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表題作きみと夜の果て

牧田総吾
瀬尾大輔

同時収録作品ルックミーベイベー

森川蕃
大学生
谷春樹
大学准教授、教授と身体の関係有

あらすじ

顔良し、成績良し、家柄良し。 三拍子そろった牧田総吾は もちろんカノジョにも不自由したことはない。 来る者拒まず、去る者追わず。 そんな牧田にも一人、気になる相手がいた。 瀬尾大輔。 彼については、あまり良くない噂も聞くけれど、 話すごとに惹かれていくのを止められず……。

作品情報

作品名
きみと夜の果て
著者
前崎もなか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801950603
2

(13)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
2
得点
19
評価数
13
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

描き下ろしが一番良かった

【きみと夜の果て】
高校生同士で、共通点がないように思えた二人だったけど、意外な趣味が一致して盛り上がって…というものです。

あとがきによると
1話「本当はBLな童話」
2話「ろくでなし」
3話「黒歴史」
4話「禁欲」

という Qpaの各号の掲載テーマに沿って作られたお話のようです。

そのテーマに沿ったうえで、さらに続き物として読める作品という課せられた事情があったようで、何も知らないで読んだときは、攻めは女の子をやり捨てしているし、何だかなぁと…と思っていたのですがそういう訳だったのですね。そういう事情を知った上で読み返してみました。

1話「本当はBLな童話」
顔も成績も家柄も良くて校内でも目立って、女にも不自由しない攻めと、無表情でマイペースな受けが、共通の趣味を持つ仲間である事を知りちょっと気になりかけた…という段階が描かれています。

2話「ろくでなし」
攻めが女の子をやり捨てている描写あり。ろくでなしそのものです。そして更に受けの事が気になって仕方なくなる攻め。

3話「黒歴史」
中学生の頃の先生にセクハラまがいのことをされていた受けの過去が明かされる。そして攻めが告白するんだけど、まだ受けはつきあうのを認めた訳ではないけど完全拒否でもない状態。

4話「禁欲」
付き合ってると言い切れない宙ぶらりんの状態の二人で、攻めもどうするべきか悩んでいる。その一方で女に手を出すのが早いくせに自分には手を出してこないのは、もう飽きたのかも…と思っている受け。

頑張って良くまとめたと思います。だけど一本のお話として好きかと言ったら別問題で、ちょっと薄味というかあっさりしているというか…。

ろくでなし、黒歴史、禁欲、なんて描こうと思ったらいくらでも重くなりそうなテーマなので、もっとドロドロするかと思いきや重さを感じない。
重くて歪んだ描写が得意な作家さんだったらもっとヘビーな流れになりそうだけど、こんなテーマでもこの作家さんが描くとあっさりふんわりしてしまうので、重いテーマはきっとお得意じゃないんだろうなぁと。

【ルックミーベイベー】
「出歯亀」がテーマ。記憶に残らず…。

【デレ期】
表題作の描き下ろしで大学生の二人が描かれています。制約がないこちらが一番作家さんの持ち味が出ていたと思います。これが一番良かったです。

おまけして「萌」です。表紙が青が印象的でとても良いと思います。

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1

好みが分かれそうな話

貞操観念が強い人は、ご注意を。

とりあえず、攻が最低くんです(笑)
あらすじの通り、顔良し、成績良し、家柄良し。
だけど手が早くて女の子やり捨て、でもチャラ男ではなく、いわゆる優等生遊び人。
また受も、天然みたいな、でも気が強い部分もある子。
受攻とも、どことなく掴みどころが無く、読めない性格です。
とはいえ設定がぶれてる、という訳でも無いのがなんとも。
受とは共通の趣味から親しくなり…初恋のような初々しい展開になってます。
展開的には悪く無いのですが、女の子やり捨てとかはね~あまりいい気持はしないです。

また、同時収録作品も、受がビッチとかいう訳ではないのだけど、教授と身体の関係があり。
それも、利害関係とかなら仕方ないかなーと思わなくもないけど、そうでもなさそう。
また攻くんも、それはどうよ!?な台詞を言います。

絵は結構好みなんだけどな~。残念。

2

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