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ページのほとんどが、裸と水気と受けの「アヘアへ」だった^^;
初・由比作品
表紙 ピンクで花でプリ尻で股間に生タッチ~
帯 「揺さぶられる淫楽に心も体も縛られる」
「漿果から滴る甘狂おしいーーーをねぶる、至福」
主人公の朱鷺は、従兄の慎一郎宅に居候しながらバイトで「売り」をしている。
「20才になったら放り出せば良い」と親戚が慎一郎に言っていたから、大好きな慎一郎の所から出ていく時の為に蓄財をしなければいけないし、自分は頭は悪いし淫乱だから丁度良いもの。
慎一郎の所に来るまで親戚中をたらい回しにされ、行く先々で蔑まれ男共の餌食にされてきた自分。
だから、出会いの時に優しい声を掛けてくれた慎一郎にも、淫乱な自分は嫌われていると決め込んでいます。
慎一郎は、従弟の朱鷺の話を聞き可哀想だと思っていたのに、朱鷺と会った途端、嫌っていた親戚連中と同じじゃないか?自分の中で疼くものに悩むんですね。
慎一郎は、28才のリーマンです!
朱鷺も、幼い頭ながら17才!
「お前ら!いい加減にしろー!」と怒鳴りたくなる程、問題解決に動かない2人!
「好き」「しよう」「お願い」って一言で済むのにー
「キスは慎一郎だけ」って正直に言えば良いんだよー
思い適って体を繋げても、次は無い・・・そりゃイカン切ないよー
ジレジレのこの間に朱鷺はバイトに行き、それにまた慎一郎がイラッとなって、朱鷺は慎一郎の前で竦む、このループが続きます!
焦れさせておいての、ラストの面目躍如、慎一郎が朱鷺が気にしている「淫乱」を、明るく訂正してました^^
「淫乱」を「開発された」「感度が良い」ってポジティブ変換して言ってくれる慎一郎に、そういうちょっとしたのが大切だな―って思いましたv
エロ過ぎると萎える橘だし、爺さんやらモブとのHが多いけど、読後にもたれなかったです。ヤっている事ハードな割に「サクエロ」でした。
由比さんのエロエロ作品、設定は痛いのですが受け様が魔性的なエロ好きなので
受け様視点で見ると痛さは感じないけれど、攻め様視点だと気の毒で可哀想な子供。
幼い時から叔父たち親戚連中に肉体的ないたずらを日常的にされて来た受け様。
二十歳を期に、従兄弟である攻め様に引き取られ暮らす事になるのですが
ホントは攻め様が大好きだけど、攻め様は自分を性的な意味では可愛がってくれない、
受け様は毎回淫らな身体の欲求を抑えられず行きずりの関係を続けて、終われば攻め様に
迎えに来てもらうという歪な関係を続けている。
ホントは攻め様も受け様が好きで可愛くて仕方ないけれど、受け様の過去を知っていて
受け様が自分の意思で喜んで抱かれているのではなくて、開発された身体を
自分の意思ではどうしようもないと言う病気だと思っているので手を出さない。
それでも、1度だけ攻め様に抱いてもらった時に、受け様は攻め様が好きだったので
抱いてもらえた事に喜びの涙を流したのですが、攻め様はそれを嫌だと勘違いして
それからは指一本触れないようになるんです。
相愛の二人が誤解を解いて恋人同士になるまでのお話ですが、それまでは受け様の
奔放なエロが堪能出来るお話です。複数プレイ、凌辱、ピアスと結構ハードですが
受け様自体がエロ好きなのでシリアスにならない内容です。
由比さん初読みでこれっきりです。
おそらく纏め買い(よく覚えてない)の1冊で、特にこれをと選んで買ったわけではないので、正直読んでびっくりしました。『・・・なんだこれ!?』って感じです。
こういう『H特化』とでも言うべき(黒ラキだからね)作品を読むのは、これが初めてだったかもしれません。もともと作家買い中心で、決まった好き作家さん以外はあまり読まないので。
なんというか『H度エロエロにするための』あれこれを片っ端から詰め込んだ感じです。いちばん根っこの慎一郎と朱鷺の『ラブ』はともかく、それ以外はもう朱鷺の淫乱ぶりを堪能する作品なんでしょうか。
それ以外何もないというのか・・・すみません、私はちょっとこれは楽しめませんでした。
しかしこれ、朱鷺が『淫乱・Hなしではいられない』という設定だから悲壮感はあまりないんですが(内容はすごいです。まさに地雷原の如く読み手を選ぶ危なそうなネタ満載)、朱鷺がそういうキャラクターじゃなければ、イタタすぎて少なくとも私は読めませんね。
私にはまったく合わなかったです。