な幽霊がいた…
*人魚のいる景色
水族館の水槽でダイバーとして働く彼に一目ぼれ。
彼の事で頭が一杯!彼に触発されて魚を飼うけど…
どの話も綺麗で何度も読みたくなる気持ちです。
今回は短編集でしたが、1冊丸々一つのストーリーを待ちたいですね。
粉子すわる先生のデビューコミックスです。
お話も絵も、とても美しいものを作られる作家さんだと思いました。
何ともいえない色気のある絵が魅力的です。
キャラクターの表情や独特な感じのする体のラインの描き方が色っぽくて良いなと思います。
特にお尻はすごく良いお尻でした…
昔見た人形にそっくりの少年。
寝台列車の客室に現れる幽霊。
水族館の水槽の人魚の様なダイバー。
そんな儚げなきっかけから始まる何処かファンタジーちっくなストーリーが美しかったです。
この他に猫カフェで働く二人のお話も、猫を使って作られている雰囲気が素敵だと思いました。
4作もの素敵な雰囲気を持ったお話が読めたのが嬉しい反面、1作1作をもうちょっとしっかり見てみたかったとも思います。
前後編の「密室ファニーロマンス」が割とちゃんとまとまっている感じがして一番好きです。
今後は、前後編かそれ以上の続き物か、もう少し長いストーリーを読んでみたいですね!
粉子先生の初コミックス。画力の高さに驚きます!
「ビスク・ドール・レプリカ」
考は、以前見た美しいビスクドールにそっくりな人間・ユウに出会う。
本の山から掘り起こされたユウが瞳を開けた瞬間、人形にスイッチが入ったみたい。
考と人形師に捨てられた過去を持つユウは、同じカフェで働き、同じ家に住み、だんだんと距離を近づけていく。
設定は現代だけど、古民家、寝る場所もないほど本が積まれた部屋、和装の部屋着と、昭和初期くらいの閉塞感と耽美な雰囲気が作品に流れています。
「はちみつねこ」
猫カフェで働く二人、ノンケの実から告白して、ゲイのしずると恋人になったけど、キスから先に進めず…どっちも焦れ焦れして求め合うのが素敵でした!
「密室ファニーロマンス」
スランプの画家が友人から豪華寝台列車の旅をプレゼントされる、その部屋には恋人に殺されたアジア人の幽霊が出るという噂があり、部屋にいた幽霊とカラダを重ね、また会いたい、彼を連れ出したいと画家は思いを募らせていき…
オチがわかるシーンは映画みたいにドラマチックです。
「人魚のいる景色」
遊び人の男が水族館のダイバーに一目惚れして口説き落す。あらすじは簡単だけど、水槽の中に彼を入れる夢や水の絵が綺麗で見惚れます。水槽の中でダイバーが悲しそうな表情を浮かべる夢は、遊び人が欲望のまま突き進んだ時の未来。そんな顔はさせたくないと思う、それで未来は変わっていく気がする。
ビスクドールの絵に惹きつけられ、はじまり2ページ目で作家買いしようと決めました!既刊3冊ですが判断は間違ってなかったです。これからも綺麗な絵と丁寧な仕上げを追いかけたいです。
粉子すわるさんのデビューコミック。
キレイな絵と、美人受けさんたちの
お尻のプリプリ感が良い感じです。
エロい場面でも何でもないのに
受けが女豹ポーズをとったり、
服の上からでもクッキリお尻の形が分かったりするのが何かツボでしたw
■「ビスク・ドール・レプリカ」
祖父がオーナーを務める喫茶店で働き始めた
料理人の攻め。
その喫茶店で働いている美少年は
子どもの頃見た美しいビスクドールに瓜二つで……。
美少年の受けは、手先が不器用で
部屋の中は本だらけ、主食はビスコ(笑)
という浮世離れした美人さん。
世話焼きで優しい攻めを好きになって
ズバッと告白しちゃう思いきりのよさも面白いです。
絡みはありません。
(描き下ろしでは一緒に寝るようになり少し進展)
受け、積極的な性格で
年齢も攻めとそんなに変わらないのに
そこは奥手なんですねw
あと二、三話あれば
受けの過去やビスクドールのエピ、
二人の仲の進展などもっと詳しく見られたのにな~
と思うと惜しいです。
昔ながらの喫茶店の雰囲気はいい感じ。
■「はちみつねこ」
猫カフェで働く店員同士。
ゲイの美人さんと付き合い始めた
ノンケ年下ワンコ攻めが
なかなかHできなくて焦れ焦れ。
めでたくHできて、一緒にお風呂にも入れて
良かったね☆というお話でした。
■「密室ファニーロマンス」(前後編)
スランプの画家が、友人の勧めで寝台列車の旅へ。
部屋にいる幽霊を好きになってしまうが…。
この幽霊、
最初は画家を騙しているのですが
何度も身体を重ね、愛されるうちに
画家に恋をしてしまう。
しかし正体を明かせないまま列車は到着地へ…。
古き良き時代の洋画のような
ロマンチックで洒落た雰囲気のお話でした。
収録作のなかで一番好きです♪
■「人魚のいる景色」
彼女にフラれたばかりの主人公が
水族館で働くダイバーに一目惚れ。
彼の影響で自宅でも魚を飼い始め……。
ダイバーは物静かな美人さんで素敵だけど
いつのまに主人公を好きになったの?
この話はちょっと消化不良でした。
絵や舞台設定にセンスの良さは感じるものの
それが話にあまり活かされていないのが
勿体ないなと思いました。
二話あった「密室ファニーロマンス」は良かったので、読みきりではなく、もっと長い尺で作品を読んでみたい作家さんです☆