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「おとなのおしごと」が何度も読み返すぐらいもんんんのすごく良くて、他著作も読みたいと思ってたところにちょうど半額だったのでポチリ。
この頃の絵柄は顔や頭がやや縦長になりますが、それでも相変わらず美麗ですね。
特に体が美しいし、大好きな相葉キョウコさんの絵柄にも似てる。
計3作の短編が収録されています。
①表題作はDK同士、「園芸部の真面目君xツンデレ帰宅部」。
ピアノで「花のワルツ」を弾くとあって、「え、もともとオーケストラ用じゃなかったっけ?」と思い、動画検索して聴いてきましたが、全く違和感なくてびっくり!
ピアノver.もいいですね~。
私自身、「プロのピアニストを目指していたけど手をケガしてセミプロに切り替えた男性」を知っているので、すごく親近感がわきました。
しかも椎名さんってちゃんと男性の手が描ける貴重な作家さんなんですよ・・・。
普段真面目な攻めが我慢できなくなる描写が素晴らしかったです。
②同じくDK同士、「霊感アリxオカルトマニア」。
オカルト好きなのでこれも良かった!
③「酒造の御曹司xバーテン」。
ホテルの企画で日本酒のカクテルを考案するという設定が面白く、月魄(げっぱく)という言葉が実際に存在するのを初めて知りました。
「月の精、月神」の意味で、「魄」はたましいの意味だそうです。
相変わらず勉強なるわぁ~BLって。
攻めの方言がポロっと出るのも可愛いし、受けも色っぽい。
ただ・・・お仕事BLとしてはイベントの準備でありえない描写が多くて萎えました。
あと1点間違い発見:
フレア・バーテン "ティ" ングではなく「フレア・バーテン "ディ" ング(Flair Bartending)」です。
以上、1点だけ不満はあるものの、トータルで大満足だったのですごくオススメです。
最後に大事なこと!
上記の表ではえろ「標準的」表記ですが、大いに異議あり!
①②③全部えろいです!えろえろです!
さすが椎名さん!
あざっす!
表題作「恋爛漫」前後編
園芸部の一匹狼 北上淮×適当に高校生活を送る訳ありボーイ 芹沢哉。
園芸部所属の北上は毎日、花壇に水をやったりして花の世話をしています。
そんな北上を芹沢は、何かに夢中になってもロクなことないと悲観的な見方しかできないのでした。
それには芹沢の過去が関係していて…。
ある日、芹沢は犬に追われて北上がお世話をしていた花壇にダイブして荒らしてしまいます。
その責任を取れと花壇のお世話をするはめになった芹沢。
最初は仲間達にからかわれ、嫌々するも次第にやりがいを感じて行って一匹狼だった北上とも仲良くなっていきます。
こちらのお話は再会ものだったりします。
おでこにキスとか、北上を意識するあまりぎこちなくなってしまう芹沢がとても可愛いです♪
見た目も美人さんでキュンキュン。椎名秋乃さん描くキャラ達は皆、容姿端麗で眼福ですね(*´ω`*)
芹沢を前にすると余裕をなくして肉食系になっちゃう北上もイケメンで萌えてしまう。
エッチまでの展開が早い気もするけれどお互い好き同士みたいだったし、そこは元気いっぱいの男子高生ってことで。
何にも夢中にならなかった芹沢も夢中になれるものを見付けられてよかったね(*´∀`*)
もっともっと北上と芹沢の恋物語を見たいと思ってしまいました。
帯に『自虐なヤンデレ』とありましたが、芹沢はヤンデレでもそこまで自虐的でもない気がするのですが…。
「となりのこっくりくん」
謎の転校生 永見京汰×友達ゼロのオカルトマニア 黒羽唯月。
オカルト大好き唯月に恋をした転校生の永見。
唯月は超絶美人なのだけれどオカルトにしか興味が無く全く相手にされない永美なのです。
ひょんなことから一緒にこっくりさんをすることになって…。
無事呼び出せたかと思ったら永見の様子がおかしくなり、唯月に襲い掛かって無理矢理…。
そのおかげで二人の距離は近づき、めでたく恋人同士に?!
正気をすっかり失ってしまった永見に襲われるシーン、不覚にも萌えてしまったw
この二人のお話ももっと読みたいよぉ!!
