ボタンを押すと即立ち読みできます!
表題作は全2話+描き下ろし14ページ。
受けは、他人に触れるとその人の感情にシンクロしてしまう特異体質。
人と関わらないようひっそり過ごしていたのに、クラスメイトの不良(攻め)と席が隣になり、パシリに使われるようになり…という話。
受けの設定はよくあるものだけに、もう少し表現に工夫が欲しかったかも。
シンクロするシーンの表現が言葉での説明中心なので、ちょっと物足りなかったです。
特に、攻めの気持ちを知るクライマックスのシーンは、もう少し視覚的に盛り上がりが欲しかったです。
前半のコーラのシーンは絵的にインパクトがあって良かったのですが。
ラブストーリーとしては、受けが女子でも成立するような話なので、BLというより少女漫画を読んでいるような感覚でした。
泣いたりときめいたり恥じらったり、反応が完全に恋する乙女なので。
攻めは、ツンデレ攻めにしてはデレ成分が多すぎるような?
子猫を可愛がっていたり、受けを見て赤面したりと、わりと早い段階でデレの部分が見えてしまったので、展開に意外性も感じられませんでした。
同時収録作として、
生徒×先生、年上×ビッチ、幼なじみの三つの読みきりが入っていました。
設定はバラエティに富んでいますが、ビッチ受けの話以外受けがウジウジ悩んでいるパターンが多く、代わり映えしないのが惜しいかなと感じました。