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最後に作者様も描かれていましたが、最初の作品から13年経ったのですね…
お疲れ様でした。
そして、13年読み続けていた自分にもお疲れ様?
今回は、完結編という事もあり、敦也の心情の最終的な変化や、他のカップルの今後を匂わすような話も織り交ぜつつ、大団円という感じでした。
もう、ある程度内容的にも落ち着いていたシリーズでしたので、特に凄く大きな変化や出来事があるわけではなく、キャラの年齢も上がったからか絵もスリムに、少々淡々とした感じを受けてしまったのが、残念なところ。
もっとキャッキャウフフとした(別にエッチではなくて)恋人らしいところを見たかったかも。
敦也の心情が、ずっと堂々巡りなところもありましたから、致し方ないのかな、とも思いますが。
どうせなら、結婚(養子縁組)までいっちゃえば良かったのに~
失恋マニアから始まったこのシリーズ。
愛されたい。
誰かの唯一になりたいと求め続けた敦也の渇望を優しく甘やかす事で埋め尽くした山崎。
その過程で起こる様々な試練も、支えられ、諭され、伝え合う事で、より確かな絆を育んでいく。
そんな二人を無事見守る事が出来ました。
最初からテーマがブレることはなかったと思いつつも、段々敦也を通して作者の伝えたい想いに覆われるようになってからは、少し趣旨が変わったようにも感じました。
思わず続いた嬉しさはありましたが、続き過ぎてしまったが故のマンネリ感もあり手放しで完結を喜べない複雑さもあります。
それでも聖の成長に驚かされ、名倉の変わらない不器用さに安心し、なんだかんだと大団円。
まだまだ気になる部分はあれこれあり、多少の未練が後を引きますが、やはり一言。
お疲れ様でした。
呟かざるにはいられませんでした。
とうとうこの本でこのシリーズは終了ということなんですね。
なので今までのカップリングが大集合なのですが
最後にしてはパンチが無く今までとそう変わらない盛り上がり。
やはり保坂さんが見守る立場で終了だったのは残念。
川邊が悪いわけじゃないですが
保坂さんに甘やかされる劉が好きだったんですよね。
そして最初は誰かと思った聖。
すっかり大人っぽくなっちゃって…。
相変わらず名倉さんは子ども扱いしてるみたいだけど
対等なお話も読みたかったな。
と最後まで私にとっては何かスッキリとはしない完結となりましたが
好きだったシリーズが終わってしまうのは寂しいですね。