「月に恋し、海より愛し」前後編
酒造の御曹司 柏拓海×バーテンダー 二宮月也
がっちり目のバーテンダー二宮がまさかの受け。
ちょっぴり意表をつかれて私はイマイチ入り込めなかったのですが、人付き合いに一線を引いてるところがあった拓海が二宮によって心開いていくところはやはりキュンとしてしまいます。
二人の名前をとってつけたカクテルもロマンチックです。
口絵カラーイラストも美麗でうっとりしてしまいますね。
描き下ろし「恋爛漫‐その後‐」
恋人同士になった二人のお話です。向日葵畑でのロマンスも可愛い(*´ω`*)
芹沢のすけすけシャツ色っぽいです。
もっと読みたいと思うお話もあって満足の一冊でした♪
椎名秋乃さん作品は、私個人としては大人同士よりも学生カップルのお話の方が好きだったりします☆
表題作、絵はきれいだし、お話の展開も高校生らしくて、なかなかいい感じに、フンフンと読んでいたのだが、
あれ?
落丁?
ここまでの、この展開で、
いきなり全部はいるのかー、、、
最後ページ数が足りなくなった?
エロが必要なのかもしれないけど、ここまで育んできた物が、なんか裏切られた感じ。
エロは必要なのかもしれないけど、ちょっと残念。
いきなり挿入に至るにしても、同録の「となりのこっくりくん」のように、いきなり何かに憑依されて襲いかかる!みたいな方が、納得しやすい。
「月に恋し~」は、まさかの黒髪受けだったので、ちょっとびっくり。
やはり椎名先生の作品は今回もエロかったです。(笑)
でもそこがまた良いですね。
今回の表題作の攻めがすごく無表情な男の子で気持ちがわかりづらいですがたまに見せる照れとかいいですね〜
あと、受けがなんだかんだツンデレ、、?
そこが萌のポイントかななんて思いました。
とりあえずやはりエロい。
今回の作品は少し軽い内容な気がしましたが読みやすかったです。
中身がしっかりあって重いのが好きという方にはおすすめしません。
学園物あり、オカルトあり、お仕事物あり…と
バラエティに富んだ作品集。
どの話もそのテーマにガッツリ踏み込んで
描かれており、エロシーンも濃いめなので
読んでいてなかなか引き込まれます。
■「恋爛漫」前後編&描き下ろし
やりたいこともなく仲間とつるんでいる受けは
ひょんなことから園芸部の攻めと仲良くなり
一緒に花壇の手入れをすることに。
が、それを良く思わない仲間達に花壇を荒らされ……
「人と違うこと」を良しとしない
日本の学級の閉塞感、若者の虚無感……
そんなシリアスなテーマも感じさせつつ
ラストはほのぼのラブラブて幸せな読後感。
過去の挫折がトラウマとなり
何かに夢中になることを恐れていた受けが
攻めに愛されることでその傷を乗り越えて
いけそうなラストが良かったです。
植物を通して心を通わせていく二人の様子や
ラストのラブラブで激しいHシーンなど
萌え要素も手堅く押さえられた表題作でした。
■「となりのこっくりくん」
攻めが一目惚れしたクラスメイトは、美人だけど
重度のオカルトオタク(しかし霊感はゼロw)。
実は霊感持ちの攻めは、受けの気を引きたくて
一緒にこっくりさんをやってみるが……
この話の面白いところは
霊にとりつかれた攻めが
そのまま受けを襲ってしまうところ!!
いつものワンコキャラではない悪霊顔の攻めが
恐ろしいやら可笑しいやらw
その後、正気に戻った攻めとのHも激しいです。
バディ物としてシリーズ化できそうなお話☆
■「月に恋し、海より愛し」
バーテンダーの受けが
老舗酒屋の一人息子(攻め)と仕事をすることに。
常にリアクションの薄い攻めと打ち解けるため
飲みに誘ったりするうち、彼に惚れられてしまい…
酒の蘊蓄や、プロジェクトが軌道に乗っていく過程など仕事描写はしっかりしていますが、攻めが受けを好きになる流れがやや唐突な気も。
バーテンが男前なので
こっちが攻めでも良かった気がします。
ガタイのいい年上がアンアン言ってるのが
好きな方にお奨めなお話しです☆