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書店で表紙買いした一冊になります。
兄弟格差や家庭の四面楚歌を鍵に物語は進んでいきます。
冒頭から中盤までは、お兄さんがグレた経緯や
好きが故にそんなお兄さんを蔑んでしまう弟さんの描写が多め。
以降は物語の展開が早くなり、互いの誤解も解けて
心の距離も一気に縮まります。
母親とも和解するシーンもありストーリー重視な気もしました。
おセッセは濃くも薄くもなく、愛を確かめるような雰囲気です。
兄弟物でストーリー重視な方にはおすすめです!
表紙の雰囲気から、もっとシリアスなのかと思ってましたが、
さほどでもなかったなぁ…という印象です。
チビキャラの絵が多用されていて全体的に可愛らしかったり、
劣等感を持つ受けの兄(表紙右)が、
最初は暗いオーラを出していたのに意外とあっさり、
攻めの弟(表紙左)にほだされて笑顔をよく見せるようになったりで、
ちょっと肩すかしで、あれれ?と思いました。
内容☆
受けの兄は、中学受験に失敗して親に絶望され、
仲良しだった年子の弟にも失望し裏切られたような視線を向けられ、
それ以来すっかり家族との間には溝ができていた。
それが、弟からキスをされたことがきっかけで、
弟は兄への真剣な恋心を、兄はそれまでの苦しい気持ちを吐露して、
誤解を解いて分かり合い、家族としての形を取り戻していく…
そんな感じのお話でした。
弟×兄で恋仲になることが、
母親とのわだかまりを溶かすキッカケにもなるので、
逆に親孝行!かのような流れで(親には恋仲なのは内緒だけど)、
ガチ兄弟モノでよくある背徳感はほとんど感じられませんでした。
分かり合えたのはよかったね…なんですが、
(特に母親と分かり合えた展開はよかった!)
恋愛面としては、若い2人が感情にまかせて突っ走ってる感じで、
一気に想いを吐き出し合って、一気にくっついてしまって、
う~~ん、心には響きづらかったなぁ…。
弟と兄が顔を突き合わせて話しをする場面が、
結構ながーーーく続くのは、構成としてもどうなんだろう…
ちょっと所々拙さが見え隠れ…しているようで気になりました。
( 偉そうにすみません…m(__)m )
カバー下の、
弟がヤンキー漫画を読んでる理由なんかはとても可愛かったので、
明るい話でギャップ萌えとかの方がキュンときそうなのになぁ~
そう思ったのですが、どうでしょう?