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宮緒さんは初読みでしたが、笠井さんの美しすぎる表紙に釣られ購入。
内容をざっくりと。ネタバレしてます。
世間では生きにくい能力を持つ者たちが集まり、その力を武力として要人たちに売り込むことで莫大な利益を生み出す組織「エクス」。能力者といえども力を使って戦うのは疲労を伴い、その疲労を癒す能力を持つ者たちが「蜜花」と呼ばれ集められています。
エクスの中でもトップクラスの能力と強さを持つシナト。攻めの一人です。対して受けは蜜花の一人、ナギ。
能力者たちはたくさんいる蜜花たちの中から自由に選ぶことができるので、美しい蜜花はたくさんの能力者たちから貢いでもらえたり寵愛を受けることができます。そしてそれが有能な「蜜花」であるという証明でもあるのですが、ナギはシナトしか受け入れていません。でもシナトはナギを抱くことはなく。「蜜花」として教育を受けて育ってきたナギはシナトがナギを抱かないのは自分に問題があると悩むのですが、それには理由があって。
そんな中、ナギがエクスのリーダーであるエリヤに狙われるという事件が発生します。エクス随一の力を持ち、またエリヤの寵愛を受けるシナトですが、その彼がナギを守るために組織を裏切って組織と戦うのですが…。
というお話です。
なんといってもシナトがカッコいいです。何故ナギを抱かないのか、ナギを大切にするのか、そのあたりの事情は伏せんがはられているので早々に分かってきますが、ナギだけを守ろうとするシナトの想いにきゅんきゅんしました。
このお話は複数攻めで、もう一人攻めがいます。表紙の金髪の彼・イービスです。イービスもかっこよくて腰砕けになりました。彼はある理由からナギにひどいことを言ったりもするのですが、それでもナギへの愛情があふれていて、初めは反発していたナギがだんだんイービスに心を開いていく過程には思わずほっとしてしまいました。
シナトとイービス。どちらも組織トップクラスの能力者が互いの能力を駆使し助け合いながら戦うシーンには萌えまくってしまいました。戦うシーンももちろんですが、理由が「ナギを助けるため」というのが何とも萌えます。お互いライバルのような関係ですが、ナギとの3人での絡みはエロエロで鼻血が出そうでした。
ナギも初めは幼いのですが、シナトとイービスと関係を持つことで蜜花としての能力を開花させ、滴るような色気を放つようになる様はすごかった。
シナトとナギの関係、イービスがナギに固執する理由、エリヤがナギを捕まえようとするのはなぜか。内容も面白かったですが、笠井さんの挿絵が何とも色っぽくて。話にあっていて、すごく良かったです。
カッコよくて包容力のある攻めが好きなワタクシにはとても萌えの詰まった作品でした。
最初カバー絵を見たとき金髪と黒髪どっちがどっち?と思ってよく見たらその二人の間にもう一人いました、で3Pです。
やっと好みの3人恋愛の作品に出会えました。
出会いからまとまるまでの年月が長い。
幼い頃出会って、一人は兄のように真綿で包むような愛情を示し、もう一人は子供の好きな子いじめみたいにからかいながらも遠くから見守り愛し続けたという二人です。
カバー絵がなければ前者と結ばれてハピエンと疑わなかったのですけど…。
設定もとっても気に入りました。
傭兵や諜報員を派遣する秘密組織のメンバーである『犬』と彼らを癒す蜜のような存在。
組織に所属する者たちは全て超能力を持ち人並み外れた力を使って戦います。
その戦いの後狂った体調をまともに戻せるのは絶海の孤島の基地で待つ蜜である存在のみ。
戦闘シーンの迫力やスピード感、緊迫した展開、ギリギリな中で生き延びる彼らの行く先が早く知りたくてたまりませんでした。
面白くて独特な世界観や設定をこの1作で終わらせるのは惜しい。
とは言っても壊滅したと思った悪の組織が再興され、狙われるなんて言うんじゃ平凡な生活を楽しんでいる彼らが気の毒になってしまうんですけどね。
肝心の3人恋愛の方は、甘く優しい方とは誘い受け、
いじめっ子の方は強引に。
でも、二人とも好きになって離れたくない気持ちが徐々に溢れてきて、ライバル同士気の合わなかった攻め二人でしたがもうこうなったら3人でいいじゃんみたいな流れになるのが面白かった。
エピローグの後日談や番外ペーパーと小冊子ではどれも愛しすぎてヘタレな攻め二人に溺愛されすぎて困っちゃう受けがコミカルに描かれ、本編の切迫したシーンの連続の後にほんわかした気分になれました。
イラストも最高で、なんなら萌えの星もう一つ加えたいくらいです。
扉絵が2枚あるキャラ文庫でよかったあ!
なんか、宮緒さん一皮むけました?って感じでした。これまでの宮緒作品にみられた荒削りな部分がすっかり鳴りを潜め、持ち味を生かし好きなものを入れながらもしっかりプロの作品になっていて驚きました。
これまでも宮緒作品は好きだったのですが、それは好きなものを才気に任せて無邪気に爆発させているところをほほえましく見ている感覚で、この個性がどんな風に成長していくのか見守りたい気持ちだったんです。それがこの作品では、見守るのではなく、完全に観客として楽しませられました。
かなり独自の設定に難なく引き込んでくれるし、テンポもよい。それぞれのキャラに二面性があるので、ずっとイチャラブなのに飽きません。展開にも強引さが無くなり、非常に読みやすかったです。
お話は超能力傭兵集団の権力争いをバックに、女王資質のあるエロかわ受が兄と兄替わりを手玉に取る、というもの。当然、攻二人は犬ちゃんで、今度は闘犬と猟犬です。
特別犬に思い入れはなかったんだけど、犬の奥深さを教えられました。これからもぜひ犬作家としての地位をゆるぎないものにしていくことを願ってやみません。
表紙の笠井あゆみさんの絵に惹かれ、購入しました。この本で宮緒葵さんにはまりました。
3P、兄弟、溺愛、執着と自分の大好きな要素がてんこ盛りでした!!
超能力を使う任務に就いている犬と呼ばれるシナトとイービス。その犬をエッチで癒す仕事をしているナギ。ナギのところには毎回、シナトが来てくれるのですがいつも抱いてくれません。抱かないのには理由があるのですが…。そのシナトの普段の過保護っぷりとナギに危険が迫った時のかっこ良さときたら!!そして、もう一人の兄替わりのイービスに対する嫉妬心も読んでてキュンキュンしました。シナトとイービスに愛されているナギはだんだん色っぽくなってきてゾクゾクさせられるし、徐々に明らかになっていく真実にハラハラするし、最後まで飽きることなく読み終わりました。この本が気に入ったので、宮緒葵さんの他の本も読んでみたいと思います。
なかなかのお点前でした。
お話は良くも悪くもかなりのファンタジー設定。。嫌いじゃないけどね。
ただ、ところどころ不可解なとこがちょっと気になりました。
内容が濃いので一冊にまとめるのはもったいないし、無理があるかも…。
ま、それを差し引いても笠井あゆみ先生のイラストで、大大大満足♪♪
ナギの『蜜花』としての変化が見ものです。